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教師のNG思考

不正解から考える自分の伸ばし方

教師のNG思考

思わず誰かのせいにしてしまう〔他責思考〕/手段がいつの間にか目的になってしまう〔手段の目的化思考〕/成長を阻害してしまう〔「横並び・安定・事なかれ」思考〕/柔軟性に欠けてしまう〔極論思考〕/成果が出にくくなってしまう〔無自己分析思考〕/子どもの可能性を狭めてしまう〔学校内価値過大視思考〕 教師として成長するための、確実で近道になる方法は「正解」を見つけることではなく、これら「NG思考」を避けること。

定価 1,980円(税込)

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※新刊出来次第出荷
送料無料
著者 土居 正博
出版年月 2021年02月
在庫 未刊・予約受付中

こんな経験はありませんか?

○尊敬する先輩教員2人から異なるアドバイスをされた
 「いざというときには、しっかりと叱れることが子どもの信頼につながるんだよ」
 「どんなときでも叱ることは良くないよ。自立心を奪ってしまうからね」
○本によって、書かれている内容が正反対だった
 「すべての子どもが安心して学習できるように、あくまでも教師主導の丁寧な指導が基本である」
 「教師は前に出ず、子どもの自主性を尊重した方がよい。トラブルが起きても子どもにとってはいい経験である」

一体、どちらが「正解」なのでしょうか?
主張は正反対ですが、教育においては実はどちらも「正解」です。
目の前にいる子どもの状況、学級の雰囲気、さらには教師の人柄など、さまざまなファクターに左右され、そのときの「正解」が変わるからです。
このように教育に絶対的な正解はありません。しかし、避けるべき不正解はあります。
子どもをしっかりと成長させられる教師になるためのカギは、
正解ではなく、むしろ不正解――「NG思考」の方にある
のです。

誰もが陥ってしまう可能性のある、6つの「NG思考」

本書で扱う「NG思考」は6つです。

〇思わず誰かのせいにしてしまう 他責思考
〇手段がいつの間にか目的になってしまう 手段の目的化思考
〇成長を阻害してしまう 「横並び・安定・事なかれ」思考
〇柔軟性に欠けてしまう 極論思考
〇成果が出にくくなってしまう 無自己分析思考
〇子どもの可能性を狭めてしまう 学校内価値過大視思考

一見すると、どれもあまりにも「NG思考」であることが明らかすぎて、「さすがに自分は大丈夫だろう」と思ってしまうものばかりでしょう。
しかし、これらは、気が付かないうちに陥りやすい「NG思考」ばかりなのです。
例えば、「褒める」という行為。
「NG思考」とほど遠いように見えますが、場合によっては褒めることでかえって、教師の価値を押し付け、子どもの可能性を狭めてしまうことも……。
本書では、このような例を「学校内価値過大視思考」と呼び、「早く行動できること」「教師の言いたいことをすぐに理解できること」「板書をノートに丁寧に写せること」が学校内では評価されやすい事柄だと紹介しています。
このように「NG思考」には、「よかれと思って」や「熱心であるがゆえに」陥ってしまう側面があるのです。

教師も子どもも前向きに成長していくために

「NG思考」に陥るのは、ある種の防衛機制と言えます。
先生には子どもが好きで責任感が強く、熱心な方が多いです。
熱心であるがゆえに、なにか問題やうまくいかないことが起きたとき、自分の心を守るために「NG思考」に陥ってしまうようです。
「NG思考」に一度陥ると、抜け出すのに苦労します。
それは「なぜ、うまくいかないのか」「どうやったら改善できるのか」をうまく分析できない状況だからです。
その原因を分析するためにも、改善に向かうためにも、まずは「NG思考」を知ることが大切です。
「NG思考」を避けることで、子どもたちと自分なりの、そのクラスなりの正解に辿りつくことができます。
「NG思考」を排して辿りついた「正解」は、目の前の子たちにしか通用しない「正解」かもしれません。
しかし、それを模索し子どもと辿りつけるのが教師の喜びなのだと、著者である土居先生は語ります。

さあ、あなたも「NG思考」を知り、子どもたちとともに、自分なりの「正解」に辿りつくための第一歩を踏み出しませんか?

〔著者紹介〕

土居正博(どい・まさひろ)

1988年生まれ。神奈川県川崎市立公立小学校に勤務。創価大学大学院教職研究科教職専攻修了後、現職。全国国語授業研究会監事。国語教育探究の会会員。教育サークル「KYOSO’s」代表。季刊誌「教師のチカラ」編集委員。教育サークル「深澤道場」所属。
2015年「わたしの教育記録」(日本児童教育振興財団主催)にて「新採・新人賞」受賞。2016年「わたしの教育記録」にて「特別賞」受賞。2018年「読売教育賞国語教育部門優秀賞」受賞。2020年「優秀論文賞」(国語科学習デザイン学会)受賞。
著書に『1年生担任のための国語科指導法』、『初任者でもバリバリ活躍したい教師のための心得』、『クラス全員が熱心に取り組む! 漢字指導法』(いずれも明治図書出版)、『「めあて」と「まとめ」の授業が変わる 「Which型課題」の国語授業』(分担執筆)、『子どもの「全力」を育てる 国語科指導ことば50』、『「繰り返し」で子どもを育てる 国語科基礎力トレーニング』(いずれも東洋館出版社)がある。
最新の研究・実践はTwitterアカウント「@masadoi413」にて発信中。

〔本書の構成〕
はじめに

序章
 なぜ「NG」なのか
 「不正解」を設定し、それを避けることで力量が高まっていく
 「NG思考」は「NG手法」を生み出すもとになる

1 他責思考
 他責思考とは
 テストの点数が悪いのは子どものせい?
 教師にとっては「たかがテスト」、子どもにとっては「されどテスト」
 いきなり授業中の発言を求めない
 子どもが挨拶しないのは子どものせい?
 「モンスターペアレント」と名づけてしまえばラクになれる!?
 なぜ他責思考に陥るのか―自分を守るため―
 他責思考の問題点―「無意識のうちに」陥り、指導改善がなされず、力量が上がらない―
 他責思考を乗り越えよう―とはいえ全て自責思考ではきつすぎる……―

2 手段の目的化思考
 手段の目的化思考とは
 「教師が言わない」のが良い授業?
 子ども達から出てこなければ……教師がきちんと教えればいいだけのこと
 漢字はノートに何度も書かなくては覚えられない?
 音読の宿題は「音読カードにハンコを押してもらうこと」?
 挙手にこだわることは「手段の目的化」か
 「聞く姿勢」ばかり指導しても、子どもは聞けるようにはならない
 板書にこだわるのは良いけれど……
 子どもの興味をひきつけることも行き過ぎると……
 宿題も「手段の目的化」してはいけない
 「子どもを叱らない」のは何のため?
 手段の目的化は教師の自己研鑽にも
 教師の自己研鑽は何のためか
 手段の目的化はなぜ起こるのか―様々な要因―
 手段の目的化の問題点―成果がでにくく、それに気づきもしなくなる―
 手段の目的化を乗り越えよう―「目的」に立ち返る意識をもつ―

3 「横並び・安定・事なかれ」思考
 「横並び・安定・事なかれ」思考とは
 横行する横並び主義―「学年で揃えましょう」!―
 本当の意味で「揃える」ことは不可能に近い
 若手は特に注意したい―横並び主義による思考停止―
 若手教師には自分で考えさせるように周りの教師がサポートすべき
 何を揃え、何を揃えないべきか
 「横並び主義」の問題点と乗り越え方
 「安定志向」は教師の進歩を妨げる
 行き詰まりを見せた「一人一役当番システム」
 行事提案も少しの改善を加えて
 「安定志向」の問題点と乗り越え方
 「事なかれ主義」―「ごめんね、いいよ」指導(?)―
 強く指導すべき時にも強く出られない
 子どもの怠けを追及できない
 「一枚ももらえない子がいたらどうしよう……」
 「事なかれ主義」の問題点と乗り越え方

4 極論思考
 極論思考とは
 「基礎か活用か」に対する私の考え
 内容か形式か
 丁寧な指導か、自主性を重んじた指導か
 ハウツーか理論か
 教師中心か子ども中心か
 一斉指導か話し合いか
 極論思考に陥る要因
 極論思考の問題点
 極論思考を乗り越えよう

5 無自己分析思考
 無自己分析思考とは
 「モグモグタイム」をやってみたが……
 「こわい先生」でいようとしすぎて……
 自分が置かれている状況の分析も
 無自己分析思考に陥る要因
 無自己分析思考の問題点
 無自己分析思考を乗り越えよう

6 学校内価値過大視思考
 学校内価値過大視思考とは
 教師が言う「育った」は本当に成長か
 「早くできる」ことだけが良いことか
 先生の言うことを聞けることが有能な証なのか
 学校内価値過大視思考に陥る要因
 学校内価値過大視思考の問題点
 学校内価値過大視思考を乗り越えよう

おわりに―「不正解集」の価値とは―

参考文献一覧
はじめに

序章
 なぜ「NG」なのか
 「不正解」を設定し、それを避けることで力量が高まっていく
 「NG思考」は「NG手法」を生み出すもとになる

1 他責思考
 他責思考とは
 テストの点数が悪いのは子どものせい?
 教師にとっては「たかがテスト」、子どもにとっては「されどテスト」
 いきなり授業中の発言を求めない
 子どもが挨拶しないのは子どものせい?
 「モンスターペアレント」と名づけてしまえばラクになれる!?
 なぜ他責思考に陥るのか―自分を守るため―
 他責思考の問題点―「無意識のうちに」陥り、指導改善がなされず、力量が上がらない―
 他責思考を乗り越えよう―とはいえ全て自責思考ではきつすぎる……―

2 手段の目的化思考
 手段の目的化思考とは
 「教師が言わない」のが良い授業?
 子ども達から出てこなければ……教師がきちんと教えればいいだけのこと
 漢字はノートに何度も書かなくては覚えられない?
 音読の宿題は「音読カードにハンコを押してもらうこと」?
 挙手にこだわることは「手段の目的化」か
 「聞く姿勢」ばかり指導しても、子どもは聞けるようにはならない
 板書にこだわるのは良いけれど……
 子どもの興味をひきつけることも行き過ぎると……
 宿題も「手段の目的化」してはいけない
 「子どもを叱らない」のは何のため?
 手段の目的化は教師の自己研鑽にも
 教師の自己研鑽は何のためか
 手段の目的化はなぜ起こるのか―様々な要因―
 手段の目的化の問題点―成果がでにくく、それに気づきもしなくなる―
 手段の目的化を乗り越えよう―「目的」に立ち返る意識をもつ―

3 「横並び・安定・事なかれ」思考
 「横並び・安定・事なかれ」思考とは
 横行する横並び主義―「学年で揃えましょう」!―
 本当の意味で「揃える」ことは不可能に近い
 若手は特に注意したい―横並び主義による思考停止―
 若手教師には自分で考えさせるように周りの教師がサポートすべき
 何を揃え、何を揃えないべきか
 「横並び主義」の問題点と乗り越え方
 「安定志向」は教師の進歩を妨げる
 行き詰まりを見せた「一人一役当番システム」
 行事提案も少しの改善を加えて
 「安定志向」の問題点と乗り越え方
 「事なかれ主義」―「ごめんね、いいよ」指導(?)―
 強く指導すべき時にも強く出られない
 子どもの怠けを追及できない
 「一枚ももらえない子がいたらどうしよう……」
 「事なかれ主義」の問題点と乗り越え方

4 極論思考
 極論思考とは
 「基礎か活用か」に対する私の考え
 内容か形式か
 丁寧な指導か、自主性を重んじた指導か
 ハウツーか理論か
 教師中心か子ども中心か
 一斉指導か話し合いか
 極論思考に陥る要因
 極論思考の問題点
 極論思考を乗り越えよう

5 無自己分析思考
 無自己分析思考とは
 「モグモグタイム」をやってみたが……
 「こわい先生」でいようとしすぎて……
 自分が置かれている状況の分析も
 無自己分析思考に陥る要因
 無自己分析思考の問題点
 無自己分析思考を乗り越えよう

6 学校内価値過大視思考
 学校内価値過大視思考とは
 教師が言う「育った」は本当に成長か
 「早くできる」ことだけが良いことか
 先生の言うことを聞けることが有能な証なのか
 学校内価値過大視思考に陥る要因
 学校内価値過大視思考の問題点
 学校内価値過大視思考を乗り越えよう

おわりに―「不正解集」の価値とは―

参考文献一覧

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