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四訂 若い先生のための理科教育概論

四訂 若い先生のための理科教育概論

1996年初版の超ロングセラーに待望の最新版が登場!戦後の混乱期から理科教育に携わってきた著者が、教員志望の学生や若い先生に贈る理科教育のバイブル!新学習指導要領の全面実施を前に伝えたい、これから重視すべきこと、これまでと変わらず大切にしたいこと。

定価 2,484円(税込)

カートに入れる クレジット決済は送料無料
著者 畑中 忠雄
出版年月 2018年08月
在庫 在庫あり
すべての理科の先生にとってのバイブル!

1996年の初版以来、22年間愛されている超ロングセラー『若い先生のための理科教育概論』。
このたび、待望の最新版が完成しました!
現行版を全面的に見直し、平成29年版学習指導要領に完全対応しています。

著者が理科の先生になったのは1954年。
理科の実験道具も満足に揃えられないような時代でした。
そんな戦後の混乱期からICT教育全盛の現代まで理科教育に携わってきた著者が、
理科教育の神髄をぎゅっと一冊にまとめたのが本書です。
小学校から高等学校まで、すべての理科の先生にとってのバイブルとなること間違いなし! 

若い先生にはもちろんのこと、教員志望の学生さんにも最適。
教育実習についての丁寧な解説には、著者からの熱いエールが込められています。

戦前から脈々と続く理科教育のあるべき姿を受け継ぎながら、
新しい学習指導要領が目指す理科授業の未来を見据える、まさに不易流行の一冊です!
はじめに

第1章 理科教育の目標
1.理科の目標
2.学校における理科教育
第2章 日本の理科教育の歴史
1.戦前から戦時下の理科教育
2.戦後の理科教育
第3章 現在の日本の理科教育
1.理科の学習指導要領はどのように変わってきたか
2.2017(平成29)年の学習指導要領改訂
3.小学校学習指導要領
4.中学校学習指導要領
5.高等学校学習指導要領
〔学習指導要領 要約〕
第4章 世界の理科教育
1.アメリカ
2.イギリス
3.ドイツ
4.理科の授業と健康教育
5.ナショナル・カリキュラムと理科教育
第5章 理科の授業と指導計画
1.指導計画作成のための基本的な考え方
2.指導計画作成の手順
3.指導計画作成までの具体例
第6章 理科の授業と教材研究
1.教材研究の進め方
2.指導案の作成
3.指導の結果の検討と記録の作成-学習指導の評価
第7章 理科の授業と観察・実験
1.観察と実験
2.観察・実験の意義
3.生徒実験と演示実験
4.望ましい観察・実験とは
5.観察・実験の計画と準備
6.観察・実験の実施
7.観察・実験に関するその他の事項
第8章 理科の授業とICT
1.初期の情報機器
2.現在のICT 機器
3.ICT 機器や教材の利用上の留意点
4.ICT 機器や教材に関するその他の問題
第9章 理科の授業と指導技術
1.導入
2.発問
3.板書
4.その他の指導技術
第10章 理科の授業の実践
1.授業の計画と実際の授業の進め方
2.授業を進める上での問題点とその対策
第11章 理科の授業と安全指導
1.観察・実験と事故防止
2.危険を伴う実験と安全対策
第12章 理科の授業と野外学習
1.野外学習の意義
2.野外学習の進め方
3.野外学習の問題点と対策
第13章 理科の授業と環境・防災教育
1.環境教育の目標
2.学習指導要領での環境問題の取扱い
3.いろいろな場での環境教育
4.理科の授業と防災教育
第14章 理科の授業と評価
1.評価とは
2.評価の機能
3.評価の観点
4.評価の手順
5.指導目標の分析と評価規準の作成
6.評価の場面
7.評価の方法
8.これまでの評価を踏まえて
9.観点別評価の具体例
第15章 理科の教育実習
1.教育実習の意義とねらい
2.理科の教育実習
3.教育実習生の態度,心構え
4.教科としての教育実習指導計画

若い理科の先生へのメッセージ-理科を教えて半世紀- 

おわりに
6 観察・実験の実施

 計画した観察や実験のねらいと位置づけが明確になり、予備実験や準備が終わると、いよいよ授業ということになる。観察や実験の授業での留意事項にはいろいろあるが、その主なものを以下に示す。
 ① 目的、ねらいを徹底させること
 ② 安全を第一に、危険防止に留意すること
 ③ 常に全体の進行状態をチェックすること
 ④ やり方が間違っているグループがないか、チェックすること
 ⑤ できるだけ全員の子どもに参加させること

(1)ねらいの徹底
まず、目的やねらいの徹底ということであるが、先生の頭の中では、当然のことながら観察や実験のねらいが明確になっている。それを子どもに十分徹底し、納得させることが観察や実験を成功させるための第一歩である。何を調べるために実験するのか、何を見いだすために観察するのかという目的意識をしっかりもたせることが、子どもにとっても満足できる結果をもたらす鍵になる。ひと通りの説明が終わって、「何か質問はないか、では始めよう」といったときに、子どもがすぐに席を立って器具や材料を取りに来たり、電源装置をコンセントにつないだりしたときは、その観察や実験に対する目的意識が確立されている証拠である。

(2)実験中の指示
観察や実験が始まれば、全体の進行状態はどうか、方法が間違っているグループがないか、危ないことをやっている子どもがいないかなどをチェックしながら、必要に応じて指示を出すことになる。
 しかし、観察や実験に夢中になっている子どもには、このような指示が聞こえにくい。必要なものは事前に徹底させておき、事故防止の注意のような場合は別として、実験中の指示はなるべく少なくしたい。そのかわり、実験中に先生が何かいったら、それはとても大切な指示である、すぐ静かにして注意を聞かないと危険なのだというようなことを、十分に習慣づけておく必要がある。

(3)机間巡視
観察・実験の授業のとき、机間巡視をこまめに行うことが大切だといわれる。しかし、ただ実験机の間をうろうろすればいいわけではない。先に挙げた観察や実験中の留意事項の確認など、しっかりした目的をもった巡回でなければならない。場合によっては教壇のところを動かないまま、各グループの様子を注意深く見回し、必要に応じて、そのグループのところに行って指導するという方法でもいい。
 例えば加熱や気体の発生のような危険を伴う実験の場合、あるグループで事故が起こると、その対応に気をとられて、全体への目配りが疎かになりやすい。ところが、このようなときには同じ事故が他のグループでも起こりうる状態になっている。まず全員に行動のストップを指示した上で、落ち着いて事故の処理に当たるような心構えをもちたい。机間巡視は回る道筋に沿った、いわば「線の指導」であるが、全体に気を配る「面の指導」も忘れてはならない。
 一方、机間巡視は個別指導のよい機会でもある。もちろん、観察や実験がうまく進むようにするのが本来の目的ではあるが、理科が好きな子どもには、やや程度の高い疑問を投げかけたり操作をやらせたりする、理科に興味のない子どもには、うまくいくようなヒントを与えたり手助けをするなど、子どもとのコミュニケーションを図るよい機会となるのである。講義中心の授業では難しい生活指導のようなものも、このような機会に取り入れてみたい。
 近年、個性・能力に応じた指導というものが強調されているが、子どもたちを別々の教室に分けて、違う教科を選択させるだけがそれではない。こうした毎時間の授業の中で一人ひとりの子どもに声をかけ、学ぶ喜びを与えていくのが本当の個性尊重なのではないかと思う。

(4)次の時間の準備
観察や実験の授業は神経を使うものだが、その合間にもう一つやらなければならないことがある。それは、次の時間の準備である。子どもの様子を見ながら、足りない薬品や壊れた試験管などを補充し、生徒が返却してくる器具を整理し、その授業が終わった時点で次の授業の用意ができ上がっていなくてはならないのである。そのためには、事前に片付けについて細かく指示すること、日頃からガラス器具の洗い方や器具の返却の仕方など、基本的な指導をしっかりやっておくことである。

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