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道徳の評価で大切なこと

道徳の評価で大切なこと

道徳科の「評価」の決定版が登場! 道徳の教科化に携わった赤堀博行先生が、理論と実践の両面から「評価」を徹底解説! 「道徳科の評価って何を書けばいいんだろう?」「いま行っている評価で大丈夫なんだろうか?」「道徳の評価について1から勉強したい」・・・など、道徳科の評価を行うすべての先生にオススメの1冊。

定価 2,268円(税込)

カートに入れる クレジット決済は送料無料
著者 赤堀 博行
出版年月 2018年10月
在庫 在庫あり

道徳科の「評価」の決定版!

道徳の教科化に文部科学省教科調査官としてたずさわった赤堀博行先生(現・帝京大学教授)が、理論と実践の両面から「評価」を徹底解説!
「道徳科の評価って何を書けばいいんだろう?」「いま行っている評価で大丈夫なんだろうか?」「道徳の評価について1から勉強したい」・・・など、道徳科の評価を行うすべての先生にオススメの1冊です。
  
 

6学年すべての評価例を掲載!

各学年1時間の授業を取り上げ、授業中の子どもの発言等からどのように学習状況を見取り、評価していくのかを説明します。
道徳科の評価というと何だか難しく感じている方もいるかも知れませんが、誰もが初めて行うことですからまったく問題ありません。本書を読んで、道徳科の評価のイメージをつかんでいきましょう。
 
 
 

道徳の評価で大切なこと

道徳科に限らず「評価」とは、子どもにとっては自らの成長を実感し学習意欲の向上につなげていくものです。
教師にとっては、自らの指導の目標や計画、指導方法の改善・充実など授業改善に生きるものでなければなりません。
道徳科のねらいは子どもの道徳性を養うことですが、道徳性が養われたか否かは容易に判断できるものではありません。そのため、子どもの学習状況や成長の様子を適切に把握して評価することが求められます。
 
ここでは、1年生「かぼちゃのつる」(文部省、道徳の指導資料 第3集 第1学年)を例に、授業における学習状況の把握と評価例を少しだけみてみましょう。
 
【主題名】わがままをしないで(A 節度、節制)
【ねらい】わがままをしないで、規則正しい生活をしようとする態度を育てる。
   

【授業における評価のポイント】

T1 車にひかれてつるを切られてしまったかぼちゃはどんなことを考えたでしょうか。わがままをし過ぎて失敗してしまったね。そのときは、どんなことを考えたかな。ワークシートに書いてみましょう。(ワークシートに書く活動)それでは、発表してもらいましょう。
C1 みんなの注意をちゃんと聞けばよかった。
T2 みつばちやちょう、すいかや子犬の注意を聞けばよかったということですか。
C1 人の注意を聞いていれば、ひかれなかったです。悲しい。
 
◆(学習状況の把握)みつばちやちょうなどの注意を、「人の注意」と一般化していることから、C1は問いに対して自分事して考えている。
(評価例)節度、節制の学習では、自分が度を過ごして失敗した経験を基にそのときの思いを想起し、失敗しないようにしたいという思いをふくらませていました。

  
T3 周りの人たちがせっかく注意をしてくれたのだから、それを聞いた方がよかったですか。
C1 そうすれば、悲しい気持ちにならなかったです。
T4 続いて発表してくれる人はいますか。
C2 わがままをしてしまうこともあるのですが、し過ぎると失敗するからしないほうがいいなあ。
T5 わがままをしてしまうこともあるのですか。
C2 ときどきわがままをしてしまうことがあります。
 
◆(学習状況の把握)C2は、かぼちゃに自我関与して、自分の経験を基に考えている。
(評価例)節度、節制の学習では、自分の経験を振り返りながら、度を過ごさないようにすることの大切さを考えていました。

 

目次

  
【第1章】公教育における教育評価
公教育としての学校教育
法令に基づく学校教育
公教育における教育評価の根拠
1 学教教育法と学校評価
2 学校評価ガイドライン
 
【第2章】学習指導要領と学習評価
中央教育審議会答申における学習評価の考え方
1 学習評価の目的と基本的な考え方
2 評価の三つの観点
3 評価に当たっての留意点等
学習指導要領における学習評価
1 学習指導要領の性格
2 学習指導要領における学習評価の変遷
 昭和22年 学習指導要領一般編(試案)
 昭和26年 学習指導要領一般編(試案)
 昭和33年以降の学習指導要領
3 平成29年の学習指導要領における学習評価の考え方
 
【第3章】これまでの道徳教育の評価の考え方
これまでの道徳教育の評価の考え方
昭和33年の学習指導要領
小学校道徳についての評価
1 道徳教育における評価とその特質
2 道徳性の評価
昭和43年の学習指導要領
昭和52年の学習指導要領
平成元年の学習指導要領
平成10年の学習指導要領
平成20年学習指導要領
 
【第4章】道徳科の評価の基本的な考え方
学習指導要領に示されている道徳科の評価
道徳科の評価の基本的な考え方
1 道徳科における評価の意義
2 道徳科で行う評価の対象
3 学習状況や道徳性に係る成長の様子についての評価とは
4 道徳科の評価における配慮事項
道徳科の評価の実際
第1学年の指導と評価「A節度、節制」『かぼちゃのつる』
第2学年の指導と評価「B友情、信頼『二わのことり』
第3学年の指導と評価「A善悪の判断」『よわむし太郎』
第4学年の指導と評価「C家族愛」『ブラッドレーのせいきゅう書』
第5学年の指導と評価「A正直、誠実」『手品師』
第6学年の指導と評価「A自由と責任」『うばわれた自由』
補助簿を活用した学習状況の記述
道徳性に係る成長の様子の把握の実際
道徳科の評価のイメージ
 
【第5章】道徳科の評価と指導要録、通知表
指導要録に関わる基本的な考え方
これまでの指導要録と道徳教育
1 「行動および性格の記録」と「道徳性の評価」との関連
2 「行動の記録」の変遷
指導要録に記載する道徳科の学習状況等
通知表に記載する道徳科の学習状況等
1 通知表と指導要録の関係
2 道徳科の学習状況等を通知表に示す意義
3 道徳科の学習状況等を通知表に示す上での配慮事項
【第1章】公教育における教育評価
公教育としての学校教育
法令に基づく学校教育
公教育における教育評価の根拠
1 学教教育法と学校評価
2 学校評価ガイドライン

【第2章】学習指導要領と学習評価
中央教育審議会答申における学習評価の考え方
1 学習評価の目的と基本的な考え方
2 評価の三つの観点
3 評価に当たっての留意点等
学習指導要領における学習評価
1 学習指導要領の性格
2 学習指導要領における学習評価の変遷
 昭和22年 学習指導要領一般編(試案)
 昭和26年 学習指導要領一般編(試案)
 昭和33年以降の学習指導要領
3 平成29年の学習指導要領における学習評価の考え方

【第3章】これまでの道徳教育の評価の考え方
これまでの道徳教育の評価の考え方
昭和33年の学習指導要領
小学校道徳についての評価
1 道徳教育における評価とその特質
2 道徳性の評価
昭和43年の学習指導要領
昭和52年の学習指導要領
平成元年の学習指導要領
平成10年の学習指導要領
平成20年学習指導要領

【第4章】道徳科の評価の基本的な考え方
学習指導要領に示されている道徳科の評価
道徳科の評価の基本的な考え方
1 道徳科における評価の意義
2 道徳科で行う評価の対象
3 学習状況や道徳性に係る成長の様子についての評価とは
4 道徳科の評価における配慮事項
道徳科の評価の実際
●第1学年の指導と評価「A節度、節制」『かぼちゃのつる』
●第2学年の指導と評価「B友情、信頼『二わのことり』
●第3学年の指導と評価「A善悪の判断」『よわむし太郎』
●第4学年の指導と評価「C家族愛」『ブラッドレーのせいきゅう書』
●第5学年の指導と評価「A正直、誠実」『手品師』
●第6学年の指導と評価「A自由と責任」『うばわれた自由』
補助簿を活用した学習状況の記述
道徳性に係る成長の様子の把握の実際
道徳科の評価のイメージ

【第5章】道徳科の評価と指導要録、通知表
指導要録に関わる基本的な考え方
これまでの指導要録と道徳教育
1 「行動および性格の記録」と「道徳性の評価」との関連
2 「行動の記録」の変遷
指導要録に記載する道徳科の学習状況等
通知表に記載する道徳科の学習状況等
1 通知表と指導要録の関係
2 道徳科の学習状況等を通知表に示す意義
3 道徳科の学習状況等を通知表に示す上での配慮事項

道徳科の評価に関して、平成28年から29年にかけて、国会(衆議院予算委員会などで)質疑が行われました。質問の骨子は「道徳心や愛国心について評価するのか、成績をつけるのか」ということでした。この質問に対してさまざまな答弁がなされましたが、道徳心や愛国心について評価するのかと問われれば、答えはノーです。成績もつけません。 本書をお読みいただいてお分かりのように、道徳科の評価の対象は、道徳性を養うための学習状況であり、道徳性を養うための学習に見られる成長の様子(第4章3-⑵を参照)です。道徳心といった道徳性や愛国心といった道徳的価値が評価の対象ではありません。あくまでも、子どもが道徳科においてどのような学びをしたのかということです。伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度に関わる学習で伝統と文化を尊重できるようになったのか、国や郷土を愛する態度が育ったかということを判断することではないということです。我が国の伝統や文化を自分の経験やそれに伴う感じ方、考え方を基に考えたか、国や郷土を愛することを自分自身に引き寄せて、言い変えれば自分事として我が国の伝統、文化との関わりについて考えたかということです。 また、道徳科の評価とは、学習の姿、言い変えれば学習の過程におけるよさを切り出して記述するということで、成績と行った学習の出来栄えを記述するということでもありません。 子どもたちが今後出合うであろうさまざまな問題に対応していくときに、自ら考え主体的に判断し、実践することができるようにするために、道徳的価値の理解を基に自己を見つめ、道徳的価値やそれに関わる事象を多面的・多角的に考え、自己の生き方について考えを深める学習をどのように行ったのか、そうした学習を通して子どもたちの学びがどのように成長したのかを把握することが大切なのです。 子どもたちや昨日よりの今日を、今日よりも明日をよりよく生きようとする思いを膨らませることができるよう、先生たちが確かな指導観をもって道徳科の評価に努めてくださることを期待しています。

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