学校においてなされる性別分化のとトランスジェンダー生徒の葛藤の関係に取り組んだ「トランスジェンダー生徒の学校経験」ほか計4つの論稿を掲載。及び、「教育社会学と教育実践」および「文化的再生産」に関する教育社会学の研究動向を整理した2つのレビューを掲載。
論稿
中学生の学校適応メカニズムの実証的検討 林川 友貴
マイノリティに非排除的な学校への変容 二羽 泰子
トランスジェンダー生徒の学校経験 土肥 いつき
学校における児童の新たな行動様式はどのように成立するか 岡本 恵太
研究レビュー
教育社会学は教育実践にいかに貢献しうるか 渋谷 真樹・加藤 美帆・伊佐 夏実・木村 育恵
文化的再生産をめぐる経験的研究の展開 大前 敦巳・石黒万里子・知念 渉
書評
山中冴子[著]『オーストラリアにおける障害のある生徒のトランジション支援』 伊藤 秀樹
佐藤博志・岡本智周[著]『「ゆとり」批判はどうつくられたのか』 須藤 康介
本田由紀[著]『もじれる社会』 中澤 渉
元森絵里子『語られない「子ども」の近代』 丹治 恭子
小島文英[著]『ミャンマーの社会科』 岡本智周
吉田文[編著]『「再」取得学歴を問う』 尾中 文哉
河上婦志子[著]『二十世紀の女性教師』 塚田 守
寺沢拓敬[著]『「日本人と英語」の社会学』 ましこひでのり
三浦綾希子[著]『ニューカマーの子どもと移民コミュニティ』 芝野 淳一
北澤毅[著]『「いじめ自殺」の社会学』 牧野 智和
篠崎武久氏の『教育効果の実証』の書評に応えて 平尾 智隆・梅崎 修・松繁 寿和
佐藤香氏の『高度経済成長期における家事労働者形成過程の再検討』の書評に応えて 増田 仁
須藤康介氏の『「ゆとり」批判はどうつくられたのか』の書評に応えて 佐藤 博志・岡本 智周
中澤渉氏の『もじれる社会』の書評に応えて 本田 由紀
丹治恭子氏の『語られない「子ども」の近代』の書評に応えて 元森絵里子
岡本智周氏の『ミャンマーの社会科』の書評に応えて 小島 文英
尾中文哉氏の『「再」取得学歴を問う』の書評に応えて 吉田 文
塚田守氏の『二十世紀の女性教師』の書評に応えて 河上婦志子
牧野智和氏の『「いじめ自殺」の社会学』の書評に応えて 北澤 毅