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カップは満たされてる?

カップは満たされてる?

スターバックスの「人」をつくりあげ世界一の企業へと成長させた元社長が綴るビジネスファンタジー。リーダーに必要なこと、企業にとって大切なことを、魔法のカップを巡る素敵な物語を通して伝えている。著者の経験がめいっぱい詰まった成功の秘訣がここに!

定価 1,512円(税込)

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著者 ハワード ビーハー
川添 節子
出版年月 2017年11月
在庫 在庫あり
読者のみなさんへ 1
まえがき(ジェフ・ブロットマン) 2
プロローグ 17
第1章 リーダーへの第一歩 18
第2章 知ること 30
第3章 責任 38
第4章 好奇心 46
第5章 価値の判断 58
第6章 安易な道 68
第7章 変容 76
第8章 協力 84
第9章 チーム 92
第10章 信頼 100
第11章 価値ある道 108
第12章 危険 116
第13章 真実 122
第14章 無駄 132
第15章 希望 138
第16章 暴走 144
第17章 寛容 152
第18章 目的意識 160
第19章 苦難 166
第20章 管理 174
第21章 勇気 180
第22章 幻影 186
第23章 絆 192
第24章 究極の宝物 204
リーディング・ガイド 210
ディスカッションのための質問 214
あとがき 218
謝辞 221
訳者あとがき 223
 魔法のカップの物語にようこそ。これは会社を舞台にした冒険物語だ。現代の寓話といってもいいだろう。このなかで起こることはつくりごとだが、伝えたいことは本物だ。わたしが身をもって体験したことだから。  結局のところ、わたしたちの心に残り、導いてくれるのは、人から受けた指示や文書、リーダーシップにまつわる教訓、きれいにまとまったパワーポイントではなく、ストーリーと経験なのだ。大きな計画と小さな勝利、実践と試練、絶望と歓喜、粘りと執着、あともう少しというところでの失敗とめったにない成功――こうしたことがひとつの真実を教えてくれる。それは、成功は自分たちより大きな何かを信じたときに手にすることができ る、ということだ。  共通の目的を持った人々がひとつにまとまるとき、魔法は起こる。みんなが正しい価値観を持って、正しいことをすればおのずとそうなるだろう。これはチームのみんなといっしょにその魔法を探す、いや、魔法を生みだす物語だ。  冒険を楽しんでほしい。                                    ハワード・ビーハー 〈中略〉  太陽が雲をおしのけて顔をのぞかせたころ、ヴィンス・ステッドファストは地下駐車場を出て歩きはじめた。これから向かうところについて考えながら、落ち着いていこう、と自分に言いきかせた。  自分の役職を考えれば、あまり張りきって見えるのは格好が悪い。しかし、胸の高鳴りは抑えきれなかった。一歩一歩着実にキャリアアップしてきたという自負はある。ゆっくりと、だが着実に進む夫を誇りに思う妻は、夫を評して〝氷河〞という。しかし、この日、彼は大きく飛躍しようとしていた。  ハーケンの街は輝いていた。  ステッドファストの大いなる冒険のはじまりを祝福するかのように、いつにも増して輝いて見えた。ハーケンには文化、イノベーション、チャンス、そして美しい景観がある。  躍動感とエネルギーがあふれる街として、世界に知られるようになってからすでに半世紀以上がたつ。  さらにこの十年のあいだに、グローバルな経済危機に直面しても繁栄しつづける街として、ほかの街に刺激を与える存在となっていた。ステッドファストはそんな街を自慢に思い、自分が微力ながらその繁栄の一端を担えることをうれしく思っている。  そんなハーケンでひときわ目立つ建物が、ステッドファストの左手にあるヴェリティ・タワーだ。街のどこからでも見える頂上のクリスタル製のクーポラが、その土台のドームに反射した光を浴びてダイヤモンドのようにきらめいている。  タワーの美しさは、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビル、ロンドンのロイド本社ビル、ドバイのブルジュ・ハリファにも劣らないと評されているが、ステッドファストに言わせれば、ヴェリティ・タワーのほうがはるかに美しい。その壮麗な姿には王者の威厳がある。  あそこには魔法がある。  ステッドファストはそう思ってから、自分でも驚いた。魔法なんて、おとぎ話や手品の世界にしかない、非現実的なものじゃないか。自分の人生には縁のないものだ。まして仕事でお目にかかることはない。仕事で〝魔法〞が起こるとすれば、それはハードワークの賜物だ。自分の仕事に真剣に取り組んできちんとこなせば、結果はついてくる。  ステッドファストはそう信じていた。  そして、信じていたとおりになった。この日、ステッドファストはヴェリティ・グラスワークス社のCEOとして初日を迎えたのである。歴史ある同社は、昔からこの町を代表する優良企業だ。創業は百年以上前にさかのぼり、熟練の技が光る繊細で美しいガラス製品をつくるガラスメーカーとしてスタートした。  その後、市場の縮小や経済環境の変化もあって、そうした事業からは数十年前に撤退したものの、その一方で推し進めた事業転換が奏功し、いまでは国内でも有数のガラス瓶メーカーとして収益を保っている。  昔はマントルピースの上の飾られていたヴェリティの製品は、いまでは冷蔵庫や食糧庫のなかにある。昔を思って嘆く人もいる。ヴェリティはまったく別の会社になってしまった、と言う人もいる。しかし、ステッドファストにはわかっていた。アートは贅沢品で、商売にするなら必需品だ。

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