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授業改善8つのアクション

学び合えるチームが最高の授業をつくる!

授業改善8つのアクション

定価 1,998円(税込)

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著者 石井 英真 編著
出版年月 2018年07月
在庫 未刊・予約受付中
地方だからできる…地方なのにできる…ではない!
全国どこの学校でも、教師が本気になれば必ずできる「授業改善」のすべて

授業の形式化を回避し、現場の自律的で地に足のついた授業改善につなげていく上で、私たち教師が追究してきた創造的な授業の蓄積に目を向ける必要があります。すなわち、「練り上げ型の授業」を通じて、主体的・協働的かつ豊かに内容を「学び」「深め」「わかる」ことを保障し、それにより「生きて働く学力」を育成する授業です。

個別の知識・技能の習得状況を問う「知っている・できる」レベルの課題を解決できるからとって、概念の意味理解を問う「わかる」レベルの課題を解決できるとは限りません。
また、「わかる」レベルの課題を解決できるからといって、知識・技能の総合的な活用力を問う「使える」レベルの課題を解決できるとも限りません。

これからの10年にわたって求められているのは、学校外や将来の生活で遭遇する本物のエッセンスを保持した活動としての「真正の学習」を通して、「使える」レベルの学力を育成していくことにほかならないのです。

そもそも、教科学習の本来的意味は、それを学ぶことで身の回りの世界の見え方やかかわり方が変わることにあります。

授業のクオリティは、教師同士が学び合いともに挑戦し続けるような同僚性と組織文化に大きく左右されます。
このことは、優れた教師がたくさんいる学校がよい学校だということでは必ずしもありません。
その学校にいると、普通の先生が生き生きとして優れた教師に見えてくるような学校がよい学校なのです。

こうした学校のさまざまな次元における社会関係資本(つながりの力)や組織力を土台として、子どもたちの学力や学びの質は高まっていくのです。

 授業が変われば、これほど子供が変わるのか。
 子供が変われば、こんなにも授業がおもしろくなるのか。
 授業がおもしろくなれば、これほど教師みんなが元気になれるのか。
 学び合う子供の姿は、学び合う教師の姿の生き写し。
 私たち教師が学び合えるチームになれば、子供たち自身の学びは劇的に変わる!

本書に登場する美土里小学校と美土里中学校は、広島の山あいにある小さな学校です。それが、ある日、新しい学習指導要領改訂への議論を俟たずして県が策定した「学びの変革アクションプラン」(パイロット校)の指定を受けます。

本書は、Chapter01でこれから求められる真の学びの姿を明らかにするとともに、Chapter02で小学校と中学校が挑戦してきた授業改善の実際をまとめています。
本書が目指したのは、「地方なのにできた」といった単なる成功談ではありません。そうかといって、「地方だからできた」というのとも異なります。

学校の文化・規模、地域特性など、学校によって教育環境はさまざまです。しかし、全国どこの学校であっても、本気になればきっとできる授業改善のプロセスというものがあります。小学校と中学校の教師同士の学び合いがもたらす授業改善の姿を明らかにすることが、本書の最大のミッションです。

Chapter01 学び合えるチームが最高の授業をつくる!

 美土里小・中学校の「学びの変革」の物語
 資質・能力ベースとアクティブ・ラーニングが提起していること
 日本の教師たちが追究してきた創造的な一斉授業の発展的継承
 「わかる」授業の問い直しと学力の三層構造の意識化
 練り上げ型授業の問い直しと知識構築学習
 「教科する」授業というヴィジョン
 学びの深さと思考の密度
 カリキュラム・マネジメントの先に何を目指すのか
 子どもたちの具体的な学びの姿を通してヴィジョンを対話的に共有する
 子どもと授業の事実を軸に教師たちが対話し協働する場の組織化
 教師同士が学び合う校内研修をデザインする視点
 学びの変革の根っこにあるもの

Chapter02 授業改善8つのアクション

Action-01 授業パラダイム・シフト
 「学びの変革」って、なんなん?
 「かたい」授業のどこがいけないの?
 論より証拠 実際の授業でイメージを共有化
 近くて遠い小中連携
 「学び」をつなぐ根底には「授業観」の共有がある
 今年の新入生は学ぶ姿勢が違う

Action-02 教師のための課題解決プロセス
 教師が話しすぎない「中学校での授業観」
 「学びの変革」という中学校教師の意識改革
 「教科する」ための課題設定と単元計画
 ホワイトボードは作業台
 子供たちの声を聞いて、つないで、もどして、広げる

Action-03 学び合えるチームが「いい授業」をつくる
 子供の学びと教師の学びは相似形
 「学び合う授業」は「学び合う教職員集団」から
 職員室は教師のお悩み相談室
 美土里小相談会
 学び方を学び合う異学年交流

Action-04 学び合いが授業に与えるインパクト
 小中9年間を通して育てたい資質・能力
 資質・能力を育てる年間指導計画の策定
 「学び合い」の授業をつくるための具体的な取組

Action-05 小中連携カリキュラム・マネジメント
 美土里中カリキュラム・マネジメント
 子供の学びを見取る
 S教諭のパラダイム・シフト

Action-06 「学び」を志向するコンダクト―学校長の挑戦
〈小学校長の挑戦〉
 学び合う学校文化の醸成がチーム力を向上させる
 目標達成に向けての歩み
 全員参加の授業づくり
〈中学校長の挑戦〉
 小学校と中学校をつなぐ9年間の学びを考える
 管理職である私自身から変わる
 教職員を巻き込む
 教職員の負担感を軽減する
 教職員のやる気を引き出す働きかけ
 やはり授業が勝負! 小中連携教育の深化

Action-07 「学び」の根を支える内外リソース―地域と共につくる授業
 地域リソースの活用は何をもたらすか
 三者両得
〈小学校の取組〉
 ヤゴの実践を通じた地域協働
 実験・観察を軸とした探究活動
 児童の学ぶ姿が、地域の人たちを本気にさせた
 年度を越えた継続性を保障する
〈中学校の取組〉
 県内有数の「神楽」の里
 「神楽」で結ばれた生徒と地域
 地域リソースを活用できる教材化が課題

Action-08 学びに向かって突き進む環境づくり―市教委の戦略
 研究を推進するうえでの環境整備
 小学校の研究推進力を中学校にもち込む
 教師らしい熱心さが、子供を授業の主役から降板させてしまう
 小・中学校の垣根を越える同僚性
 学校の主体性を生かすには

Epilogue 希望の教育
 安芸高田市が抱える問題と安芸高田市の教育が目指す道
 美土里発の学び
 地域と共に学びを創る 安芸高田市の宝を生かす
 共に学び続ける子供たちへ

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