ホーム 5年目までに身につけておきたい!若手教師の働き方
5年目までに身につけておきたい!若手教師の働き方 - 東洋館出版社
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5年目までに身につけておきたい!若手教師の働き方 - 東洋館出版社

5年目までに身につけておきたい!若手教師の働き方

タイプ: 書籍
ISBN: 9784491040578

須貝 誠/著

セール価格 1,980(税込)
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商品説明

他律的で非効率な「がんばり」から、自律的で効率的な「がんばり」を重視する考え方にシフト
逆算思考で時間効率を上げる!

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働き方は自分で決める
「隣の教室の先生がしている…」「講師の先生が言っている…」から、「(本当に必要なのかよくわからないけど)いままでそうしてきた…」そんな理由で、続けている仕事はありませんか? あるいは、勤務時間内に終わらなければ“自主的に残業するのは当たり前”と思い込んで、それが日常化していませんか?

日々の触れ合いや授業を通じて、子どもたちの成長を促すのが教師の務めです。しかし、「あれも大事」「これも大事」と仕事が増えた結果、心と体が疲弊し、授業準備の時間を確保することさえままならないのであれば、それこそ本末転倒です。

いまの時代、教師は忙しすぎると言われます。そのため、仕事の量をいかに減らせるかという視点から、働き方を再考しようとする動きもあります。しかし、いま自分たちのしている仕事の「種類」は減らさずに、それぞれ均等に「量」を軽減しようとすれば、一つ一つの仕事の質がただレベルダウンしてしまうでしょう。

そこで、本書がまず提案したいのが「マインド・リセット」です。“教師である以上は…”“ベテランの先生がやっているから…”“講師の先生が言っていたから…”「せねばならない」という思い込みを外し、教師としての自分の特徴を見つめ直してみる、そのうえで自分にとって本当に必要なことにフォーカスし、仕事の時間効率を上げることです。

自分の職歴・ステージで仕事をしよう
教師が一番重視しなければならない仕事は、一人ひとりの子どもたちの成長を促すこと、殊に学力を伸ばすことです。ということは、子どもたちの学力向上に寄与しないことであればしなくていいということです。つまり、効果を実感できなければやり方を変えるか、やめてしまうという踏ん切りが大切だということです。
そのために提案したいのが、つぎの4つです。

①仕事のサイクルを意識する→得意なことを生かして、いい循環をつくる
②周囲の先生の意見は大事だが、うのみにはしない→他者の意見のよし悪しは自力で判断する
③心のゆとりを生み出す働き方を工夫する→効率的な仕事と心のゆとりを循環させる
④職歴・ステージごとに自分の仕事を考える→経験年数ごとに自分の課題を設定する

この4つには共通することがあります。それは、他律的で非効率な「がんばり」から、自律的で効率的な「がんばり」を重視する考え方にシフトするということ。

教師の仕事は授業だけではありませんから、一定水準の質と量を他者から要求されることも少なくありませんが、究極的には同じです。「その日の仕事のゴール」を決められるのは自分自身だけだということです。

では、どこにゴールを設定すればよいのでしょうか。この答えは、いたってシンプルです。それは、その日の仕事は勤務時間中に終わらせるということです。「なにをいまさら、当たり前のことを」と思われるかもしれません。しかし、ここにこそ発想の転換が必要なのです。それは、次の発想です。

いかにして、その日の勤務時間中に、いい授業を行う準備を終わらせるか。

「それこそ、困難だ」という声も聞こえてきそうです。だからこその発想の転換です。たとえ授業改善に寄与する取組だったとしても、終わりが見えず、毎日のように夜遅くまで学校に残り、体と心に疲労を抱えたまま朝を迎える。そんなルーチンを続けていて、いい授業ができるでしょうか。いくら徹夜しても疲れ知らずな方もいるかもしれませんが、何十年も続けていけるでしょうか。
私は、(授業改善への道のりはのんびり足だったとしても)心にゆとりをもち、元気はつらつで臨むほうが、いい授業になる確度が上がると思います。そのためにも、仕事をすべきときは仕事に集中する、休むべきときはしっかり休むというメリハリを(絵空事ではなく)本気でつくることだと思います。

授業には唯一無二の正解はありませんから、教師自身が自分の個性に合った実践を行ったほうがいいし、「どこまでいったらよしとするか」を自分で決められたほうがよいのです。そのために、(降って湧いてくるような仕事もありますが)その日にすべきことは自分で決めて勤務時間中に終わらせる、そのために必要な努力こそ惜しまない、ということです。これが、「自分の働き方は自分で決める」ということなのです。