1 前半4時間の授業の流れ
1時間目は、子どもたちが実際に「テニピン」をプレーするはじめての時間です。事前に日本テニス協会公式YouTubeチャンネルに掲載されている「テニピン」の授業動画をみんなで視聴し、ゲームのイメージをつかんでおくとよいでしょう。主なルールを確認した後、準備運動(「コロコロラリー」「キャッチ&ラリー」「ペアラリー」など)をしたら、さっそくゲームをやってみましょう。
*準備運動の詳細は本書の第3章に掲載しています
初めてのゲームですので、相手から送られてきたボールを相手コートに返球する面白さを味わい、今もっている力でゲームを楽しみましょう。授業のまとめとして、ゲームをしてみて困ったことや分からなかったことなどをみんなで発表し合い、ルールの確認をします。
2時間目以降は、準備運動を行った後、自分のめあてに応じた場で練習を行うようにします。ゲームを通して、個人の課題が明らかになれば、必要感をもって練習に取り組むことができます。課題別練習を提示し、子どもたちが選択して取り組めるように練習の場をつくるようにしましょう。その後、ゲームを行います。ゲームを行い、上手くいったことや上手くいかなかったことをチームの仲間と共有し、話し合いながら問題を解決できるように「チームの時間」を設定します。チームで打ち方を中心にアドバイスしながら練習するように促します。
*課題別練習は、本書の第3章及び動画でその進め方が分かります。
チームの仲間からもらったアドバイスを生かしながら、2回目のゲームを行い、個人の課題について考えていけるとよいでしょう。 最後に振り返りを行い、上手く返せたことや上手く返せなかったことについて、全体で共有し、相手コートに返球するために必要なポイントを整理していきましょう。
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