新しい算数研究2023年8月号

    新しい算数研究2023年8月号

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      新算数教育研究会/編

      $7.00

      目次

      年間共通テーマ
      数学的な見方・考え方を問う

      第1特集
      「B 図形」領域における
      数学的な見方・考え方とその成長とは?

      論説1
      図形の性質の考察と数学的な見方・考え方
      池田 敏和 4

      論説2
      図形の構成の仕方について考察すること
      岡崎 正和 10

      論説3
      図形の計量の仕方について考察すること
      図形の計量の場面から構成要素への着目を強化する
      ―全国学力・学習状況調査から伺える課題の本質― 
      礒部 年晃 16

      論説4
      図形の性質を日常生活に生かす場面で働かせる数学的な見方・考え方
      松尾 七重 20

      今月の話題
      価値観のアップデートを楽しむ/西村 圭一 1

      算数好きを育てる
      「見方・考え方」を働かせる算数授業を通して/中嶋 広大 28

      算数歳時記
      夏休み,身の回りには教材がいっぱい!/瀬尾 駿介​ 30

      子どもの考えは,びっくり! ドッキリ! 宝箱☆
      よく飛ぶ手裏剣って,どんな手裏剣?/山本 優 32

      算数教育の情報最前線
      算数教育と「リスク」との関わりに関する一考察/峰野 宏祐 34

      第2特集
      図形の計量が入ることで何をどう変えていくべきか?

      解説
      「図形」の学習は計量によってどう変わったのか
      倉次 麻衣 40

      実践事例(平面)
      公式を使って新たな公式を創り続ける第5学年「面積」の事例研究
      ―算数科の本質的な学びを目指して― 磯野 嵩​​ 42

      実践事例(平面)
      図形の計量を通して,図形の概念を豊かにする
      ―第5学年「三角形や四角形の面積」の実践を通して― 川瀬 直広 46

      実践事例(平面)
      図形を計量的に捉え,直観的から論理的へ
      ―第6学年「およその面積・体積」の指導を通して―
      山口 真 50

      実践事例(立体)
      求積の目を育てる角柱の体積の授業づくり
      岩本 充弘 54

      実践事例(立体)
      見方・考え方の価値の実感を目指した5年「体積」の導入
      ―水のかさの学習と結び付けながら―
      平山 秀人 58

      実践事例(立体)
      振り返りを活用した数学的な見方・考え方のつながり
      ―第6学年「立体の体積」―
      岩永 天峰 62

      実践事例(平面)
      求積を通して,関係性を見いだす
      ー第5学年 三角形や四角形の面積ー
      石塚 正人​​ 66

      2023年(令和5年度)『新しい算数研究』年間テーマ 36
      令和5年度 新算数教育研究会 小学校算数教育全国(東京)大会のご案内 37
      第33回 新算研・教育研究賞〔募集要項〕 38
      新算研 会員制サイトのご案内 70
      第47回セミナーのご案内 71
      *次号予告・編集後記/三上 顕 72

      今月は,「B 図形」領域についての研究だワン!
      夏真っ盛り! 元気に算数研究楽しむワン!

          Description

          本書の概要

          算数教育の新しい考え方や実践を紹介したり、全国各地の支部の実践記録を掲載。また、日頃の悩みや戸惑いを本誌を通して語り合い、研究交換することを使命とする雑誌です。毎号時代のニーズに即したテーマを設定して先生方の授業・研究に役立つ情報を提供しています。

          特集1

          図形領域における数学的な見方・考え方とその成長とは

          特集2

          図形の計量が入ることで何をどう変えていくか

           

          本誌「新しい算数研究」が隔月号に移行してから、はや3号目となりました。前号では「A 数と計算」領域を扱い、「学年進行に伴い事象を考察する際の式の役割は何か?」ということに焦点を当て、数学的な見方・考え方の成長を追いました。式指導を通して身に付いていく能力が学年進行によってどのように成長していくのか、提案事例を通して明らかになっていき、おもしろい特集となりました。では今月号は……?

           今月号は、「B 図形」領域を扱い、大切にしたい数学的な見方・考え方とその成長を捉え、具体的な授業改善につなげることを目指しています。その際の領域を見つめる視点として「図形の計量」に焦点を当てました。「図形の計量」の学習は、今回の指導要領における見方・考え方を基軸にした領域再編により、「量と測定」領域から「図形」領域に位置付けられました。「計量」が入ったことによって、図形の授業は変わったのでしょうか? 従来の図形の教材をどのように捉え直し、豊かなものにしていくのか、そこに焦点を当てていきたいと思います。

           図形領域の中に計量を位置付けることによって、単に求積の仕方を工夫して考えたり、正確に求めたりするだけではなく、図形の特徴を計量的に捉え、それをもとに図形の性質を考察することが期待されています。求積を通して子どもが図形の構成要素に着目し、図形の性質を考察することが求められているわけです。このような領域再編の主旨を実現するために、今月号において、

          ・「量」の内容を「図形」で扱うとどうなるのか?
          ・「量」が入ることで「図形」の見方がどう変わるのか?

          この双方を考え、見方・考え方の成長を捉えていきましょう。

           現行の指導要領もいよいよ中間点です。今改訂の主旨である見方・考え方の成長を計量の実践を通して具体的に捉え、具体的な授業改善につなげていきたいですね。今月もどうぞよろしくお願いいたします。

          Specifications

          • 読者対象: 小学校教員・中学校教員・大学教員
          • 出版年月: 2023年7月28日

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