語り始めの言葉「たとえば」で深まる算数授業 算数的表現力を育てる授業

    語り始めの言葉「たとえば」で深まる算数授業 算数的表現力を育てる授業

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      Barcode: 9784491028200

      田中 博史/著

      $14.00

      著者紹介

      田中博史
      筑波大学附属小学校教諭
      1958年山口県生まれ。1982年山口大学教育学部卒業、同年より山口県内公立小学校3校の教諭を経て、現職。専門は算数教育、授業研究、学級経営、教師教育。人間発達科学では学術修士。共愛学園前橋国際大学非常勤講師・基幹学力研究会代表・全国算数授業研究会理事・日本数学教育学会出版部幹事・学校図書教科書「小学校算数」監修委員。またNHK学校放送番組企画委員として算数番組「かんじるさんすう1・2・3」「わかる算数6年生」NHK総合テレビ「課外授業ようこそ先輩」などの企画及び出演。
      [2012年6月現在]

      目次

      刊行にあたって

      第1章 算数が担う言語教育の役割とその価値を考える

       1. 算数教育において言語に注目することの価値
       2. 言語研究の先行研究に学ぶ
       3. 私の研究の端緒とこれまでの経緯
       4. 研究の方法について
       

      第2章 算数授業における「たとえば」の表出場面と
      その考察 ─子どもは、どんな目的で「たとえば」を用いているか─
       1. 「たとえば」で表出される授業
       2. 【分類A】「取り出し」に該当する子どもの事実
          A-(1) 事例1 2年:2けたのひき算の秘密
          A-(2) 事例2 2年:はこの形
          A-(3) 事例3 4年:直方体の展開図は何通り
       3. 【分類B】「置き換え」に該当する子どもの事実
          B-(1) 事例4 6年:つり銭の問題
          B-(2) 事例5 5年:八角形の角度の合計は何度かな?
          B-(3) 事例6 3年:あまりのあるわり算
          B-(4) 事例7 3年:21×3の計算の仕方を考えよう
          A-(4) B-(5) 事例8 2年:3×10の計算の仕方

      第3章 「たとえば」の用法の分類を日々の授業構成へ役立てる
       1. 「たとえば」の用法の分類
       2.「たとえば」の用法の分類を授業構成に役立てること
       3. 取り出しの2段階を活用した算数の授業
      実践例:ピックの定理の授業
       4. 具体から形式へ、形式から具体へ
       5 .「たとえば」を評価に生かす

      第4章 「取り出し」と「置き換え」の力が思考力を磨く
       1. 思考力を育てる「取り出し」と「置き換え」の力
       2. 「取り出し」と「置き換え」で学ぶ比例の学習
         (1)比例の場面の問題づくりで、表を連動させる
         (2)表を使って新しい問題をつくろう
       3. 質問の背景にある問題づくりの方向性
       4. 4マス関係表は、比例の表からの「取り出し」だった
       5. 子どもたちが苦手とする分数の文章題、さらに1よりも小さい小数が入る場合の文章題に4マス関係表を使う
      6. 形式を活用できる力を育てること
       7. 文字式にすると、考え方がすっきり見えた!!
       8. おわりに

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