第1章 理科授業に現れる子どもの思考の特徴
1.1 生活概念から科学概念の構築へ
1.2 科学概念が構築される状況の多様性
1.3 幼児期に始まる科学概念構築
1.4 子どもの思考に見る科学概念構築の芽生え
1.5 科学概念構築を促すイメージの機能
第2章 理科授業で子どもに求める思考と表現の一体化
2.1 子どもの表現に見る思考の現れ
2.2 理科授業が求めることばによる表現の質
2.3 理科授業が求める図・表・グラフによる表現の質
2.4 理科授授業における対話を通した思考と表現の深まり
2.5 子どもに思考と表現の一体化を保障する場の条件
第3章 理科授業で子どもに育成する学力
3.1 理科授業で育成すべき学力に関する課題
3.2 理科授業で育成を目指す「思考力・判断力・表現力」の意味とその多様性
3.3 子どもにおける明確な見通しに基づく学習が促進する学力育成
3.4 子どもにおける学習の振り返りが促進する学力育成
3.5 子どもにおける対話の充実が促進する学力育成
第4章 理科授業における学習環境のデザイン
4.1 学習環境についての基本的な考え方
4.2 学習者を軸とした理科学習環境のデザイン
4.3 知識を軸とした理科学習環境のデザイン
4.4 アセスメントとしての評価を軸とした理科学習環境のデザイン
4.5 共同体を軸とした理科学習環境のデザイン
第5章 子どもが自律的に学習する理科授業
5.1 子どもが自ら調整する理科学習
5.2 理科授業において自己調整学習を進めるための動機づけ
5.3 アプロプリエーションを促す指導とアセスメントとしての評価
5.4 理科授業における自己調整学習の構造
5.5 理科授業において自己調整学習をデザインするための視点