自己の「物語り」をつむぐ国語授業

    自己の「物語り」をつむぐ国語授業

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      Barcode: 9784491032085

      川田 英之/著

      $16.00

      著者紹介

      川田英之
      香川大学教育学部附属坂出中学校教諭
      1968年生まれ。香川大学大学院教育学研究科修了。香川県公立中学校4校を経て現職。全国大学国語教育学会会員、日本国語教育学会会員。
      [2016年3月現在]

      目次

      はじめに

      理論編 自己の「物語り」をつむぐ国語授業の構想

      「わかる」「できる」授業の身で主体的に学ぶ子どもは育たない
      意欲の本質とは
      かかわりの中で生まれる学ぶ意味や価値の実感
      学び続ける力としての意欲とメタ認知
      主体的に学ぶ力としての物語
      論理実証モードと物語モード
      物語の有効性
      「物語り」を国語授業に活用することの意味
      自己の「物語り」をつむぐ授業像
      自己の「物語り」をつむぐ国語授業づくり


      実践編Ⅰ 「物語り」をつむぐための聴き合う関係づくり

      質問を核にした授業(中一「虫」)
      1 国語教室に「主体―主体」関係を成立させるために
      2「質問」に特化した話し合い―AL会議
      3 国語科の話し合い活動にAL会議を取り入れる意義
      4 授業の構想
      5 授業の実際
      6 授業の分析
      7 実践の考察

      実践Ⅱ 詩教材(韻文)における「物語り」

      死を想う(中三「レモン哀歌」「永訣の朝」)
      1 詩教材の授業で何を学ぶべきか
      2 授業の構想
      3 授業の実際
      4 実践の考察―一樹の変容から―
      5 自己の世界を広げ、豊かにする「物語り」

      実践Ⅲ 小説(物語)教材における「物語り」

      小説を批評しよう(中三「風の唄」「いちご同盟」)
      1 小説の読みにおける「物語り」
      2 授業の構想
      3 授業の実際
      4 生徒全体の分析
      5 実践の考察

      実践Ⅳ 説明的な文章教材における「物語り」

      筆者の論証に納得するか(中一「オオカミを見る目」)
      1 説明的な文章教材の授業における対話
      2 授業の構想
      3 授業の実際
      4 実践の考察
      新聞を比較する(中三「論理の展開に着目して読もう」)
      1 新聞報道の物語
      2 国語授業における新聞活用
      3 授業の構想
      4 授業の実際
      5 実践の考察

      実践編Ⅴ 古典教材における「物語り」

      芭蕉を旅する(中三「おくのほそ道」)
      1 古典の授業に潜む問題点
      2 自己の「物語り」をつむぐ古典の授業像
      3 授業の構想
      4 授業の実際
      5 生徒の変容
      6 実践の考察
      7 「物語る」力

      実践編Ⅵ 学力形成に資する「物語り」

      「物語り」の授業と学力形成
      1 学力形成と「物語り」
      2 対象生徒の実態
      3 授業の分析から
      4 学力形成に資する「物語り」としての学び


      本書を理解するためのQ&A
      おわりに

          Description

          自己を「物語る」ことで、「わかる」「できる」を超えた本物の言葉の学びが生まれる。アクティブ・ラーニングの本質をとらえた主体的・共同的な言葉の学びを、「物語り」をキーワードに、豊富な実践事例とそこで生まれた子どもたちの語りから提案。

          Specifications

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2016年3月22日
          • ページ数: 208

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