小学校理科アクティブ・ラーニングの授業展開

    小学校理科アクティブ・ラーニングの授業展開

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      Barcode: 9784491032535

      森田 和良/編著、日本初等理科教育研究会/著

      $15.00

      目次

      第1章 理論編
       小学校教育におけるアクティブ・ラーニング
       理科におけるアクティブ・ラーニング
       アクティブ・ラーニングと問題解決学習
       認知プロセスの外化を伴うAL
       中学校理科をつなぐ系統性
       科学的な見方や考え方再考
       改めて自然の事物・現象について考える
       理科における資質・能力
       子どもが「見通しをもつ」とは?
       子どもが「比較する」とは?
       子どもが「追究する」とは?
       子どもが「関係付ける」とは?
       子どもが「推論する」とは?
       観察・実験─子どもの思考を「見える化」する
       理科における「説明活動」とは?
       理科における「ジグソー法」とは?
       イメージマップ
       熊手チャート
       Yチャート・Xチャート
       マトリックス表
       子ども同士が学び合い、高め合う学習環境
       誰でもできる教材研究のもち方
       イメージ図
       モデル実験
       模型作り・ものづくり
       メタファー
      ---------------------------------------------------------
      第2章 実践編
       第3学年 13時間 磁石の性質
       第3学年 11時間 明かりをつけよう
       第3学年 8時間 物と重さ
       第3学年 12時間 昆虫の成長と体のつくり
       第4学年 12時間 ものの温まり方
       第4学年 13時間 金属、水、空気と温度
       第4学年 9時間 わたしたちの体と運動
       第4学年 8時間 天気の様子
       第5学年 13時間 電流の働き
       第5学年 12時間 もののとけ方
       第5学年 12時間 振り子の運動
       第5学年 8時間 流水の働き
       第6学年 13時間 水溶液の性質
       第6学年 4時間 植物の成長と日光のかかわり
       第6学年 6時間 月と太陽
       第6学年 13時間 土地のつくりと変化
       第6学年 9時間 人と環境

          Description

          小学校理科アクティブ・ラーニングの決定版!
          新しい問題解決学習で実現する実感を伴った納得のある理解へ!
          だから深い学びが生まれる

           次期学習指導要領改訂では、教科の「目標」と「内容」に加えて、「資質・能力」が明示されると言われています。ここから、目標を着実に具現化させたいという強い意図とその背景にある危機感、「学び」というもののパラダイム転換が読み取れます。そして、それら新しい教育のために「どのように学ぶか」を実現する鍵を握るのが「アクティブ・ラーニング」です。

           「アクティブ・ラーニング」とは、「課題の発見と解決に向けて主体的・対話的に学ぶ学習」とされています。この文言だけをみると、従来の問題解決的な学習と同じイメージをもつ方も多いようです。
          「小学校の理科教育は、以前から問題解決学習に取り組んできたので、わざわざアクティブ・ラーニングに取り組む必要はない」という声も聞こえてきます。
           しかし、果たして、従来どおりの指導を継続していくだけで十分なのでしょうか。変化の激しい現代社会の中で適切に対応できる人材を育成することに責任をもとうとするならば、今回の提言をもとに、従来の指導方法を新たな方向から見直す機会ととらえ、授業改善に取り組むべきだと思います。

           そこで、本研究会では、アクティブ・ラーニングに関係する用語と具体的な実践事例を示し、初等理科教育のさらなる発展につながる提言を示したいと考えました。

           従来の問題解決的な学習では、数名の子どもの発言を教師が上手に関係付けることで、解決への文脈を創り出し学習展開することができました。しかし、解決への文脈を了解したはずの子ども1人1人の「認知プロセス」を外化させることはほとんどありません。だから、これまでは授業に参加していても学習の文脈から外れる子どもや、「わかったつもり」で授業を終える子どもを見逃していたのです。

           認知プロセスの外化を条件とする「アクティブ・ラーニング」ならば、子どもの認知の深まりも確認できるので、学習の本質である「深い理解」につながる学習が期待できます。本書が、学習の本質につながる理科授業の見直しと授業改善に少しでも寄与できたら幸いです。

          Specifications

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2016年7月22日
          • ページ数: 160

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