もっとコグトレ さがし算60 中級

    もっとコグトレ さがし算60 中級

      Product form

      Barcode: 9784491036199

      宮口 幸治/著

      $9.00

      著者紹介

      宮口幸治
      立命館大学産業社会学部・大学院人間科学研究科教授。
      京都大学工学部卒業、建設コンサルタント会社勤務の後、神戸大学医学部医学科卒業。神戸大学医学部附属病院精神神経科、大阪府立精神医療センターなどを勤務の後、法務省宮川医療少年院、交野女子学院医務課長を経て、2016 年より現職。医学博士、子どものこころ専門医、日本精神神経学会専門医、臨床心理士、公認心理師。児童精神科医として、困っている子どもたちの支援を教育・医療・心理・福祉の観点で行う「日本COG-TR 学会」を主宰し、全国で教員向けに研修を行っている。著書に『性の問題行動をもつ子どものためのワークブック』『教室の困っている発達障害をもつ子どもの理解と認知的アプローチ』(以上、明石書店)、『やさしいコグトレ認知機能強化トレーニング』『社会面のコグトレ 認知ソーシャルトレーニング1・2』(以上、三輪書店)、『1 日5 分! 教室で使えるコグトレ』『もっとコグトレさがし算60 初級・中級・上級』『1 日5 分! 教室で使える漢字コグトレ小学1 ~ 6 年生』『1日5分! 教室でできる英語コグトレ 小学校3・4/5・6年生』『学校でできる! 性の問題行動へのケア』(以上、東洋館出版社)、『ケーキの切れない非行少年たち』(新潮社)、『境界知能とグレーゾーンの子どもたち』(扶桑社)、『医者が考案したコグトレ・パズル』(SB クリエイティブ)など。
      [2020年11月現在]

      目次

      もっとコグトレ
      さがし算 中級 目次
      はじめに:保護者の方・先生方へ……3
      さがし算をはじめる前に 6
      さがし算 とき方にチャレンジ! 8
      レベル1……12
      使い方のヒント❶2×2は答えは4通りだけ
      No.1 No.2 No.3 No.4 No.5
      No.6 No.7 No.8 No.9 No.10
      レベル2……24
      使い方のヒント❷
      2つ足したものが、さがす数より大きくなれば、もうさがさなくていい
      No.11 No.12 No.13 No.14 No.15
      No.16 No.17 No.18 No.19 No.20
      レベル3……36
      使い方のヒント❸
      2つ足したものを、さがす数から引いて、
      それが10よりも大きければ、
      もうさがさなくていい
      No.21 No.22 No.23 No.24 No.25
      No.26 No.27 No.28 No.29 No.30
      レベル4……48
      使い方のヒント❹
      3つさがす問題では、3つめがなかなかさがせない。最初からていねいにさがすしかない
      No.31 No.32 No.33 No.34 No.35
      No.36 No.37 No.38 No.39 No.40
      レベル5……60
      使い方のヒント❺ 見落としやすい組み合わせに注意しよう
      No.41 No.42 No.43 No.44 No.45
      No.46 No.47 No.48 No.49 No.50
      レベル6……72
      使い方のヒント❻ 集中力が続かないときは、声に出しながらやってみよう
      No.51 No.52 No.53 No.54 No.55
      No.56 No.57 No.58 No.59 No.60
      チャレンジ問題A・B……85
      答え……86

          Description

          近年学校では、「コグトレ」という言葉がよく聞かれます。
          コグトレとは、認知的な裏付けに基づくトレーニングのプログラムで、学習や社会関係、身体性を向上させることが認められ、すでに多くの学校で取り入れられています。
          コグトレの提唱者、宮口幸治先生(児童精神科医・臨床心理士)は、多くの困っている子どもたちの支援を通して、その苦手さや困難の現状や特徴を考察しています。その結果、認知的なアプローチを通じて確実に困難を軽減するコグトレを提案し、広く紹介を続けてきました。その結果、多くの学校で成果を上げ、喜びの声が多数寄せられています。

          このコグトレの中から、学習面での活動に焦点をあてたのが、「さがし算」です。格子のかたちに組まれた数字の中から、正しい数字の組み合わせを見つけて囲み線で囲みます。

          ●例題 (中級より)
          となり合った3つの数を足して12になる組み合わせはどれ?

          (答えは下にあります)

          通常、計算ドリル等で行われる計算練習は、「例えば3+6=□」のように、一方向の計算で、1つの決まった解答を求めるものです。

          しかしこのさがし算の特徴とは、「足すと9になる数」の組み合わせを頭の中で考えるとともに、格子にある数がその組み合わせと合致するか、それぞれの数を頭の中で組み合わせ、計算しながら考えるという逆転の発想に基づいていることです。

          このような認知的裏付けに基づくプログラムによって、計算に慣れ、暗算が得意になるだけでなく、

          ・記憶力を高める力
          ・数感覚をよりよく身につける力
          ・素早く処理を行う力
          ・計画的に物事をすすめる力

          といった能力を同時に育むことができます。

          これらの力は認知処理全般にかかわるため、数や計算の能力向上はもちろんですが、より高次の学習や算数以外の学習の基盤となります。それだけではなく、子どもがよりよく学びに向かう力、および目的を実現するためのプログラミング的思考の礎となるなど、新学習指導要領が向かう学びを確かに支える力でもあるのです。

          この「さがし算」はゲーム性も高く、子どもたちは熱中して取り組んでくれるのも大きな特徴です。

          『さがし算 初級』(主に低学年向け)に引き続いて、『さがし算 中級』(主に中学年向け)『さがし算 上級』(主に高学年向け)では、よりチャレンジしたくなる問題が60ワークずつ収められています。

          算数授業の導入や、すき間時間といったわずかな時間で取り組めて、確実な成果を上げられるコグトレワーク「さがし算」に、是非クラスで取り組んでみてください。

          ●解答
          となり合った3つの数を足して12になる組み合わせはどれ?

          ☆ワークシートの一部を公開!まずは教室で、ご自宅でお試し下さい。
          (タイトルをクリックするとPFDファイルが表示されます。)

          レベル1 
          レベル2 
          レベル3 
          レベル4 
          レベル5 
          レベル6

          Specifications

          • 読者対象: 小学校教員・特別支援教育担当教員
          • 出版年月: 2018年11月22日
          • ページ数: 100

          Login

          Forgot your password?

          Don't have an account yet?
          Create account