その子は、なにを描こうとしたのか?

    その子は、なにを描こうとしたのか?

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      Barcode: 9784491036441

      岡田 京子/著

      $14.00

      著者紹介

      岡田京子                                        東京家政大学家政学部造形表現学科「育ちのための表現研究室」教授             東京都公立小学校教諭、主任教諭を経て、平成23年から文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官/国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官として新学習指導要領作成などに携わる。令和2年4月から現職。文部科学省の月刊誌「初等教育資料」では毎号の表紙に掲載する児童作品の選定を務めた。子供たちに寄り添いながら作品づくりの様子を捉え、全国の小学校等で講演を行う。主著に『成長する授業』(東洋館出版社)など。[2020年現在]

      目次

      introduction 絵を持って、旅に出ることにした 
      本書を読む前に・・・

      作品1 
       幼稚園の子供たちと、絵を見る “「見たい」「話したい」は、出入り自由。” 
       園長先生のコメント 
       地域の人たちと、絵を見る “平べったい紙の上にも、世界は創れる”
       地域の人たちのコメント 
      コラム1 どこで見る? だれと見る? 

      作品2 
       中学生たちと、絵を見る “やっているうちに、思いつけるさ”
       中学生のコメント 
       留学生と、絵を見る “子供は「世界観」をもっているか?”
       留学生のコメント 
      コラム2 どんな作品を見る? 

      作品3 
       図画工作教育関係者と、絵を見る “その絵に、私たちは白い光を見た”
       図画工作教育関係者のコメント 
       いろんな国の人と、絵を見る “なにかを好きに、なったなら。”
       それぞれの国のアートの授業 
      コラム3 座って見る? 立って見る? 

      作品4 
       小学生の保護者と、絵を見る “太陽は、赤じゃなくてもいいじゃないか”
       小学生の保護者のコメント 
       大学生と、絵を見る “ぼくの世界へようこそ”
       大学生のコメント 
      コラム4 NGワードってあるの? 

      作品5 
       いろんな国の人と、絵を見る “見る人の目に、任せてみよう”
       いろんな国の人のコメント 
       小学生と、絵を見る “あなたの心の世界に触れたい”
       表現と鑑賞の関連について

      作品6
       いろんな仕事の人と絵を見る “「一気になんかこう、ガッときて」”
       いろんな仕事の人のコメント 

      epilogue 旅は、まだまだ続く――。 

      クレジット 
      著者紹介 


          Description

          本書は、小学校図画工作科の専門家である岡田京子先生
          (東京家政大学教授/前・文部科学省教科調査官)が
          ファシリテーターとなり、厳選した13枚の小学生の絵を、
          50名を越えるさまざまな人(幼稚園生、小学生、中学生、大学生、留学生、
          いろんな国の人たち、地域の人たち、図画工作教育関係者、保護者など)と一緒に見ながら
          子供がどんなことを感じ、考え、思い描きながらその絵を描いていったか」を
          みんなで想像し、探っていった旅の記録です。

          本書では、基本的に一つの作品に対して、
          前半・後半に分けて2つのグループによるトーク
          (1 トークにつき6ページ×2グループ)を収録しています。

          同じ作品でも、見る人によって見方や考え方はこんなに違う
          ご自身の属するコミュニティやそのグループの性質ならではの
          発言もたくさん飛び出します。いろんな視点を眺めつつ、
          「自分ならどう見るかな」と考えてみていただけたら、
          きっと楽しくなってくるはず!


          「子供の作品を見ることは楽しい。
          先生方にとって、得ることがたくさんあるようだ。
          子供の絵をみんなで見るということは、
          子供にもっと目を向ける、子供が幸せになる一つの方法なのだと思う。
          では、他の人たちはどのように子供の絵を見るのだろう。
          子供の絵を見ることが、その人たちにとって、どのような意味や価値をつくりだすのだろう。
          私は、いろいろな年代のいろいろな立場の人と子供の絵を見たいと思った。
          そして、絵を持って、旅に出ることにした。」

          ――(introduction「絵を持って、旅に出ることにした」より)

          Specifications

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2020年7月31日
          • ページ数: 106

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