新・読解力向上 「自力読み」ベースの国語授業リノベーション

    新・読解力向上 「自力読み」ベースの国語授業リノベーション

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      Barcode: 9784491036496

      谷内 卓生/著

      $14.00

      著者紹介

      谷内卓生
      新潟県上越市立富岡小学校教頭
      【2019年10月現在】

      目次

      第1章 読解力は「学級」で高まる
      1 一人の学び、学級の学び
      2 読解力を高められない理由
      3 算数の授業は、なぜおもしろいのか
      4 全校で取り組んだ読解力向上プログラム
      5 自力読みのベースにある二瓶氏の教育観

      第2章 読解力を高める物語授業の5STEP
      1 読解力を高める物語授業の5STEP
      STEP① 場面分け
      STEP② 基本四場面の捉え
      STEP③ あらすじまとめ
      STEP④ クライマックス場面の読解
      STEP⑤ 作品の心の創作
      2 STEP①②③とSTEP④⑤の授業過程の違い
      3 ファンタジー作品の授業構成

      第3章 読解力を支える三つのリーディング・スキル
      1 なぜ読解力は伸びたのか その一
      2 リーディング・スキルⅠ 言葉を選び、イメージする力
      3 リーディング・スキルⅡ 言葉をまとめる力
      4 リーディング・スキルⅢ 言葉をつくる力

      第4章 四つのボーンで構成する読解力向上プログラム
      1 なぜ読解力は高まったのか その二
      2 ボーン① 読みの観点一覧表【指導内容の共有】
      3 ボーン② 単元一覧表【単元配列の共有】
      4 ボーン③ 教材分析表【教材解釈の共有】
      5 ボーン④ 単元構想表【単元構成の共有】

      第5章 子どもたちは、なぜ国語を好きになったのか
      1 子どもの主体性は、「教える」ことで高まる
      2 「前にやった」という見通し 【学習活動の反復】
      3 「私にもできた」という達成感 【読みの観点の習得・活用】
      4 「私ならこう思う」という自主選択・決定 【定義の共有と活用】
      5 「なるほど」という思考の広がり 【対話活動】 
      6 「作品全体が分かる」というゆとり 【作品の構造の把握】
      7 「私の作品」という自己肯定感 【作品の心の創作】

      第6章 読解力向上プログラムを活用した9つの実践
             1 低学年における「時・場・人物」の授業 【読みの観点②③との関連】
          ・なかがわえりこ「くじらぐも」を通して
      2 低学年における「人物」の授業 【読みの観点①③との関連】
          ・きしなみ「たぬきの糸車」を通して
      3 低学年における「大切な場面」の授業 【読みの観点①②との関連】
          ・アーノルド・ローベル「お手紙」を通して
      4 中学年における「場面の移り変わり」の授業 【読みの観点①④との関連】
          ・斎藤隆介「モチモチの木」を通して
      5 中学年における「場面分け」の授業 【読みの観点①②との関連】
          ・新美南吉「ごんぎつね」を通して
      6 中学年における「ファンタジー作品」の授業 【読みの観点①③との関連】
          ・あまんきみこ「山ねこ、おことわり」を通して
      7 高学年における「クライマックス場面」の授業 【読みの観点⑤⑥⑦との関連】
          ・椋鳩十「大造じいさんとがん」を通して
      8 高学年における「作品の心」の授業 【読みの観点⑤⑥⑦との関連】
          ・立松和平「海の命」を通して
      9 高学年における「ファンタジー作品」の授業 【読みの観点①③との関連】
          ・安房直子「きつねの窓」を通して
      10 読解力向上プログラムの魅力 ~職員の感想から~
          ・見つける楽しさ 広げるおもしろさ
          ・特別支援学級と糸小プラン
          ・初任者が糸小プランを活用するよさ
          ・物語の世界にどっぷり浸る
          ・全校で「自力読み」を行う素晴らしさ
          ・一つの言葉を大切にするようになる
          ・糸小プランで変わった私の読書
          ・教師にも子どもにも読む構えをつくり出す
          ・読む力は、全校体制で伸ばしていく

      第7章 対談「自力読み」とは何か―新・読解力が目指す地平
          谷内卓生×二瓶弘行

          Description

          元筑波大学附属小学校教諭二瓶弘行氏は、言葉と言葉のつながりを正確に捉え、筋道を理解する「論理的思考力」と、言葉を根拠に、豊かに情景や心情を思い描く「イメージ形成力」こそ読解力だとし、その力を付けるための国語授業として「自力読み」を提唱してきた。 本書の著者は、この「自力読み」の構造と効果を検証し、5つのステップと4つのプログラムで整理した。これを学校内、学年内で共有することで、担任教師が変わってもギャップが生まれない、6年間を見通せるカリキュラムの作成と実践に成功した。 正しく読み、イメージすることで、人と豊かにつながり合い、自分らしく生きる糧となる「新・読解力」が身に付く。その具体を提案する1冊。

          Specifications

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2019年10月30日
          • ページ数: 180

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