子どもと教師の言葉で編む算数授業を実現するために
算数授業における教師の言語活動
山本良和 1
1 数学的な考え方を価値づけるために
「○○さんはどうしてこう考えたと思う?」
盛山隆雄 12
2 主体的に学びに向かう力を育むために
「答えは一つじゃないんだね」
毛利元一 18
3 子どもの考えを明確にするために
「やっている動きを、言葉にできる?」
岡田紘子 24
4 どの子も様々な考えをもつことができる教室にするために
「どう数えたの?」
千々岩芳朗 30
5 場面の状況を、子ども自らがつくり出していくために
「何が同じ?」
前田一誠 36
6 子どもの問いを引き出すために
「それってどういうこと?」
中村潤一郎 42
7 子どもの考えを明確にするために
「どうしてその数が3の段と言えるのかな?」
佐藤純一 48
8 意味理解を深めるために
「(寄り添い、揺さぶり、惚ける)」
大野 桂 54
9 問いをつくるために
「辺の長さで教えて欲しい数はいくつ?」
河内麻衣子 60
10 子どもの心の動きをつくるために
「言葉が3つ出てきたのなら、式も3つできるはずですね」
江橋直治 66
11 友だちの論理をクラス全員が共有化するために
「ここまでの○○さんの考えは分かるかな」
尾﨑正彦 72
12 つまずきを解決するために
「どこを直したらいいかな」
永田美奈子 78
13 いつでも使える方法に気付くために
「もし〇〇なら、どちらの考え方を使いますか?」
加固希支男 84
14 子どもの「なぜなら…」を引き出すために
「(子どもの考えに対峙する)もっとあるよね」
平川賢 90
15 子どもが統合的・発展的に考えるために
「○○さんのよいところはどこでしょうか?」
小松信哉 96
16 子どもの発想を広げるために
「ばらはどうかいたらよいの?」
尾崎伸宏 102
17 一人の考えを受けとめるために
「どうしてそうしようと思ったの?」
森本隆史 108
18 課題を明確にするために
「この場面でも使えるかな」
山田剛史 114
19 全員参加の授業を創り上げるために
「途中の計算のしかたを予想できるかな」
工藤克己 120
20 見方を拡げるために
「困っている人がいるんだけど……」
中田寿幸 126
21 新たな発想を促すために
「(子どもの言葉を聞き間違える)」
夏坂哲志 132