子どもと創る「国語の授業」2019年 No.66

    子どもと創る「国語の授業」2019年 No.66

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      Barcode: 9784491039725

      全国国語授業研究会・筑波大学附属小学校国語教育研究部/編

      $6.00

      目次

      特集 目的に応じた読書
      ⅰ 〈提起文〉青木伸生
      ⅱ 提案授業「伝記を読んで、自分の考えを表現しよう」……桂聖
      01 授業を振り返って……桂聖
      01 参観者のコメント……青山由紀/弥延浩史
      02 「読みの構え」を形成する 教室での「読み聞かせ」
        ―「チェーン・リーディング」の試み―……安達真理子
      06 読書意欲を高め、主体的な読書活動を取り入れた単元づくり……江見みどり
      10 読書の楽しさを味わい、主体的に取り組める子どもを育てる……林真弓
      14 学級経営の柱として読書活動を位置付ける……大江雅之
      18 系統的な読書指導のための学校図書の活用……田島章史
      22 互いの思いや考え、目的を知り合うことから……藤井大助

      ことばの基礎力アップ講座
      26 主体的に学ぶための漢字学習……笠原冬星
      28 教材に「しかけ」をつくる10の方法を宿題に取り入れる……山田秀人

      明日から実践 提案!先取り授業
      30 1年「どうぶつの赤ちゃん」(光村図書)「どうぶつの赤ちゃんじてん」をつくって、○○さんにちがいをせつめいしよう……櫛引千恵
      32 2年「きつつき」(教育出版)じゅんじょに気をつけて作り方をせつめいしよう……小川寿美恵
      34 3年「人をつつむ形」(東京書籍)調べてつくろう日本の家カード……中尾聡志
      36 4年「ウナギのなぞを追って」(光村図書)興味をもったところを要約して、紹介しよう……細野貴寛
      38 5年「メディア・リテラシー」(学校図書)意見文を書いてみよう……藤塚聡子
      40 6年「プロフェッショナルたち」(東京書籍)将来の夢や生き方について考えよう……田中元康

      全国津々浦々 私の国語教室
      42 自分の「ことば」で紡ぎ合う教室……松本直丈
      45 「技術」と「経験」の両輪で文学作品を読み解く……上田庸子

      連載
      48 青ちゃん 単元工房 読みの系統を意識した指導⑤……青木伸生
      51 YANOBE‘s国語授業レシピ
        対話のある授業をつくる③……弥延浩史
      54 国語授業づくり はじめのい~っぽ!
        意見文を書くことの基礎づくり②……白坂洋一
      57 わくわく国語教室 物語創作指導その1―2年生―……青山由紀
      60 KATSURA 国語劇場! 「Which型課題」の国語授業②……桂 聖

      63 教師の必読書・おすすめ教材……川島翔子
      (裏表紙)子どもの作品・・・・・・江見みどり

          Description

          〈提起文より〉

          特集:目的に応じた読書

           各教室において、子どもたちの読書活動は充実しているだろうか。
           新学習指導要領では、国語科の改訂の趣旨及び要点の中に、読書指導の改善・充実が盛り込まれている。それを受けて、学年目標の「学びに向かう力、人間性等」の文言に読書に関する言葉が位置付き、「読むこと」領域の言語活動例の中に学校図書館の利用が取り上げられている。
           各学年の教科書では、物語や説明文の授業で扱う学習材に関連した書籍の情報が紹介されているし、読書活動を促す単元も系統的に位置付いている。
           これだけ重点的に読書活動を促しているにもかかわらず、各教室ではなかなか読書が充実していないのが実情ではないだろうか。
           理由としては、次のようなことが考えられる。
           一つは、学年が上がるほど足りなくなる授業時数の問題である。現在の授業時数では、教科書に掲載されている物語や説明文などをこなすことに精一杯で、関連させての読書にまで手が回らない。書くことにおいても、情報を集めて整理し、文章にまとめていくための十分な時間を確保できないという実態がある。
           もう一つは、単元としての読書活動を設定できないという構想力の問題である。読書タイムやボランティアによる読み聞かせなどは継続的に行われているところもあろう。しかし、国語の授業として、子どもに目的意識をもたせた読書はなかなか仕組めていないのではないか。
           本特集では、子どもたちに目的意識をもたせた読書活動の実践を考えたい。読み書きを関連させて、調べたり複数の本を重ねて読んだりする活動もあろう。また、ブックトークやビブリオバトルなど、活動そのものを目的とした読書も考えられる。
           時間数のやりくりの工夫も含めて、活動のアイデアや実践事例などをもとに、目的に応じた読書について具体的に考えたい。

          Specifications

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2019年11月25日
          • ページ数: 64

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