小学校1年 イラストで見る全単元・全時間の授業のすべて 生活 板書シリーズ

    小学校1年 イラストで見る全単元・全時間の授業のすべて 生活 板書シリーズ

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      Barcode: 9784491040127

      田村 学/編著

      $20.00

      著者紹介

      田村学                                         國學院大學人間開発学部初等教育学科教授(文部科学省視学委員)
      昭和37 年新潟県生まれ。新潟大学教育学部卒業後、昭和61 年4 月より新潟県公立小学校教諭、新潟県上越市立大手町小学校教諭、上越教育大学附属小学校教諭、新潟県柏崎市教育委員会指導主事を経て、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官・国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官。文部科学省初等中等教育局視学官として学習指導要領作成に携わる。平成29 年4 月より現職。主著に、『「探究」を探究する』(学事出版)、『「深い学び」を実現するカリキュラム・マネジメント』(文溪堂)、『問い、対話、振り返りによる中学校の授業改革』(小学館)、『授業を磨く』『カリキュラム・マネジメント入門』『深い学び』(いずれも東洋館出版社)など。[2021年現在]

      目次

      はじめに 001
      本書活用のポイント 002
      生活科における授業のポイント 007
      1 学校大すき     018
      第1 時 学級の友達と仲よし大作戦 020
      第2 ・3 時 学年の友達や先生と仲よし大作戦 022
      第4 時 上級生や学校の先生たちと仲よし大作戦 024
      第5 時 学校にいる人と仲よし大作戦 026
      第6 時 仲よし報告会をしよう 028
      第7 時 学校と仲よし大作戦 030
      第8 時 探検報告会①をしよう 032
      第9 ・10時 もっと探検しよう! 034
      第11時 探検報告会②をしよう 036
      第12時 登下校で出会う人と仲よし大作戦 038
      第13・14時 通学路探検をしよう 040
      2 みんなで公園に行こう    042
      第1 時 春の公園に行ってみよう 044
      第2 時 公園を探検しよう 046
      第3 時 公園で見付けたことを紹介し合おう 048
      第4 ・5 時 公園を楽しもう 050
      第6 時 公園はかせになろう 052
      3 元気にそだてわたしのアサガオ     054
      第1 時 大きくなあれ、ぼくのわたしのアサガオ 056
      第2 ・3 時 アサガオの種をまこう 058
      第4 時 これからのお世話の仕方を考えよう 060
      第5 時 アサガオの芽のひみつを見付けよう 062
      第6 時 お世話を続けよう 064
      第7 時 アサガオを助けよう 066
      第8 ・9 時 きれいに咲いてね 068
      第10時 アサガオの花のひみつを見付けよう 070
      第11時 アサガオと遊ぼう 072
      第12時 種のひみつを見付けよう 074
      第13時 アサガオのこれからを考えよう 076
      第14時 アサガオにお礼をしよう 078
      第15時 これまでの活動をまとめよう 080
      第16時 種をプレゼントしよう 082
      4 なつとあそぼう    084
      第1 ・2 時 夏の公園で遊ぼう 086
      第3 時 シャボン玉で遊ぼう 088
      第4 時 たくさんのシャボン玉を作ろう 090
      第5 時 大きなシャボン玉を作ろう 092
      第6 時 自分が作りたいシャボン玉を作ろう 094
      第7 時 水鉄砲遊びや砂遊びを楽しもう 096
      第8 時 楽しみだね、夏休み! 098
      5 モルモットとなかよし     100
      第1 時 ゲージに入っているモルモットと出会う 102
      第2 時 気を付けることを動物園の獣医さんから聞く 104
      第3 時 モルモットを飼う計画を立てよう 106
      第4 時 モルモットのお世話をしてみよう 108
      第5 ・6 時 モルモットのお世話の仕方をもう一度調べよう 110
      第7 ・8 時 モルモットの健康診断をしよう 112
      第9 時 モルモットとの思い出アルバムを作ろう 114
      第10・11時 動物園に帰るモルモットのお別れ会をする 116
      第12時 自分と生き物とのこれからの関わりについて考えよう 118
      6 あきとあそぼう     120
      第1 ・2 時 秋一番を見付けて紹介しよう 122
      第3 時 秋のお宝拝見! 124
      第4 時 見付けた秋のお宝で遊ぼう 126
      第5 - 7 時 「秋いっぱいの国」を作ろう、遊ぼう 128
      第8 時 「秋いっぱいの国」に招待しよう 130
      第9 時 「秋いっぱいの国」で遊ぼう 132
      第10時 「秋と遊ぼう」を振り返ろう 134
      7 にこにこいっぱい大さくせん     136
      第1 時 「にこにこ」するときはどんなときか考えよう 138
      第2 ・3 時 学校の「にこにこ」を見付けよう 140
      第4 時 見付けた学校の「にこにこ」を伝え合おう 142
      第5 時 家の人の「にこにこ」を探ろう 144
      第6 時 家の人の「にこにこ」の理由を探ろう 146
      第7 時 家の人の「にこにこ」の理由を考えよう 148
      第8 時 「にこにこ大作戦」を計画しよう 150
      第9 時 「にこにこ大作戦」の計画を立てよう 152
      第10時 「にこにこ大作戦」を実行しよう 154
      第11時 「にこにこ大作戦」の中間報告会をしよう 156
      第12時 さらに工夫をして「にこにこ大作戦」を実行しよう 158
      第13時 「にこにこ大作戦」の結果を振り返ろう 160
      第14時 「にこにこ大作戦」の結果を報告しよう 162
      第15・16時 家の人に思いを伝えよう 164
      8 ふゆとあそぼう    166
      第1 時 冬を見付けよう 168
      第2 時 冬の公園に行ってみよう 170
      第3 時 冬の風を見付けよう 172
      第4 時 風と遊ぶおもちゃを作ろう 174
      第5 時 おもちゃをパワーアップしよう 176
      第6 ・7 時 作ったおもちゃでみんなと遊ぼう 178
      第8 時 冬のことを伝えよう 180
      9 もうすぐ2 年生     182
      第1 時 入学してからの1 年間を振り返ろう 184
      第2 時 できるようになったことを考えよう 186
      第3 時 できるようになったことをお知らせしよう 188
      第4 時 誰を招待したいのか考えよう 190
      第5 時 どんな発表にしようかな 192
      第6 時 発表の準備をしよう 194
      第7 時 友達の発表を見てみよう 196
      第8 時 もっとよくするためにはどうしたらいいかな 198
      第9 ・10時 発表会をしよう 200
      第11時 「できるようになったこと発表会」を振り返ろう 202
      第12時 2 年生ではこうなりたいな 204
      編著者・執筆者一覧 206

          Description

          「板書シリーズ 生活」の編著者である、國學院大學教授、前文部科学省視学官

          田村学先生に「板書シリーズ 生活」の特徴や活用の仕方についてお話を伺いました。

          生活科を子どもたちと一緒に楽しもう!

          『楽しくなければ生活科ではない』ということはいつも考えておいたほうがいいと思います。子どもたちも生活科は大好きだし、とても人気がある時間だと思うのですが、この楽しい時間をやはり子どもと共に先生方にも楽しんで欲しいと思います。

          今回の新学習指導要領の育成を目指す資質・能力の3つの柱には、①知識及び技能、②思考力、判断力、表現力等、③学びに向かう力、人間性等の3つがあります。どれも大事ですが、特に「思考力・判断力・表現力等」が存分に発揮できているような姿を目指していくべきではないかと思います。

          生活科の成立の背景やこれまでの実践を見ると、活動や体験はかなり工夫がされてきました。ただ今後は一層、「表現活動」に力を入れることを意識してほしいと思います。そうすれば3つの資質・能力の育成にも向かい、生活科の存在価値や、実際に生活科で子どもが本当の学力といったものを獲得してくことに結び付けることができると思います。

          子どもたちは生活科でいろいろなものに触れ、観察し、言葉や絵で表現していきます。対象を一体的に学ぶ傾向のある低学年の子どもたちは生活科の指導の中で、国語的な言葉を使った表現力や算数の数の概念等を学び取っていくのです。生活科は生活科だけに留まらず、他教科との関連的な指導、効果的な指導が可能で、子供たちの学びを豊かにすることができるのです。

          同時に教科間という横のつながりだけでなく、縦のつながりも大事です。つまり幼児期で学んだことがいかに小学校の生活科に結び付くか、あるいは生活科で学んだことが3年生以降の学習にいかに発展していくかということです。
          この横のつながりと縦のつながりを意識すると、結節点として生活科という教科が存在します。新学習指導要領では、低学年の教育がかなり大きくクローズアップされていると考える必要があるのではないかと思います。

          「生活科からちょっと広がり過ぎちゃった」ではなく、「他教科にこんなに広がるんだ!」というように、先生も楽しんで子どもと一緒に取り組まれるといいと思います。

          生活科の評価について

          生活科の評価に関しては、平成元年の学習指導要領が告示されたときから3観点で進めてきているので、評価の観点自体にあまり変化はありません。ただこれまで以上に、「見えにくいものをいかに見取るか」ということが大事になってくると思います。

          見えにくいものを見取るための方法として具体的には3つあります。
          1つ目は、「空間軸でつなげて見取る」ということです。授業中の子どもの発言や書いた感想、つぶやきや表情など、子どもの様子から考えを見取るということです。

          2つ目は、「時間軸でつなげて見取る」ということです。時間軸でつなぐというのは、日々の授業や活動の中での子どもの発言の変化や考え方の移り変わりを見取るということです。

          3つ目は、「基準を定めて、それを基に見取る」ということがやはり必要だと思います。つまり子どもの姿をできるだけ丸々見取りたいとはいっても、やはり今日の授業ではこんな姿になってほしい、ここのところを具体的に描いてほしいなどの基準をイメージして、目の前の子どもとの違いを照らし合わせれば、「よしよし、いい感じだな」とか「いや、ちょっとまだかな」というところが見えてきます。

          この「空間軸・時間軸・基準」の3つを教師が意識をして、授業の中の子どもの様子を見取ればおそらく今まで以上に子どもの姿がよく見えてきます。今まで何となくただ遊んでいるなと思っていた子が、「こんなふうに考えて遊んでるんだ」とか、「すごく工夫してるんだ。随分成長したな」というのが見えてきます。子どもたちの見えにくいものが見えてくると、おそらく授業に臨む教師の意識もより前向きになり、授業に取り組む楽しさを感じることができるのではないでしょうか。

          「板書シリーズ 生活」の活用法

          実際の生活科の授業が年間に小学校1年生は102時間、2年生は105時間あります。
          ただ今回の「板書シリーズ」ではまずは単元や時間ではなく、1年間または2年間を俯瞰できるようにして、イメージと見通しを持っていただけるようにしました。

          生活科という教科はほかの教科以上に地域性、あるいは学校の固有性が出やすい教科だと思います。地域の特徴によって、体験したり、出かけたりする場所や出会う人などに違いが出やすいからです。ただ、最初からオリジナルの単元をつくったり、学校の特徴を生かした独創的な教材を用意したりすることは、若い先生にとってはなかなか大変だと思います。この「板書シリーズ」にはいろいろ経験のある先生方の工夫・アイデアがたくさん詰まっていますから、それを参考に取り組み、そこに少しずつ独自性を入れるのが良いと思います。

          これまで生活科は体験・活動が重視されてきましたが、前述したようにこれまで以上に「表現活動」に力を入れて頂きたいと思います。活動した後に表現したり、話し合ったりするような場面では、教師がどんな板書をするのかということが大事になってくると思います。低学年ですから、黒板全体から「ああ、なるほど」「今度はこういうことがしたいな」というように、大きくイメージとして捉えられるような構造化された板書がいいのではないかと思います。

          さらに付属のDVDには授業で使える「学習カード」がワード形式で収録されています。大事なことは、そのカードを子どもがやらされて書くのではなく、自ら取り組もうと思って書くかです。

          十分な体験があり、「自慢したい」「お家の人にも伝えたい」というような子どもの思いを大事にして、表現する場面を用意すれば、より一層学習効果は高まるでしょうし、子どもたちは学びを自分自身でつくっているという感覚も出てくると思います。子どもたちが自ら取り組むものとして、そのカードに向かっていけるような扱い方をしていただくといいと思います。

          Specifications

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2020年3月10日
          • ページ数: 212

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