「書く」指導

    「書く」指導

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      Barcode: 9784491040332

      坪井 綾子/著

      $12.00

      著者紹介

      坪井綾子                                        世田谷区小学校教諭                                   奈良県に生まれる。滋賀大学教育学部(国語研究室)卒業後、学級担任、新任教員の指導、外国籍児童の日本語指導、聾学校勤務、特別支援担任など小学校教師として30年間教えてきた。学習塾で小学生、中学生の国語を担当。教師になってから特に子どもの書く力の指導の大切さに気付き、独自に作文教育の研究を進めてきた。[2020年現在]

      目次

      はじめに
      第1章題材を決める
      1 飛ばなくていい。バットの芯に当てる
      2 自分にしか書けないことを書く
      3 はや過ぎるよりは遅い方がいい
      4 一回勝負。書き直しはできない
      5 題材を決めるのに一時間を使っていい
      6 作文=行事作文から抜け出す
      7 楽しいことだけが題材じゃない
      8 マッピングから題材を見付ける
      9 学年別・題材の見付け方
      10 ネタ帳を作ろう
      11 クラスのびっくり・おもしろニュース
      12 今日の〇〇家ニュース

      第2章作文の構成を教える
      1 作文全体を一言で声に出してみる
      2 オチを決める
      3 作文メモ
      4 題名は作文の顔
      5 学年別 構成の教え方

      第3章表現力を高める
      1 目に見えるように書く
      2 だれに書く?
      3 シャッターチャンスは一度だけ
      4 自分で自分に質問する
      5 ほっぺたは落ちない
      6 自分だけのオノマトペを
      7 原稿用紙を使わない
      8 最低限度の形式だけ教える
      9 長い作文は飽きる
      10 アイテムをゲット
      11 つなぎ言葉は一つだけ
      12 NGワード
      13 会話文から始めてみる
      14 素直な本音が胸を打つ
      15 丈夫な幹から自由な枝が育つ
      16 毎日5分で育てる語彙力
      17 「なぜかというと」がワンパターン作文を生む
      18 話し言葉と書き言葉

      第4章作文を評価する
      1 次の作文のために評価する
      2 「自由に書いていい」が一番辛い
      3 振り返りカード
      4 先生からのコメント
      5 学年別 評価の観点例
      6 文章の種類によって書き方は変わる
      7 アメリカでの教育
      8 子どもへの評価は教師自身への評価

      第5章発展させる
      国語を広く捉えて「書く活動」を広げる
      〈いろいろな単元①〉 お話作り
      〈いろいろな単元②〉 日記
      〈いろいろな単元③〉 詩
      〈いろいろな単元④〉 俳句
      〈いろいろな学習場面①〉 だじゃれ
      〈いろいろな学習場面②〉 なぞなぞ
      〈いろいろな学習場面③〉 ことばあそび
      〈いろいろな学習場面④〉 読書感想文
      〈いろいろな学習場面⑤〉 手紙
      教科等の特性を生かす
      〈生活科 一年生〉 あさがおの花がさいたよ
      〈算数 一年生〉 繰り上がりのたしざんの仕方
      〈社会科 五年生〉 水産業
      〈理科 五年生〉 発芽の条件
      〈生活科 一年生〉 生き物と友達

      おわりに

          Description

          作文指導の当たり前を見直す!
          小学校教師として「書く指導」に尽力してきた著者がおくる、
          「その子だけの作文」を書けるようになるアンテナを育てるコツ

          ○「なぜかというと」がワンパターンを生む
          理由の代わりに体験を入れる

          ○「自由に書いていい」が一番ツラい
          →必ず約束(めあて)を決める

          ○長い文章がいいとは限らない
          つなぎ言葉は一文に1つだけにする

          (「はじめに」より)
          「今から作文を書きます」と言うと、多くの子どもたちがくもった顔をします。
          けれども、一番困っているのは・・・・・・もしかすると先生自身ではないでしょうか?
          「作文って、どう書いていいか分からない」という子どもの声は、「どう教えていいのか分からない」という教師の心の声ではないのでしょうか?

          今までの作文学習では、私たち教師一人一人が作文指導の段階的目標をはっきり認識してこなかったのではないでしょうか。

          他教科等での学習と同様に、作文も一つ一つ段階を踏んで教えたいものです。

          作文も書き方さえ分かれば、必ず書けるようになる。
          練習すればうまくなる。

          本書では、下記のように段階を追って、だれでも書きやすい/教えやすい作文指導の方法を述べていきます。
               第1章で題材
               第2章で構成
               第3章で表現力
               第4章で評価
               第5章で発展

          作文指導以外の「書く指導」も網羅!
          ・日記
          ・詩
          ・俳句
          ・読書感想文
          ・各教科等での表現活動・・・etc.

          Specifications

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2020年3月10日
          • ページ数: 188

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