第Ⅰ章 自立と社会参加を目指す教育のために!
1 知的能力と社会生活能力は一致しない!
2 力を付ける教育から力を使いたくなる教育への転換
3 生活上の目標の重要性
4 手続き的(操作的)記憶の世界 -動作で覚える記憶-
5 自立への近道
6 働くことの本質 -金銭価値の理解との関係は?-
7 卒業してからこそ学ぶことも多い!
8 力を使いながら・力を高めるという発想
9 自分から「する生活」の重み -指示の多い生活のストレス
10 環境要因=支援が子どもを変える!
column:向かい合わせの鏡
第Ⅱ章 自立と支援 ―知的障害教育の目的を考える―
1 知的障害特別支援学校は病院ではない!
2 知的障害教育の自由度の高さ
3 何を目的にするのか?
4 学校生活の充実 -「今を豊かに!」にする教育-
5 教育目標「自立」とそのための「支援」を考える
第Ⅲ章 知的障害教育における学校生活・授業づくりの特色
1 「なぜ」「何のために」「何を学ぶのか」という学習の意義
2 知的障害という「困難性」に寄り添う教育の姿
3 知的障害教育の授業づくりの特色
column:ようこそ! ディズニーランドへ!
第Ⅳ章 知的障害教育における学校生活・授業づくりの観点
1 子どもを変える発想ではなく、支援を変える発想へ
2 学校観・授業観の転換を! ―「生活化」「単元化」「個別化」という発想―
3 「個別化」の徹底
4 学校生活・授業づくりの具体化
column:「型無し」「型通り」「型破り」
第Ⅴ章 徹底検討 小学部「(遊びを中心とした)生活単元学習」の授業づくり
1 小学部の学校生活づくり
2 遊びの指導の意義とその要件 -楽しい遊び場のために!-
3 子どもの思い・興味関心から! ―自分が子どもだったら!―
4 どんな遊び? どんな遊具・用具? ―行列のできる遊具作り!―
column:順番を待つ練習?
5 よりよいテーマを検討する!
6 単元目標(願い)の検討
7 単元活動の設定と日程計画・時間割の検討
8 教師の役割・支援 ―プレイング・サポーターとして―
9 遊び場づくりへのチャレンジ
10 生活単元学習の評価はどうすればいいのか?
第Ⅵ章 実践 中学部・高等部「作業学習」の授業づくり
〈検討Ⅰ―作業学習の「生活化」〉
1 中学生・高校生らしさを支える作業学習
2 本物の作業学習の要件
column:「ほう・れん・そう」が大切!?
〈検討Ⅱ―徹底した「単元化」〉
1 年間計画・単元のテーマを考える
2 単元目標(願い)の検討
3 単元活動の設定
4 単元の日程計画
5 製品・生産物の質と量
column:製品ではなく、働く過程にこだわるべきだ!?
6 一こまの授業の流れ
〈検討Ⅲ―徹底して「個別化」する!〉
1 作業種・作業班所属の検討
2 製品・生産物の作り方
3 生徒の担当工程と内容
4 道具・補助具の工夫・改善
column:娘にとっての甲子園!
5 作業量の確保
6 場の設定・作業環境
7 教師からの直接の支援 ―プレイングサポーターとして―
8 本気で本物の作業学習のために!
column:親は一生 教師は一時 教師の一時は子どもの一時