論究 子どもの「つまずき」の価値
提起文 「つまずき」の意味と価値を探る 盛山隆雄 02
算数における子どもの「つまずき」の価値
「診断と治療」の対象か,理解の深化のための媒介か 清水美憲 4
「つまずき」は子どもの思考の発露 藤井斉亮 8
つまずきの解釈とその価値 池田敏和 12
つまずきとその活かし方
数と計算 数と計算の素朴なつまずきとその指導 清水紀宏 16
図 形 活動には意味を直観には少しずつ論理を 山﨑浩二 20
測 定 □□□□□□□□□■□□□□□□□□□■ 礒部年晃 24
変化と関係 割合の学習におけるつまずきの検討 清野辰彦 28
データの活用 つまずきを生かして手法の有用性を感じさせる 青山和裕 32
学力調査から見えてきたもの 子供がつまずきやすい問題 笠井健一 36
学習で経験させるべきつまずき
同種の量の割合の学習 割合として数値化するときの原理に着目する契機となるつまずき 市川啓 40
異種の量の割合の学習 「つまずき」から、数学的な見方・考え方を引き出す 細水保宏 42
分数の学習 2つの「1」が必然的に混乱を生む分数 山本良和 44
図形を同じと見る学習 図形の多様な見方を共有する場をつくる 夏坂哲志 46
小数の乗除の学習 小数の乗法・除法の意味理解において“つまずきたいこと”とその乗り越え方 大野桂 48
測定の学習 単位を作り出し、その単位を数える活動 中田寿幸 50
資料の整理の学習 目的に合わないデータ収集や読み取りの間違いに気づく 盛山隆雄 52
面積・体積の学習 面積や体積の大きさについての感覚を育てていく 森本隆史 54
子どもの「つまずき」を活かした深い学び
1年 見えにくい「つまずき」を乗り越えさせることで授業改善を図る 佐藤真 56
2年 共感という理解の側面で自分の問いにする 田中英海 58
3年 立ち止まり,ともに考える 久谷下明 60
4年 つまづく子がいることを想定して授業をつくる 内藤信義 62
5年 つまずきの共感を促す 岩本充弘 64
6年 対話から生まれる納得を大切に 青山尚司 66
研究発表 □□□□□□□□□■□□□□□□□□□■ 夏坂哲志 68