伝わり方が劇的に変わる!6つの声を意識した声かけ50

    伝わり方が劇的に変わる!6つの声を意識した声かけ50

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      Barcode: 9784491043524

      熱海 康太/著

      $13.00

      著者紹介

      熱海康太
      桐蔭学園小学部教諭
      主な著書に『駆け出し教師のための鬼速成長メソッド』(明治図書出版)、『教職1年目の働き方大全』(明治図書出版、分担執筆)などがある。
      Fリーグ(日本フットサルリーグ)チーム「フウガドール すみだ」などで、小説を連載。
      [2021年2月現在]

      目次

      はじめに

      第1章 伝わり方を変える秘訣
       言葉だけでは伝わらない
       言葉が伝わらないのはなぜか
       どうすればいいのか
       声を使い分けて伝わり方を変えよう
       いよいよ声かけへ
       声かけページの使い方

      第2章 6つの声を意識した声かけ50
       大きい声の効果
       「ほっぺをたこ焼きにしよう」
       「この問題を間違えるとしたら、どんなパターンがありそう?」
       「緊張力をもとう」
       「ここだけを見て」
       「先生は怒ります」
       「迷っている姿が素敵」
       「それも成長だよ」
       「あえて名前は言わないけど」
       「ファーストペンギンになろう」

       小さい声の効果
       「コウテイペンギンの『コウテイ』を漢字で書けますか」
       「最後は口パク忍者で」
       「あなたの本気で答えてほしい」
       「嘘をついたことがありますか」
       「横を見ているように、見えてしまっているよ」
       「これはみんなにだけは伝えておくけれど」
       「1秒で賢くなれる方法を知っていますか」
       「もったいない」

       高い声の効果
       「ハハハ、面白い! なるほど〜、これは……、うんうん」
       「いいね、○○さんの気持ちが分かる人いる?」
       「今、腹が立った人は大丈夫」
       「たまたまでしょ」
       「全生物で四捨五入と先生は福山雅治」
       「円陣を組もう」
       「自分より、ほんの少しだけ上手な人を見つけよう」
       「○○さんが言ってくれたように」
       「忘れ物がだいたい何とかなる」
       
       低い声の効果
       「意志の弱いものが真似をする可能性がある」
       「好き、嫌いで分けると、可能性が逃げてしまうかもしれない」
       「失敗は成長の元」
       「今日、帰ったら、最初にお家の人に話しなさい」
       「できるということは、今回証明してほしい」
       「傾聴とは、聴いている人が心を伝えること」
       「あなたがいてくれるから、このクラスはよくなっている」
       「静なのか、動なのか」

       速い声の効果
       「分からないことを聞いてくれて、ありがとう」
       「切り替え0秒を目指そう」
       「まず何からやる?」
       「いい意味で他人に興味がある、悪い意味で他人に興味がある、の違いは何だろう」
       「字をきれいに書くコツは三つだけだよ」
       「調子を落としているね」
       「Aはグー、Bはパー、考え中はチョキ」
       「未来は変えられる。過去も変えられる」

       遅い声の効果
       「ずっとあなたの横に誰かがいた方がいいかな」
       「それ誰が決めてるの?」
       「それって、コントロールできる?」
       「『最高』最も高い、『最低』最も低い。今、それは当てはまる状況でしょうか」
       「補欠は正選手より、成長できる」
       「あなたの成長のために、それとこれは切り離して考えよう。選択肢はたくさんある」
       「逆にその人が心配」
       「考えは自由だけど、発言や行動には責任が出てくるよ」

      おわりに

      参考文献一覧

          Description

          あなたはどの声を使っていますか

          「分からないことを聞いてくれて、ありがとう!」
          分からないことを恥ずかしがらずに、自分から聞くことのできる積極性をもった子どもに育ってほしい……。
          そんな思いから、このような声かけをされる方も多くいることでしょう。

          では、このとき、どのような声で言っていますか?
          大きい声? 小さい声? 高い声? 低い声? 速い声? 遅い声?
          自分がどのような声を使っているのかを思い出しながら、「声の使い分け」について考えてみましょう。

          声がもつ「イメージ」を意識する

          さて、こんなことで悩んでいませんか?

          • 同じような声かけなのに、なぜか隣のクラスの先生が言うと効果がある
          • 「ここぞ!」と心を込めて放った言葉をだれも覚えていない
          • 本に書かれていた声かけを使ってみるも、思うような効果が出ない

          実はそれ、子どもに伝わっていない可能性があります!

          声には、それ自体に「イメージ」があります。
          例えば、教師の基本である大きい声には、楽しさや強さを演出する効果があります。
          反対に小さい声には、特別感や親密感を演出する効果があると言えるでしょう。
          同じ声をかけるにしても、どのような声を使うかで印象は全く変わってきます。

          使い分けたい声の種類は6つ。シンプルな分類ですが、それぞれがもつイメージは大きく異なります。

          楽しさ、強さを演出する 大きい声
          特別感、親密感を演出する 小さい声
          明るさ、軽快さを演出する 高い声
          落ち着き、知的さを演出する 低い声
          賢さ、熱心さを演出する 速い声
          寛容さ、品を演出する 遅い声

          これらの声の特長を知り、使い分けることで伝わり方が劇的に変わります!

          子どもの心に響かせる声かけ

          さて、先ほどの「分からないことを聞いてくれて、ありがとう!」。
          この言葉を子どもの心に最も響かせるためにチョイスすべき声は……実は速い声です。
          速い声には軽快さを演出する効果もあります。
          教師に質問をすることは、教師が思っている以上に子どもにとっては緊張する行為です。
          速い声を使うことで、「聞いてくれたことに対して、お礼を言うのは当たり前」という軽快さを表現することができ、「こんなことを聞いてもいいのかな……」と思っている子どもの気持ちをほぐすことができます。
          ここで大きい声で言ってしまうと、子どもには「わざとらしい」「恥ずかしい」と思われてしまうかもしれません。
          大事なことを伝えようとして声をかけるのに、違った捉え方をされては非常にもったいないと思いませんか?
          子どもの気持ちを想像し、寄り添った声を使うことで適切に伝えられるようになります。

          これら6つの声の強みを最大限生かせる、印象的な声かけを50例厳選し一冊にまとめました。

          「緊張力をもとう」「もったいない」「たまたまでしょ」「今日、帰ったら、最初にお家の人に話なさい」
          本書では、このような声かけを使用する声の種類とともに紹介しています。
          さて、あなたはこの6つの声かけをどの声でしますか?
          ぜひ、本書を片手に、日ごろの声の使い方を改めて意識してみませんか?

          6つの声の使い分けで、子どもとクラスの雰囲気が劇的に変わる!

          Specifications

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2021年2月26日
          • ページ数: 144

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