月刊 初等教育資料2023年6月号

    月刊 初等教育資料2023年6月号

      Product form

      Barcode: 4910044350633

      文部科学省教育課程課・幼児教育課/編

      $5.00

      目次

      初等教育資料
      2023年6月号 ● No.1034
      INDEX

      特集Ⅰ
      文化芸術による創造性豊かな子供の育成
      002 論 説 文化芸術による創造性豊かな子供の育成に向けて●文化庁学校芸術教育室
      008 事例1 音楽科における創造性豊かな子供の育成―第6学年「ひびき合いを生かして」の実践―●森圭介
      012 事例2 図画工作科における創造性豊かな子供の育成―子供一人一人が自分の思いを広げる 造形遊び―●武石塁
      016 事例3 体育科における創造性豊かな子供の育成―身体表現に重点を置いて―●松岡輝
      020 事例4 総合的な学習の時間における創造性豊かな子供の育成―地域の食文化について探究的に学ぶことを通して―●野村祥史
      024 事例5 「本物」を体全体で感じ取る●黒澤正道
      028 寄稿1 すべては感性より始まる●高樹のぶ子
      030 寄稿2 「音楽をつくるのは誰ですか?」●三宅悠太
      032 寄稿3 和紙を揉んで、作品をつくってみる●千住博
      034 寄稿4 学校給食から学ぶ食文化●饗場直美

      特集Ⅱ 特別活動
      互いのよさや可能性を発揮し、自治的能力を育む特別活動の推進
      042 解 説 互いのよさや可能性を発揮し、自治的能力を育む特別活動の指導●安部恭子
      044 論 説 自治的能力を育む特別活動の在り方●林尚示
      048 座談会 互いのよさや可能性を発揮し、自治的能力を育む特別活動の推進●氣田眞由美×佐藤克彦×岡村英樹×安部恭子
      054 事例1 子供が主体的に取り組み、豊かな学級・学校生活をつくる学級活動⑴の実践●谷川直樹
      058 事例2 子供が主体となり、学校全体で取り組む児童会活動の実践~異年齢での交流を生かして、子供たちがよりよい学校生活をつくる~●根間成美
      062 事例3 互いに認め合い、高め合えるクラブ活動の工夫~ピカソクラブの取組を通して~●市川範子

      IV 巻頭言・子供と教育 想像力を働かせて未来へ 橋本光明

      036 教育の扉 デザインで世の中をよくしていきたい 水野学

      連載
      VI 子供に学んだあの風景 「もっと」「きっと」の思いとともに●牧野泰佳
      066 豊かな教育の広がり みんなの美術館●高知県立美術館
      068 子供が輝く学校づくり 愚直なまでも子供たちを信じるところから始まる少人数ならではの学校づくり●奥村孝
      070 指導主事アイ 互いのよさを発揮し、可能性を広げる特別活動●中村美穂
      072 StuDX Style~授業改善への道~ クラウドの活用:共同編集機能を活用した協働的な学び●文部科学省初等中等教育局GIGA StuDX推進チーム
      074 特別支援教育 通常の学級に在籍する特別な支援を必要とする子供への支援の充実に向けて2●菅野和彦
      幼児教育
      078 [幼保小の架け橋プログラムの推進]北海道における幼小連携・接続の推進に向けた取組●北海道教育委員会
      080 [幼保小の架け橋プログラムの推進]「つなぐ・高める・支える」幼児教育の推進●岐阜県教育委員会
      082 [幼保小の架け橋プログラムの推進]学びをつなぐ接続的・発展的な幼保小接続~滋賀県版「架け橋期のカリキュラム」の開発を通して~●滋賀県教育委員会
      084 [幼保小の架け橋プログラムの推進]大人が協働する機会の充実と気運の醸成を図る●横浜市こども青少年局
      086 [幼保小の架け橋プログラムの推進]中山間地域における保小中連携(一貫)教育カリキュラムの作成と実践~架け橋期の協働的な学習「町特産ミネラル野菜栽培」を中心にした連携~●福島県西会津町教育委員会

      教育ニュース
      088 世界のゴミ問題~自分にできること~ジブンゴト×家族と一緒に取り組もう

          Description

          本書の概要

          文部科学省の最新の教育施策や学習指導要領の要点を分かりやすく解説し、具体的な授業実践と併せて紹介。各教科等に係る内容は、全て教科調査官が責任編集。新学習指導要領に基づき、最新の教育情報をいち早く、正確に得るために、全教員・教育委員会必読の月刊誌。毎年12月には増刊号として「幼稚園教育年鑑」を刊行。

          特集Ⅰ

          文化芸術による創造性豊かな子供の育成

          私たちの生活は、日々変化しており、その速さには驚くばかりです。このような時代にあって、全ての子供にとって必要な資質・能力である創造性について、今こそ改めて考えていく必要があるでしょう。「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~(答申)」(令和3年1月26日)においても、「先端技術を効果的に活用しながら多くの人々が豊かな人生を送るには、人間ならではの感性や創造性を発揮していくことが必要である」と示されており、創造性の涵養を目指した教育活動の充実が求められています。そして、文化芸術は、豊かな人間性を涵養し、創造力と感性を育む等、人間が人間らしく生きる糧となるものであり、創造性豊かな子供の育成に当たって、文化芸術の果たす役割は大きいでしょう。
          そこで、本特集では、文化芸術による創造性豊かな子供の育成に向けて論説すると共に、事例で具体的な取組、指導の在り方について紹介しています。さらに、小学校教育における創造性豊かな子供の育成について、多様な立場の方から寄稿をいただいており、日々の教育のヒントとなる内容になっています。

          特集Ⅱ

          学習指導要領における指導のポイント[特別活動]
          互いのよさや可能性を発揮し、自治的能力を育む特別活動の推進

          学習指導要領前文に、「(前略)これからの学校には、こうした教育の目的及び目標の達成を目指しつつ、一人一人の児童が、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが求められる。(後略)」と示されているように、子供たちが互いのよさや可能性を発揮し、多様な他者と協働してよりよく生きていくことができるようにすることが求められています。
          しかし、令和4年度の全国学力・学習状況調査における質問紙調査では、「自分にはよいところがあると思いますか」という問いに対して約2割の子供が否定的な回答をしています。また、「あなたの学級では、学級生活をよりよくするために学級会で話し合い、互いの意見のよさを生かして解決方法を決めていますか」という問いに対して、肯定的に回答した子供の割合は6割以下でした。よさや可能性を認識し、発揮できるようにするためには、多様な集団活動を通し、よりよい学級・学校生活を子供たち自身がつくることが求められるでしょう。多様な考え方を認め合い、それぞれの考えをつなぎながら、等しく合意形成に関わることができるようにすることや、集団の中で役割を担い、協力し合って実践する経験が、「自分たちの学級や学校の生活を自分たちでよりよいものにする」自治的能力や、一人一人の存在が尊重される集団づくりにつながっていきます。
          そこで本特集では、互いのよさや可能性を発揮し、自治的能力を育む特別活動の指導について、解説・論説でその考え方や実践の在り方を示すとともに、自発的、自治的活動である学級活動⑴、児童会活動、クラブ活動の、各学校や教育委員会における具体的な取組や実践例について示しています。

          Specifications

          • 読者対象: 幼稚園教員・保育士・小学校教員
          • 出版年月: 2023年5月26日

          Customer Reviews

          Be the first to write a review
          0%
          (0)
          0%
          (0)
          0%
          (0)
          0%
          (0)
          0%
          (0)

          Login

          Forgot your password?

          Don't have an account yet?
          Create account