月刊 初等教育資料2023年7月号

    月刊 初等教育資料2023年7月号

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      Barcode: 4910044350732

      文部科学省教育課程課・幼児教育課/編

      $5.00

      目次

      初等教育資料
      2023年7月号 ● No.1035
      INDEX

      特集Ⅰ
      心身の健康の保持増進に関する指導
      002 解 説 心身の健康の保持増進に関する指導―心の健康の視点から―●横嶋剛
      008 論 説 心の危機と向き合う生徒指導の進め方●新井肇
      014 座談会 心身の健康の保持増進―心の健康から考える―●水野雅文×根岸淳×大牧眞一×松﨑美枝×横嶋剛
      022 事例1 自分に合った適切な方法で対処しようー体育科(保健領域)第5学年「心の健康」の実践事例―●佐藤香織
      026 事例2 もっと!けんこう大作戦!―体育科(保健領域)第3学年「健康な生活」の実践事例―●余田峻也
      030 事例3 心身ともに健康で安全な生活態度の形成―特別活動(学級活動)第1学年「⑵日常の生活や学習への適応と自己の成長及び健康安全」―●斎藤麻衣子
      034 事例4 子供自らの歩みを保護者と共に支える―養護教諭による個別指導―●有野久美

      特集Ⅱ 国語
      伝え合う力を高め自分の思いや考えを表現することのできる「話すこと・聞くこと」の授業改善
      044 解 説 伝え合う力を高め自分の思いや考えを表現することのできる「話すこと・聞くこと」の授業改善のポイント●大塚健太郎
      046 事例1 友達の話に興味をもち、楽しみながら会話をつなげていく授業(第1学年)●小椋大地
      050 事例2 聞き手が共感的かつ能動的になるための授業実践(第5学年)●工藤優花
      054 事例3 言葉を交わし合う楽しさを感じながら話をつなげていく授業(第2学年)●小野田雄介
      058 事例4 子供が主体的に自分の意見を伝え合うことを目指した授業実践(第4学年)●春秋和孝
      062 事例5 ICT端末を活用して話し言葉を可視化し、聞くことへの理解を深める授業(第6学年)●金澤重之

      IV 巻頭言・子供と教育 スポーツを通した社会への還元―ハイパフォーマンスからライフパフォーマンスへ 久木留毅

      038 教育の扉 言葉のパワーを感じて 山本浩

      連載
      VI 子供に学んだあの風景 「えがお」があふれる子供たちと共に●八塚伝
      066 豊かな教育の広がり 博物館と学校との連携の理想を追究する●新潟県立歴史博物館
      068 子供が輝く学校づくり 「認めて 褒めて 励まして」生き生きと学ぶ子供を育てる●半田祥正
      070 指導主事アイ 「引き出したい振り返り」からの授業づくりの推進●住江めぐみ
      072 StuDX Style~授業改善への道~ クラウドの活用:コミュニケーションツール(チャット機能等)の活用●文部科学省初等中等教育局GIGA StuDX推進チーム
      074 特別支援教育 合理的配慮の提供と障害者理解教育の充実●加藤典子
      幼児教育
      078 [論説]安全な生活をつくり出す●桶田ゆかり
      082 [事例]遊びや生活を通して、幼児に安全への構えを育む指導の工夫●蔭山純子
      086 [幼保小の架け橋プログラムの推進]学びの連続性を踏まえた未来へつながる力の育成●埼玉県川越市教育委員会

      教育ニュース
      088 SDGsについて考える―ドバイ日本人学校との授業を通して―

          Description

          本書の概要

          文部科学省の最新の教育施策や学習指導要領の要点を分かりやすく解説し、具体的な授業実践と併せて紹介。各教科等に係る内容は、全て教科調査官が責任編集。新学習指導要領に基づき、最新の教育情報をいち早く、正確に得るために、全教員・教育委員会必読の月刊誌。毎年12月には増刊号として「幼稚園教育年鑑」を刊行。

          特集Ⅰ

          心身の健康の保持増進に関する指導

          教育基本法では、教育の目的として「健やかな身体を養う」ことを規定しており、また、『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 総則編』では、健やかな体について「学校における体育・健康に関する指導を、児童の発達の段階を考慮して、学校の教育活動全体を通じて適切に行うことにより、健康で安全な生活と豊かなスポーツライフの実現を目指した教育の充実に努めること」と述べられています。また、心身の健康の保持増進に関する指導においては、情報化社会の進展により、様々な健康情報や性・薬物等に関する情報の入手が容易になっていることなどから、子供が適切に行動できるようにする指導を一層重視する必要があります。

          心身の健康のうち、ユニセフが令和2年9月に公表した「子どもの幸福度」に関する調査結果では、日本の子供たちは、身体的健康は1位だったのに対し、精神的健康は37位(38か国中)という結果でした。このことからも心の健康について指導の充実を図ることが喫緊の課題であると言えます。

          そこで、本特集では、カリキュラム・マネジメントの考え方を踏まえ、心身の健康の保持増進に関する指導がより効果的に行われるよう、特に心の健康に重点を置きつつ、解説、論説、座談会、実践事例を通して理解を深めていきます。

          特集Ⅱ

          学習指導要領における指導のポイント[国語]
          伝え合う力を高め自分の思いや考えを表現することのできる「話すこと・聞くこと」の授業改善

          「話すこと・聞くこと」領域の学習活動に関する現状として、令和4年度全国学力・学習状況調査結果によると、「互いの立場や意図を明確にしながら計画的に話し合い、自分の考えをまとめることに引き続き課題がある」との指摘があります。また、国語科の授業に限った項目ではないが、質問紙調査において、5割を超える子供がほぼ毎日、あるいは週3日以上、何らかの形でICT端末を学習に活用すると回答しています。しかし、その中身を詳しく見ていくと、「話すこと・聞くこと」領域に関わりが深い「学級の友達と意見を交換する場面」「自分の考えをまとめ、発表する場面」に限ると、2割を少し超える結果でした。ICT端末をよりよく使う時期を迎えているからこそ、改めて、伝え合う力を高め自分の思いや考えを表現することのできる「話すこと・聞くこと」の授業について考える必要があります。

          そこで、資質・能力の育成に向けて、効果的なICT端末の活用を含め、様々に工夫され授業改善が行われてきていますが、より一層、国語科で身に付けた「話すこと・聞くこと」の資質・能力を育成していくため、『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 国語編』に言語活動の種類ごとにまとめた形で示している言語活動例に沿って実践事例を示しながら、伝え合う力を高め自分の思いや考えを表現することのできる授業改善のポイントを示していきます。

          Specifications

          • 読者対象: 幼稚園教員・保育士・小学校教員
          • 出版年月: 2023年6月28日

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