月刊 初等教育資料2023年9月号

    月刊 初等教育資料2023年9月号

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      文部科学省教育課程課・幼児教育課/編

      $5.00

      目次

      初等教育資料
      2023年9月号 ● No.1037
      INDEX

      特集Ⅰ
      資質・能力の育成に向けた授業づくり2
      ―思考力、判断力、表現力等の指導と評価を軸に②―
      002 座談会 資質・能力の育成に向けた教育課程の編成と実施―実現可能な取組に向けて―●岡本亜希子×安藤浩太×段松淑子×佐野浩志×大塚健太郎
      010 論説事例7 図画工作科における資質・能力の育成―思考力、判断力、表現力等の指導と評価を軸に―●小林恭代
      016 論説事例8 家庭科における資質・能力の育成―思考力、判断力、表現力等の指導と評価を軸に―●熊谷有紀子
      022 論説事例9 体育科における資質・能力の育成―思考力、判断力、表現力等の指導と評価を軸に―●塩見英樹・横嶋剛
      028 論説事例10 外国語活動・外国語科における資質・能力の育成―思考力、判断力、表現力等の指導と評価を軸に―●直山木綿子
      034 論説事例11 特別の教科 道徳における資質・能力の育成―思考力、判断力、表現力等に関わる指導と評価を軸に―●堀田竜次
      040 論説事例12 総合的な学習の時間における資質・能力の育成―思考力、判断力、表現力等の指導と評価を軸に―●齋藤博伸
      046 論説事例13 特別活動における資質・能力の育成―思考力、判断力、表現力等の指導と評価を軸に―●安部恭子

      特集Ⅱ 算数
      子供たちの身の回りの問題を題材とした算数指導の実際
      058 論説1 子供たちの身の回りの問題を解決する算数授業~全国学力・学習状況調査の問題を例に~●笠井健一
      062 論説2 設計科学の視座に基づく算数科指導の拡がり●西村圭一
      066 論説3 価値観が問われる算数の授業●島田功
      070 事例1 給食の食べ残しを減らそう~データを基に自分たちの活動を振り返り、これからの行動を考える~●石川大輔
      074 事例2 下級生はなかよし班活動に満足していると言える?言えない?●森拓也
      078 事例3 生活数理で身の回りの問題を解決する●宮脇真一

      IV 巻頭言・子供と教育 未来を創る教育を支える国立教育政策研究所の使命 瀧本寛

      052 教育の扉 ウィンタースポーツ発展のために 皆川賢太郎

      連載
      VI 子供に学んだあの風景 「言葉」と『気持ち』●上原望
      082 豊かな教育の広がり 近くで見よう、ホンモノの美術作品●佐賀県立博物館・佐賀県立美術館
      084 子供が輝く学校づくり 西目屋小学校ならではの学校経営を目指して●庭田瑞穂
      086 指導主事アイ 見方・考え方を把握し目指す子供像の育成を評価する授業づくり●清野佳子
      088 StuDX Style~授業改善への道~ クラウドの活用:動画コンテンツの活用法●文部科学省初等中等教育局GIGA StuDX推進チーム
      090 特別支援教育 知的障害特別支援学級における資質・能力の育成に向けた授業づくり2―文部科学省著作教科書や教材の活用―●加藤宏昭
      幼児教育
      094 [論説]物や人との関わりが深まる中で育つ言葉●岸野麻衣
      098 [事例]言葉による伝え合いを育む教師の役割●中田千加子
      102 [幼保小の架け橋プログラムの推進]幼児教育の学びの芽生えを学校教育の学びの基礎へつなぐ~「かけがわ型架け橋カリキュラム」の開発を通して~●静岡県掛川市教育委員会

      教育ニュース
      104 低学年から取り組みたい国際理解教育―異文化を知ることで、互いの違いを認め合えるクラスへ―

          Description

          特集Ⅰ

          資質・能力の育成に向けた授業づくり2

          ―思考力、判断力、表現力等の指導と評価を軸に②―


           本誌4月号・5月号、8月号に続き、資質・能力の育成に向けた授業づくりについて、「思考力、判断力、表現力等の指導と評価」について特集します。育成を目指す資質・能力のうち、「思考力、判断力、表現力等」は、知識及び技能を活用して課題を解決するために必要な力であります。この「知識及び技能を活用して課題を解決する」という過程については、大きく三つがあると中央教育審議会答申(平成28年12月)では指摘されています【8月号参照】。それらの学習過程の違いに留意しながら、各教科等において求められる「思考力、判断力、表現力等」の育成に向けた授業づくりを考えることが大切となります。
           そこで、本号の座談会においては、5月号「資質・能力の育成に向けた授業づくりの現状と今後の展望」に続けて「資質・能力の育成に向けた教育課程の編成と実施―実現可能な取組に向けて-」と題し、今後の授業改善への取組を一層加速させるためのヒントが得られるような構成となっています。
           また、論説事例においては、8月号「資質・能力の育成に向けた授業づくり2」に続けて、各教科等における「思考力、判断力、表現力等」について、各教科等の特質に応じながら確認するとともに、指導と評価のポイントについて示しています。

          ※8月号は「国語・社会・算数・理科・生活・音楽」、9月号は「図画工作、家庭、体育、外国語活動・外国語、道徳、総合的な学習の時間、特別活動」を掲載いたします。

           

          特集Ⅱ

          学習指導要領における指導のポイント[算数]
          子供たちの身の回りの問題を題材とした算数指導の実際


           算数科の目標には、「日常の事象を数理的に捉え見通しをもち筋道を立てて考察する力」や「算数で学んだことを生活や学習に活用しようとする態度」を養うと示されています。また、「日常の事象から見いだした問題を解決する活動」を数学的活動として、各学年に位置付けています。
           多くの教室では、算数の教科書を使って授業が行われていますが、教科書に書かれた問題の中には、第4学年の保健室における怪我のデータを基にした問題や、第6学年の比例を活用して、重さを基に画用紙の枚数を求める問題など、子供たちの身の回りにありそうな問題が示されています。しかしながら、子供たちの身の回りの実際のデータを使うことは少なく、教科書の数値で学習することが多いでしょう。つまり、子供たちの身の回りの問題を、算数を用いて考えることをなかなかしていないのです。実際に子供たちの身の回りの問題を取り上げて活動を行うと、問題解決活動が繰り返されたり、価値観が表われたりします。そこで、子供たちの身の回りの問題を題材とした算数指導の実際について、3本の論説と3本の事例で紹介します。

          Specifications

          • 読者対象: 幼稚園教員・保育士・小学校教員
          • 出版年月: 2023年8月28日

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