筑波発の総合活動 STEM⁺授業のすべて

    筑波発の総合活動 STEM⁺授業のすべて

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      Barcode: 9784491048246

      筑波大学附属小学校/著

      $17.00

      著者紹介

      筑波大学附属小学校
      明治6年に日本初の国立の師範学校の練習小学校として設立され、児童の心身の発達に応じて義務教育としての普通教育を行っている。その使命は、筑波大学の附属小学校となった今でも、初等教育の理論と実践の研究校として受け継がれている。その成果は、国内外から訪れる年間1万人以上の公立学校教師をはじめとする教育関係者に供されている。

      目次

      グラビア
       STEM+総合活動 子どもの問いや思い×課題追究・解決に向けたSTEM の活用
       STEM+総合活動でつくる学校行事

      はじめに 001
      第1 章 STEM+総合活動とは何か 005
      「STEM+総合活動」誕生の経緯 006
      STEM+総合活動の可能性 008
      情報端末の活用が日常化する時代のSTEM 教育を 010
      STE(A)M 教育の成立条件からのアプローチ 012
      「『美意識』を育てる」研究とSTEM+総合活動 014
      第2 章 STEM+学級総合 26 学級の実践 017
          ビデオ劇を作ろう 018
          感覚を数値化する 022
          箱から“わくわく”が出てくる仕組みをつくる 026
          「気づき」の質を高める生活科「わたしとかぞく」 030
          子ども料金を考える 034
          学級劇をつくろう 038
          野菜づくり名人への道は続く 042
          学校を楽しくする会社活動 046
          手話つき合唱動画を撮影して応募しよう 050
          キレキレのダンスを踊ろう! 054
          自らがもつ問題を解決する 058
          「遊び」を追究しよう! 062
          「STEM+総合活動」へつながるICT 活用 066
          「お金のなぞ」にせまる 070
          フィリピンの友達とスカイプ交流 074
          ミッションをクリアしよう 078
          幸せをつくる・幸せを増やす TEAM プロジェクト 082
          あなたはプラスチックを食べていませんか? 086
          昔話を科学する 090
          笑いを科学する 094
          るるぶKids で東京のおすすめスポットを紹介しよう 098
          自らの足跡を歴史に残す卒業プロジェクト 102
          音楽×映像×総合 106
          子どもが決めていく「きょうだいタイム」 110
          講堂スペシャルステージへ 114
          百人一首をプレゼンしよう 118
      第3 章 STEMを生かした行事 ―STEM が新しい発想を生み出す― 123
      卒業生を送る子ども会 124
      1 年生を迎える子ども会 3 年部 128
      親子で楽しんだ「オンライン若桐祭」 132
          筑波小の朝会が育てる 問題解決の姿勢 136
      第4 章 STEM+総合活動と美意識研究 139
      美意識を育てるSTEM+総合活動 140
      「葉っぱーく」の実現に向けて 142
      「かざり」を作ろう! 146
      第5 章 STEM+総合活動を支えたテクノロジー 151
      STEM+を支える校内配信 152
      Zoom を使ってできるかな? 154
      パワーポイントの活用 156
      大切なのはチャレンジと信頼 158
      おわりに 160
      執筆者一覧 161

          Description

          筑波小34人による「世界で活躍する力を育てる」授業の理論と実践!

          本書の概要

          授業の達人である筑波小の先生方が「STEM⁺総合活動」をテーマに新しい授業を提案。STEM⁺総合教育の意義を説いた理論、様々な切り口で子どもが生き生きと活動する授業実践等、これからの教育に必要な刺激が満載の一冊となっている。

          本書からわかること

          +(プラス)とは本来子どもがもっている力

          筑波大学附属小学校では、昭和46 年より人間性の回復と人間尊重を目指す教育の中核をなすものとして「総合活動」を行っています。具体的には、「児童の自然な生活を基盤として自主的・主体的な体験学習を組織することにより、調和のとれた豊かな人間的資質の向上を図る」というものです。

          本書では、当時の目標を大切にしつつ、「子どもたちの未来を見据え、世界に目を向けた新しい「総合活動」を創る」という思いをもって、「STEM 教育」と「総合活動」を融合させた「STEM⁺総合活動」を掲げています。「+」の記号には、本来子どもがもっている力、つまり子どもの問いや思い、生き生きとした意欲をイメージしています。

          会社活動からお笑いの研究まで――筑波小ならではの実践が多数!

          本書では、筑波小が誇る34人の先生がその理論と実践を紹介しています。実践の内容も多種多様。例えば、「学校を楽しくする会社活動とは何か」をテーマに新聞会社や宇宙の会社をつくったり、「るるぶKids」というウェブサイトを活用して子どもたちが東京のおすすめスポットの紹介記事を書いたり、果てはお笑い芸人を招いてみんなで喜劇について研究したり……。子どもたちが楽しんで活動する姿が活写されています。

          また、これらの活動ではiPadなどの端末からZoomなどのアプリも活用することでGIGAにも対応しています。とにかく子どもたちが積極的に活動に取り組んでいる姿は、これからの学校教育に何より欠かせないものではないでしょうか。

          STEM教育の必要性

          一般的に、STEM(ステム)とは、「SScienceTTechnologyEEngineeringMMathematics」のことを指します。しかし、筑波小では、STEM(ステム)の意味の中に、AART(芸術的要素)と、LLanguage(言語的要素)を取り入れ、教科で学ぶ多様な資質・能力の活用をイメージして、実践的研究を継続しています。

          また、STEM教育の充実を図るために、本書ではICT教育の第一人者である堀田龍也先生(東北大学大学院)と中川一史先生(放送大学)の寄稿も掲載しています。

          「世界で活躍する力」をもった子どもたちを育てるために――ぜひ、本書の研究を役立ててください。

          こんな先生におすすめ

          子どもが主体的になる授業を求めている先生
          教科以外で子どもが取り組める授業を求めている先生


          Specifications

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2023年7月3日
          • ページ数: 162

          Customer Reviews

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          もんきち
          参考になりました!

          実践紹介でSTEAMのどの観点を中心的に活用したのか、具体例とともに示されていてとても参考になった。また、その単元はどうやって生まれたのか、いきさつが書かれていたので、すごく内容が入ってきやすかった。

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