学校が変われば、授業が変わる! 新しい研究授業の進め方

    学校が変われば、授業が変わる! 新しい研究授業の進め方

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      Barcode: 9784491048284

      田中 博史、河内 麻衣子/編著、豊島区立高南小学校/執筆

      $15.00

      著者紹介

      田中博史( たなか ひろし)
      真の授業人を育てる職人教師塾「授業・人」塾主宰。元筑波大学附属小学校副校長、元全国算数授業研究会会長、学校図書教科書「小学校算数」監修委員。主な著書に『子どもが変わる接し方』『子どもが変わる授業』『写真と対話全記録で追う! 田中博史の算数授業実況中継』『学級通信で見る! 田中博史の学級づくり1年生』(東洋館出版社)、『子どもの「困り方」に寄り添う算数授業』(文溪堂)、監修に『板書で見る 全単元・全時間の授業のすべて 算数』(小学校1~6年)『板書で見る 全単元・全時間の授業のすべて 数学』(中学校1~3年、東洋館出版社)等がある。

      河内麻衣子(こうち まいこ)
      豊島区立高南小学校算数科指導教諭、全国算数授業研究会全国理事、学校図書教科書「小学校算数」編集委員。

      目次

      校内の研修会が楽しいと感じる教師集団を目指して 
      刊行に当たって 

      第1章 こんなんでいいの?―研究授業は誰のため?― 
      研究の出発―現在、研究主任の立場から―
      校内の先生方から出されたそれぞれの課題/先生方の不満・不安/なぜ、この研究主題に?

      校内研修会その1 事前検討会指導案を見合うときのコツ 講師:田中博史

      Column1 あなたの課題は何ですか?①  
      Column2 あなたの課題は何ですか?② 

      第2章 研究主任の苦悩!? 
      これでいいのかな?―迷い、迷って、迷いまくる
      研究主任として大切にしたい思いは?/先生方を巻き込みたい―6年目の先生にキャラクターづくりをお願いしてみました―/図工の先生に講師の田中博史先生の似顔絵を描いてもらいました

      研究の方向性は変えないの? 変えてもいいの? 
      どんな方向に変わっていっているの? 1年次 令和元年度/2年次 令和2年度/3年次 令和3年度/いろいろな方向が変わってしまって……見えてきたこと/先生方自身が「授業が変わった」と思うこと

      校内研修会その2 高南小の研究会が他の学校と違うところ 講師:田中博史

      Column3 研究協議会が長時間に及ぶ理由  
      Column4 若手に聞く! 校内研究って楽しいの?  

      第3章 実録! 私の授業づくり奮闘記 
      自分の授業づくりをしたときに何を考えながら取り組んでいるの? 
      授業で一番困ったシーン―子どもの言葉で授業をつくる―  
      自分の悩みをどのように乗り越えた?―試したこと、学んだこと― 
          
      校内研修会その3 高南小の研究会のテーマはなぜ、変わっていったのか 講師:田中博史

      Column5 不安だらけの復帰1年目 …どうする、校内研究  
      Column6 自分の研究テーマを決めるとき、大変だった?  

      第4章 やってよかった! 研究授業 
      研究授業を受けることは大変? 
      校内研究で教師が成長すると子どもも成長する!? 
      協議会は誰のため?  
      人の授業を見て我が授業を見直せ!?
      子どもが変わる瞬間…… 

      Column7 研究教科が専門外、専科の先生ってどう思っているの?(音楽専科)  
      Column8 研究教科が専門外、専科の先生ってどう思っているの?(図工専科)

      『THE 教師』・『THE 児童』 

          Description

          学校が変われば、授業が変わる! 新しい研究授業の進め方 先生の本音を引き出して、本当に教師のためになる研究授業をしよう!

          どうすれば校内の先生たちが、主体的に研究授業に取り組んでくれるか—-
          そんな悩みを持つ、ミドルリーダーや管理職の先生に向けた、新しい研究授業を運営するための本! 先生にとって本当にためになる研究授業は何かを、高南小学校の先生方と元筑波大学附属小学校副校長の田中博史先生による取り組みをもとに考えていきます。

          研究主任のための研究をしないようにしよう!

          校内研究や研究授業が苦手な先生は多い。若い先生からは「授業を押しつけられがち」「やりたい授業ができない!」「授業展開の仕方がわからない…」、ベテランの先生からは「自分がやりたい研究と違う」「校内研究に期待していない」「そもそもやる気がない……」など、理由は様々。
          研究授業を取り仕切るミドル・リーダーや管理職の先生方にとっては、悩みは尽きません。そんな先生方の悩みと、それを解決し、みんながポジティブになれる研究授業を開催するまでの道のりを本にしました。 本書に登場する研究のリーダーである河内麻衣子先生は言います。

          前任の校長先生に研究主任を任されたときから、このことを決めていました。
          「研究主任のための研究をしないようにしよう」と。
          なぜ、このように思ったかというと、以前、区の研究指定校として研究発表会を行った後に、同僚との何気ない会話から研究の話題になると、「でもさ、この研究は研究主任のための研究発表だったよね」と言われたことが強烈な印象として残っていたからです。このとき同僚の突然の言葉に絶句し、「どうしてそう思ったの?」と咄嗟に問い返せませんでした。
          今考えれば、どうして同僚がこのように思ってしまったのか、とっても知りたいです。そして職員には、このような思いをさせないように研究主任として動いていかなければいけないな、と強く思いながら進めています。

          なぜ、この同僚が先のように発言したのか……。悪気があって話したわけではないし、研究内容にも不満があったわけでもない。では、なぜ……。
          その思いをもって、河内先生が研究主任になってわかったことは、学級経営と同じように、職員室経営をしていくように努めることでした。クラスの子どもたちと同じように、先生方にもいろいろな思いはあります。しかし、すべての先生方が納得いくように研究を進めることは、すごく難しいことなのです。

          先生方から出された課題をもとに主題を考える

          「今の子どもたちの課題から育てたい児童像を決めて研究を進める方がよいか、先生方の課題をいろいろ出してそこから研究を進めた方がよいか、どちらがいいですか?」
          河内先生が校内の先生方に発した問いかけです。というのも、本当に先生のためになる研究を考えたとき、これまで行ってきたやり方に疑問を感じていたからです。 先生方からは、後者の案がほとんどでした。つまり、多くの先生が、実は自分の授業づくりで困っていることがあり、これまでそのことを正直に言えなかったのです。
          そこで、高南小では研究の主題を「教師の課題を明確にしていく中で研究の視点を定める」ことになりました。
          さらに田中博史先生を講師としてお迎えして、いろいろなアドバイスをもらいます。田中先生からは、「研究のテーマは違うと思ったら変えていい」「先生が参加したいグループを選べるといいのでは?」「指導案検討も希望者によってはなくてもいいのではないか」と、これまでの研究授業とは一線を画す考え方を教えてもらいます。

          本書では、研究授業の運営の難しさや苦悩が赤裸々に述べられています。また、研究を進める側だけでなく、研究授業に取り組む若手の先生やベテランの先生からの正直な声も掲載しています。
          読んでいてで「わかる、そのつらさ…」と共感できること、「なるほど!その手があったか」と納得できることが満載の内容。そして、講師の田中博史先生の校内研修会の内容も集録しており、その講義も目から鱗!
          どうぞ、研究授業の楽しさ、授業を変える面白さを体感してみてください。

          Specifications

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2022年4月7日
          • ページ数: 256

          Customer Reviews

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          万紀 藤井
          参考にはなったが

          共感するところもあったが、新しさはあまり感じなかった。脱字があり編集が雑な感じがした

          当ショップでのご購入ありがとうございます。
          また、お忙しい中レビューいただきありがとうございます。
          お客様のご感想を真摯に受け止め、これからの制作に活かして参ります。

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          研究授業とは

          本書では,研究授業に向かう各先生方の姿の葛藤や個々の違いを読み取ることができる。個別最適な学びと協働的な学びと言われるが,それは教師にあっても同じであることがわかる。子どもは子ども、大人は大人なのではなく、学び方は同じ目線で行える。このことを痛感させれる一冊である。

          当ショップでのご購入ありがとうございます。
          忙しい中コメントをいただきありがとうございます。
          今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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