まえがき
第Ⅰ章 論理的思考力とは何か
01 論理的思考力の位置付け
(1) 論理的思考力を考えるにあたって
(2) 論理的思考力を考える上での3つの視点
(3) 「資質・能力」の概念整理
(4) 総合的な学習の時間における資質・能力
(5) 国語科の目標の更に根底にある汎用的な資質・能力
(6) 子どもの対話に見られる「国語科の目標の更に根底にある汎用的な資質・能力」
(7) 汎用的な資質・能力として論理的思考力が活きてはたらくということ
(8) 国語科に固有の資質・能力と汎用的な資質・能力との関係
(9) 論理的思考力の位置付け
02 論理的思考力の具体
(1) 論理的思考力の定義
(2) 思考様式の具体
(3) 説明文から見える思考様式
03 論理的思考力はどのようにはたらくか
(1) 思考を深めること
(2) 筋道を立てて表現したり理解したり評価したりすること
(3) 「表現・理解・評価」の妥当性を検討すること
04 論理的思考力が育つ授業の条件と教師の役割
(1) 活きてはたらく論理的思考力が育つ授業の条件
(2) ファシリテーターとしての教師の役割
第Ⅱ章 説明文学習と論理的思考力
01 説明文を読むことと論理的思考力を育てること
02 子どもが文章の論理をとらえるのに必要な「読み方の手立て」
(1) 「題名」
(2) 「問い」と「答え」
(3) 「比較しているもの・こと」
(4) 「定義」と「活用」
(5) 「くり返し使われる言葉」
(6) 「具体」と「抽象」
03 説明文の教材分析と授業づくり
(1) 「まめ」(学図1年下)の教材分析と授業づくり
(2) 「めだかの ぼうけん」(学図1年下)の教材分析と授業づくり
(3) 「どうぶつ園のじゅうい」(光村2年)の教材分析と授業づくり
(4) 「冬眠する動物たち」(学図3年下)の教材分析と授業づくり
(5) 「想像力のスイッチを入れよう」(光村5年)の教材分析と授業づくり
第Ⅲ章 論理的思考力を活用する子どもの姿
01 「対話の中で活きてはたらく論理的思考力」と「汎用的な資質・能力」
(1) 4年「ごんぎつね」①【「時」に着目して,場面分けをした後の授業】
(2) 4年「ごんぎつね」②【「情景描写」に着目して,心情を想像する授業】
(3) 4年「オノマトペマイスターになろう」(伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項)
02 スピーチに表れる論理的思考力
(1) スピーチの構成に活きてはたらく論理的思考力
(2) スピーチに対する質問によって活きてはたらく論理的思考力
03 日記に表れる論理的思考力
04 あらためて,「汎用的な資質・能力」と「論理的思考力」について考える
引用・参考文献
あとがき