教育社会学研究 第102集

教育社会学研究 第102集

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日本教育社会学会/編

 

特集:地方で〈生きる〉若者たち
2000年以後、地方を対象にした若者のキャリア研究がさかんに発表されるようになった。多くの場合、若者の大人への移行が、地方の文脈にもとづいて分析されてきた。

 こうした地方を対象とした研究は、一つにはこれまで都市(あるいは東京)中心だった教育社会学研究のアンチテーゼとして捉えられてきた。確かに、教育社会学は都市固有の事象までも日本全体のものとして一般化してきたきらいがある。また、地方は都市の対立項として捉えられ、都市、あるいは東京とその他の一般化された地方との違いが強調されて分析されることもあった。

 近年の地方を対象とした若者研究の勃興は、確かに都市中心の教育社会学研究に一石を投じるものであった。しかし、これらの研究はたんに都市―地方という枠組みに留まらない意義を持っているのではないだろうか。

 それはこれまで「若者」と一括りにされてきた世代が、いかなる場所で、いかなる人々と、いかなる経験により大人へと移行するのかという現実と過程を描く試みであったともいえよう。そこでは都市―地方という対立はあまり重要ではない。むしろ都市も「地方」の一つにすぎず、都市も含めた「地方」の文脈の中で大人へと移行することが描かれようとしている。

 本特集ではこうした若者研究やキャリア研究などの新たな潮流を示すため、「地方」での若者の意識、大人への移行、地域間移動、地方の変化、女性、「都市」という「地方」、さらに東日本大震災との関係など、さまざまな視点、方法によって、地方で〈生きる〉若者達の現実を描く。

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