教育社会学研究 第108集
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商品説明
特集は「「アジア」という視点から見る教育」。その他、5本の論稿を掲載。
特集
片山悠樹・中村高康「「アジア」という視点から見る教育:特集にあたって」(pp.7-17)
有田伸「アジア社会の比較研究とはいったい何か:目的・プロセス・意義」(pp.19-38)
黄順姫「「日本」と「韓国」の交差的視点からみた「投資としての学歴」:教育システム,「地位降下防衛機能」,不安」(pp.39-65)
伊藤未帆「「異質」な存在としてのベトナム:地域研究の視点から見た教育社会学」(pp.67-86)
南部広孝「アジア教育研究の可能性:比較教育学の視点から」(pp.87-107)
シム・チュン・キャット「シンガポールから見る日本の教育」(pp.109-122)
劉語霏「台湾から見る日本の教育:日台比較教育研究の目的と意義」(pp.123-138)
論稿
今井聖「〈子ども〉の自殺をめぐる補償・救済の論理:災害共済給付制度における運用上の変化に着目して」(pp.141-161)
劉博昊「教育が道徳に出会うとき:道徳教育特有の困難性に関するシステム論的考察」(pp.163-183)
佐藤智美「なぜ,学校女性管理職比率は停滞・低下しているのか:小学校女性教員のライフヒストリーに注目して」(pp.185-206)
栗原和樹「教師にとって「貧困」とはどのような問題か:貧困概念の運用と職業規範に着目して」(pp.207-226)
鶴田真紀「「自閉症児の親」の構成:療育の准専門家になることをめぐって」(pp.227-247)
書評
石岡学[著]『「地方」と「努力」の現代史:アイドルホースと戦後日本』……大川清丈
遠藤久雄・野田正人・藤間公太[監修]国立社会保障・人口問題研究所[編]『児童相談所の役割と課題』……安部計彦
中村瑛仁[著]『〈しんどい学校〉の教員文化:社会的マイノリティの子どもと向き合う教員の仕事・アイデンティティ・キャリア』……今津孝次郎
東洋館出版社[編]『ポスト・コロナショックの学校で教師が考えておきたいこと』……山本宏樹
多喜弘文[著]『学校教育と不平等の比較社会学』……平沢和司
中村知世[著]『地方公立進学高校の受験指導:ミクロレベルから見る文化—認知的制度の確立と変容』……片瀬一男
橋本あかね[著]『変容するフリースクール実践の意味——設立者のナラティヴ分析から』……佐川佳之
ジェームズ・E・コテ,チャールズ・G・レヴィン[著]河井亨・溝上慎一[訳]『若者のアイデンティティ形成:学校から仕事へのトランジションを切り抜ける』……尾川満宏
大川清丈氏の『「地方」と「努力」の現代史:アイドルホースと戦後日本』の書評に応えて……石岡学
安部計彦氏の『児童相談所の役割と課題:ケース記録から読み解く支援・連携・協働』の書評に応えて……藤間公太
今津孝次郎氏の『〈しんどい学校〉の教員文化:社会的マイノリティの子どもと向き合う教員の仕事・アイデンティティ・キャリア』の書評に応えて……中村瑛仁
平沢和司氏の『学校教育と不平等の比較社会学』の書評に応えて……多喜弘文
片瀬一男氏の『地方公立進学高校の受験指導』の書評に応えて……中村知世
佐川佳之氏の『変容するフリースクール実践——設立者のナラティヴ分析から』の書評に応えて……橋本あかね
土田陽子氏の『女子のたしなみと日本近代:音楽文化にみる「趣味」の受容』の書評に応えて……歌川光一
課題研究報告
学校で起こる教育課題に教育社会学はどう貢献できるか?
能力主義をどう考えるか?
高等教育の国際化と「知識外交」
学会賞選考委員会報告