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新しい算数研究2024年4月号 - 東洋館出版社
新しい算数研究2024年4月号 - 東洋館出版社

新しい算数研究2024年4月号

ISBN: 4910015470445

新算数教育研究会/編

セール価格 1,100(税込)
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特集:現行の学習指導要領の成果と課題を整理する

令和6年度が始まりました.春本番の陽気となり,先生方におかれましては心も晴れやかに魅力ある授業改善への取り組みが始まったことと存じます.今年度の『新しい算数研究』の年間テーマは,「次期教育課程に向けての展望―算数教育の根本を問い直す―」となります.
現行学習指導要領が5年目になり, 内容ベイスから資質・能力ベイスへの大きな舵の切り替えが行われ,算数の本質に迫る授業へと質的な変化がもたらされています.こうした過程を振り返り,数学的な見方・考え方をどのように活かして問題解決(数学的活動)に取り組み,その結果,子供たちがどのように成長し,新たに何ができるようになったのかを捉えることが必要であり,「算数の本質」を追究する過程で,子供たちがどのように変容してきたかを捉える時期に差し掛かっています.現行学習指導要領の成果と課題を明らかにするとともに,これからの時代に求められる算数教育の不易と流行に焦点を当てて,研究を深めていければと思います.
さて,4月号の特集は,「現行の学習指導要領の成果と課題を整理する」としました.研究のスタートにあたり,これまでの現行学習指導要領の4年間の成果と,次期学習指導要領告示までに改善が求められる課題とは何か,そこからみえる今後の算数教育の方向性について識者の方に座談会で整理をしていただきました.
また,論説では中教審の「次期教育振興基本計画について (答申)」を受け,新しい時代のニーズとして,ダイバーシティ,多様性のある社会における算数・数学の学び,学び続ける人材の育成が求められる社会における算数・数学の学び,算数・数学の学びにおける教育デジタルトランスフォーメーション(DX) の推進という3つについて焦点をあてることとしました.そして,それらについて現行の学習指導要領がどのように応えているか,今後期待される展望について論じていただきました.
さらに,編集部の先生方にもこれまでに取り組んできた実践や,今後取り組んでいきたい実践について提案していただきました.今年度の特集が,現行学習指導要領の趣旨に基づく授業の在り方についてのより深い理解,さらに新しい時代の算数科の授業はこうデザインされるべきだという展望の一助になれば幸いです.