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YouTubeで授業/学級経営やってみた! - 東洋館出版社
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YouTubeで授業/学級経営やってみた!

ISBN: 9784491042619

原口 直/著

セール価格 1,650(税込)
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タイプ: 書籍

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商品説明

保護者が子どもたちにYouTubeを視聴させている割合は72.1%。
(2020年3月末・SCデジタルメディアと東北新社調べ)
子どもたちにとって身近なYouTube、授業/学級経営に使えるんです!

〇どこにでもある機材で動画編集からアップロード!
〇子どもが気になる広告の取り扱い方
〇子どもたちの速度で進められる「個別最適化学習」への使い方
〇明日から使える37の実践事例

YouTubeは授業づくりの最強ツール
教室の授業も
家庭学習との連携も 深く、楽しくなる!


YouTubeは、理科の実験動画などの授業での視聴を目指す教材開発の強い道具であるだけでなく、「学級だより」のウェブ配信など、手軽に保護者とつながれるツールとして日本の学校現場でも広がりつつあります。

著者は、知的財産教育の研究・発表を内閣府や文化庁に取り上げられてきた著作権のプロ。YouTubeを導入しようと試みる二人の先生の対話形式で、効率の良い動画の探し方や、学級での導入方法などの動画活用術の可能性を探っていきます。


〈Q&Aの具体例〉

Q.「この動画は授業で使っていいのだろうか」
A.YouTubeは広告費を得て、著作権者に著作権使用料を払っているので、基本的にOK!

Q.「YouTubeの広告が流れて子どもたちが騒いでしまわないか」 A.授業規律の確認が最善だが、広告を見終えた状態で授業に臨む方法もある。もはや子どもの方が慣れているときもある。自分のアカウントを使っていると、ターゲティング広告が出てくるので注意が必要。

Q.「アップロードしたら保護者だけでなく全世界に発信してしまうのでは?」 A.URLを知っている人向けに「限定公開」できる。公開期間などのルールを決めたり、YouTubeエディタのぼかし機能を使ったりして、配慮するところは丁寧に行う。

YouTubeを使用する際の細かな配慮事項については、第一章で徹底解説しています。


第二章は、実践編。

・「子どもたちを引き付ける」授業中の効果的な動画使用のタイミング
・先に予習してきてもらう「反転学習」の実践方法
・「学級だより」や「進路説明会」などの保護者との新しいつながり方の提案

など37の実践例を紹介させていただきました。
用意するものや、簡単な台本、ポイントなどを見開きにまとめています。


ほかにも、
「動画編集なんてしたことない!」という方向けにコラムとして、YouTube、iPhone、Windowsの初期搭載されている編集機能の簡単な説明も掲載いたしました!





「そもそもYouTubeを見たことがないなぁ」という人でも一から親しめるように、導入部分は、YouTubeの仕様から紹介しています。


YouTubeは世界100か国以上で利用され、1日当たりの動画視聴時間は10億時間を超える「世界の百科事典」です。一方で、広告収入のための視聴者/配信者の獲得のために、インターネットが苦手な方にも使いやすいように設計され、改善され続けています。

本書では、「使いやすさ」「情報量の多さ」から、YouTubeにしぼって解説しましたが、オンライン会議アプリのZOOMなど、ほかのアプリを使用する上でも使える「教育×ICT」の知識になるように心がけました。


1人1台タブレットが配布されるGIGAスクール構想が着々と進む中で、現実の教室に根っこを下ろしながら、オンラインの強みを生かしたいと思っている先生に読んでいただきたい一冊です。




「YouTubeの動画…授業で見せちゃってるからなぁ」

「先生、それ。…見せていいんですよ」

ある日の職員室での会話です。ベテランの先生に「今度、著作権の授業をします」と言ったら、困った顔をしながら打ち明けてくれました。こんな動画を、こんな単元の、こんな場面で見せている、と。既存の視聴覚教材では代えられないことも。

でも、そう!YouTubeって、授業で見せていいんです。正しくは、「よくなったんです!」

著作権法の改正によって、2019年から教員が他人の著作物を使って作った教材をインターネットで生徒に配信することが可能になりました。これは革命です。使わないなんて、もったいない!自腹で買っていたCDやDVDも、今日知って明日授業で使いたいニュースも、学校ではとうていできない実験も、授業で使えるんです。

YouTube…大人の暇つぶし?子どものおもり??から、最もリアルな教材に

普段からYouTubeを利用されている先生はYouTubeのすごさ=広さ・深さ・中毒性を実感していると思います。日常生活で興味や知識を広げるため、移動や待ち時間の暇つぶしにはもってこいです。

YouTubeは保護者や子どもの日常にも入り込んでいます。2020年3月末の調査(SCデジタルメディアと東北新社)では保護者が子どもにYouTubeを視聴させている割合は72.1%、2人に1人は「1日2時間未満」視聴させていることがわかりました。また、2019年度版の小学生の将来就きたい職業ランキング(学研ホールディングス)では不動のプロサッカー選手、プロ野球選手をおさえて、「YouTuber」がついに男子1位になりました。子どもの職業へのあこがれは関心があるか、また身近であるかが反映されます。YouTubeが子どもたちの生活になっていることの証明と言えます。

また、YouTubeは「見る」だけではありません。簡単に「作る」側にもなれます。YouTubeは専門知識がなくても操作できるように作られていますので、今スマホで撮った映像を、数分後に世界中の人または特定の人がアクセス可能な状態にできてしまいます。初心者に優しいツールです。

YouTubeチャンネルはYouTuberだけが動画を作っているのではありません。犬を飼っているおじさん、元気のいい大学生、料理が得意な人…はたまた国の官庁や地域のサークルまで。つまり、動画の撮影、編集、共有のスキルは、あらゆる仕事や趣味で活用できる能力です。小学校でプログラミング教育が導入されたことのねらいとして「情報活用能力」が掲げられています。「情報活用能力」とは、学習活動において必要に応じてコンピュータ等の情報手段を適切に用いて、情報を得たり、整理・比較したり、発信・伝達したり、保存・共有したりといったことができる力であり、さらに、このような学習活動に必要な情報手段の基本的な操作技能や、プログラミング的思考、情報モラル、情報セキュリティ等に関する資質・能力も含むものとしています。まさにこのような力がYouTubeを通して見えてきます。

YouTubeは開け放たれた学校の窓口

YouTube動画を学校現場で使うと、誰にメリットがあるでしょうか。

教員にとっては、教材研究や校務を楽にすることにつながります。

子どもにとっては、楽しい学びの道具になります。

そして、保護者にとって新しくて身近な学校の窓口になります。通常、学校に出向く機会は面談や行事など年に数回です。中学校で親御さんと話をすると「学校のことは一切話さない。友だちとうまくいっていないのでしょうか。学校がおもしろくないのでしょうか」と相談されます。その子は学校で何もしていないのでしょうか?いえいえ、とんでもない!毎日よく学び、よく遊び、友だちや教員とよく話します。数学では教科担任をうならせる鮮やかな解法をした、昼休みは汗だくになってバスケをしている、困っている友だちを助けてくれる…学校ではたくさんの顔を見せてくれます。もちろん、学校の中のすべてをさらけ出すわけではありません。発達段階において「親が子から、子が親から離れていく」のは大切な過程です。「子が親に学校の姿を見せたくない、話したくないと思う」これも大切です。しかし、集大成の場だけでなく、たまに教科や学級の節目で子どもの様子を知る機会があれば…子・親・学校のwin-win-winになります。

YouTubeと授業実践

 中学校音楽科の教員を10年間、その前は芸能プロダクションで歌手や俳優、お笑い芸人などの発掘や育成を担当しました。芸能界は情報収集がマストです。次のドラマは何か、どんな芸人さんが注目されているのか、どんな番組が人気なのか。情報を知らないと撮影現場で話が通じなかったり、相手に失礼をしてしまったりするため、毎日の情報収集は欠かせません。このクセは教員になってからも変わらず、YouTubeでの音楽配信の過程を見つめてきました。YouTubeと音楽が始めは主に著作権の関係でけん制し合っていたのが、徐々に近づき共に歩き出していく様を目の当たりにしていたのです。ですから、教員になってYouTubeが教材研究の必需品となり、授業で生徒に見せたいと思うのに時間はかかりませんでした。音楽とYouTubeが手を取り合ってからは、音質や映像がよくなった上、情報更新も早くなり、YouTubeでしか聴けない音楽も出てきて「授業で使いたい」でなく「面白い授業のために、どんどん使おう!」となってきたのです。

GIGAスクール構想…遅かれ早かれやってくるオンライン教育

2020年度の一斉休校によりオンライン授業の需要が高まる中、かねてから準備されていたGIGAスクール構想に拍車がかかりました。

GIGAスクール構想とは、

・児童生徒向けの1人1台学習用端末、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する

・2019年度補正予算案に2,318億円(端末には1台45,000円補助)

・2019年度調査5人に1台→22年度までにすべての小中学校で3クラスに1クラス分→24年度までに1人1台

これらを実現するために、〈ハード・ソフト・指導体制〉一体で進めていく文部科学省の事業です。当初の予定より大幅に早まったり、規則が緩和されたりしています。今後も急加速していくことでしょう。

子ども一人ひとりに端末が渡ったら…できることは無限大です。子どもは情報を受けるだけでなく、発信することもできます。

 最大かつ最新の世界百科事典YouTubeを「学校で」と考えただけで、ワクワクしませんか?本書では、授業以外にもいろいろな学校現場での使い方を紹介しています。子どもたちにとって魅力的で新たな学校を、一緒に作っていきましょう。