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書くことが思い浮かばない! そんな先生に

所見や総合的な学習の時間、道徳は、学期末ではなく学期間を通じて書くことが望ましいです。
たとえば、はじめの1ヶ月が終了した時点で、1文目を書くことができます。

★1文目、2文目、3文目に書くことを定めておきましょう

1文目に書くこと
「係活動」「委員会活動」「給食当番」「掃除当番」など、学期ごとに、書く活動を定める。
 学期を通じて、この活動が大きく変わることはないはずなので、学期が始まって1ヶ月目で、所見の1文目を埋めることができます。

 2文目に書くこと
授業のことを中心に。 教科と単元名、活動の様子や成果がわかればいいので、学期の中間と後半に子どもへのアンケートを2回行い、これをもとに書き進めていくのが望ましいでしょう。

 *子どもへのアンケート
  「○学期にがんばったことランキング」として、「単元」と「内容」を記録させます。 「係」「掃除当番」「委員会活動」「クラブ活動」も何に所属していて、どのような活動をしているのかを書かせるようにします。

 3文目に書くこと
「プラスワン」 教師の側から見た子どもの姿の良いところを記録として残したものを書き写します。
普段の姿から見とって、適宜書き進めていきましょう。

★学期別の書き方例

1学期
係活動+授業+プラスワン ○○係として、○○の活動に取り組んでいました。 国語「○○」の授業では、○○に気づき、学びへの意欲の高さが感じられました。 率先して配布物を配るなど、学級全体のために貢献する姿がみられました。

 2学期
 給食+委員会活動+授業+プラスワン ○○委員会として、○○の活動を友達と協力しながら行っていました。
 図工「○○」の授業では、色使いに気をつけながら創造的な作品を書き上げ、市の○○賞を受賞しました。
体調が悪くて困っている人がいると、「代わりにやろうか?」と、心優しい声かけをしていました。

 3学期
 掃除当番+授業+プラスワン ○○掃除として、隅までゴミを見落とさないように気をつけながら汚れを拭き取っていました。
体育「○○」の授業では、相手に気づかれないようにパスを回し、チームの勝利に貢献していました。 ○年生でも、優れたリーダーシップを発揮し、活躍してくれることを期待しています。

 いかがでしたか? テンプレートを定めると、1年間を通して係活動、委員会活動、掃除、授業中の学び方の態度について、子どもへ伝えることができます。 なお、所見は1学期につき3文がおすすめです。2文と3文では読んだ時のニュアンスが違います。また、懇談会などで、より詳しく子どものことを話すことができるようになります。

今回の記事は『教師の最速仕事術大全』三好 真史 /著「所見はテンプレを決めてしまう」よりご紹介しました。
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