序言 新たな伝統の創造に向けて
理論編Ⅰ 子供が主体的に、「深い学び」を実現する授業をつくるためには?
1 はじめに ~「認識の深まり」と「主体的・対話的で深い学び」~
2 認識を深める授業(「深い学び」がある授業)とは
3 認識が深まる学習の過程
理論編Ⅱ
子供が認識を深めていくための授業づくりのポイントとは?
1 単元の本質を捉える
2 子供の実態を捉える
3 教材を生かす
4 単元終了後の子供の姿を描く
5 学習課題(学習問題)を工夫する
6 多様な学習活動を取り入れる
7 矛盾を顕在化する
8 話合いを焦点化する
9 選択、自己決定の場
9 子供の認識の深まりを実感できるようにする
実践編 各教科・領域における言葉の精選で、表現力アップ
国語科における認識を深める子供
4 年 「見出しづくり」による言葉の精選で、表現力アップ
6 年 意見と根拠・理由を押さえ、筆者の“ものの見方・考え方”に迫る
社会科における認識を深める子供
3 年 切実感を高めることで、先人の働きや苦心と地域社会の発展の関係を捉える
3 年 「対象の焦点化」で、知識を再構成する
算数科における認識を深める子供
3 年 複数の任意単位を基に順位を決める活動を通して、適切な単位を選択する力を高める
5 年 公式の意味を拡張することで、統合的・発展的に考える
理科における認識を深める子供
3 年 イメージ図や実物を用いて説明することで、電気の通り道についての見方や考え方を深める
3 年 粒子の視点で考えることで、物の重さについての見方や考え方を深める
生活科における認識を深める子供
1 年 比較することで成長の違いに気付き、植物に心を寄せながらお世話をする
音楽科における認識を深める子供
1 年 音色やリズムに着目することで、曲名に応じた音楽をつくることができる
4 年 「聴き比べ」で、思いや意図をもつ
図画工作科における認識を深める子供
1 年 まるとひもの組合せを楽しみながら、立体的な表現へと高める
家庭科における認識を深める子供
5 年 題材を貫く観点を明らかにして追求することで、目的や材料に応じた適切なゆで方ができる
体育科における認識を深める子供
4 年 踊り方の「力性・空間・時間」を工夫し、「激しい感じ」がもっと伝わる表現へ
6 年 「見付ける」から「つくる」という攻撃のポイントを考える
外国語活動における認識を深める子供
5 年 思いを伝えたくて、もっと英語が知りたくなる
保健教育における認識を深める子供
5 年 予測することにより、けがを防止することができる
認識を深めるためのICT の活用
ICT の活用で「考えの根拠」を明確にする
ICT の活用で「視点」を明確にする
コラム
循環する認識・思考・表現 米田 猛
本校の研究の特質 岡﨑 誠司