東日本大震災と社会教育

    東日本大震災と社会教育

      ISBN: 9784491035307

      日本社会教育学会/編

      $21.00

      目次

      ●はしがきにかえて―震災が社会教育研究に投げかける課題…………高橋満
      ●序章 本書の課題と構成…………千葉悦子

      第Ⅰ部 東日本大震災が提起するもの――持続可能な社会づくりと社会教育・成人教育

      ●第1章  福島原発災害――その特質と復興の課題…………鈴木浩
      ●第2章  原発事故後のリスクに向き合う社会教育のアプローチ――チェルノブイリから福島へ、ドイツとベラルーシの軌跡から…………高雄綾子
      ●Column-1 脱原発社会をめざす市民の学習とドイツ社会文化運動…………谷和明

      第Ⅱ部 過酷な被災現場から「人間の復興」へ

      ●第3章 復興の途上で見えてきたもの――被災地の状況から浮かび上がる社会教育の課題…………星山幸男
      ●第4章 東日本大震災における公民館の役割――調査報告…………富手冬樹
      ●第5章 被災者の生活復興とは何か――自治・交流・居場所づくりを中心として…………天野和彦

      ●Column-2 こども☆ひかりプロジェクト:震災を機に生成されたミュージアム連携の新たなスタイル…………八木剛
      ●Column-3 伝統「ささよ」の復活と地域の暮らし…………星山幸男

      第Ⅲ部 被災者のエンパワメントと社会教育実践

      ●第6章 学習経験と震災ボランティア…………鳶島修治・高橋満
      ●第7章 創造的復興教育を支える〈学び合うコミュニティ〉――学校と地域を結ぶアクティブラーニングの可能性・福島県双葉郡の挑戦…………中田スウラ
      ●第8章 被災女性にとっての職業訓練の意義と役割――東日本大震災で被災した女性求職者へのインタビュー調査から…………小形美樹・高橋保幸
      ●第9章 生活・地域の復興と青年…………辻智子
      ●第10章 被災地のエンパワメントを醸成するフィールドワークの在り方――フレイレアン・アプローチからの探究…………松岡広路

      ●Column-4 福島県男女共生センター職員としての取組を振り返って…………長沢涼子

      第Ⅳ部 持続可能な地域づくりと学び

      ●第11章 東日本大震災後の地域学習の諸相…………石井山竜平
      ●第12章 「災害危険区域」の復興に取り組む住民の学び…………手打明敏
      ●第13章 被災当事者の復興に向けた学びとその支援…………千葉悦子

      ●Column-5 キックオフ・福島復興公民館大学…………上田幸夫
      ●Column-6 震災復興と大学…………新妻二男

      ●終章 3.11後社会教育の課題…………鈴木敏正
      ●執筆者一覧

          商品説明

          2018年の「社会教育主事講習等規定の一部を改正する省令」が交付された。
          本書では日本社会教育学会におけるこれまでの一定のプロジェクト・課題研究等の蓄積を踏まえ、社会教育実践において社会教育主事・職員等に支えられ展開されてきた主体的な住民・学習者による学習過程の展開構造を把握し、それを支える社会教育主事・職員等の専門性を明らかにし、その専門的な力量形成の構造を捉え、実践的な養成プログラムの構築を試みようとするものである。

          第1部では、社会教育実践における共同的・省察的な学習過程とそれを支える社会教育主事・職員等の専門的な役割を捉える。
          第2部ではこれまでの社会教育学会における社会教育主事等をめぐる研究動向とその到達点を把握する。
          第3部では、広く国際的な視点から生涯学習・成人教育等を支える専門職の役割とその専門的力量形成のプロセスを捉える。
          第4部では、今日的な課題となっている「社会教育主事養成制度の見直し」に先行し、創造的に社会教育実践の現場とつなげ展開しようとする社会教育主事養成カリキュラム等の試みから示唆と今後の課題を捉える。

          商品の仕様

          • 読者対象: 大学教員
          • 出版年月: 2019年6月3日
          • ページ数: 264

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