子どもに「問い」と「気付き」がうまれる「?型板書」の国語授業

    子どもに「問い」と「気付き」がうまれる「?型板書」の国語授業

      ISBN: 9784491037578

      槙原 宏樹 /著

      $14.00

      著者紹介

      槙原宏樹
      創価学園創価中学校教諭
      創価大学教育学部を卒業後、広島県内公立小学校勤務を経て2020年より現職。2018年に、第20回全国国語授業研究大会及び株式会社東洋館出版社創業70周年の記念事業「教育書新人賞」にて小学校国語部門の最優秀賞を受賞。本書は同賞の受賞により刊行されたものである。東京・国語教育探究の会、授業研究サークル「STORY」に所属。
      【2021年3月】

      目次

      第1章 子どもに「問い」と「気付き」がうまれる「?型板書」とは?
      1 国語科における「深い学び」と、これまでの国語科の授業づくりの課題とは?
      2 チェンジ! 子どもが「深く学ぶ」授業モデルへ
      3 言葉による見方・考え方が働きだす! 教師の4つの役割
      4 板書の重要性と「?型」板書の作り方
        ?5つの型×2パターンの板書アイデア?
         あなあき型板書   誤読提示型板書   バラバラ型場所  
         完成目前型板書   広がり型板書
        ■参考文献
      第2章 子どもに「問い」と「気付き」がうむ「?型板書」とは?
      あなあき型板書
      修正タイプ 「スイミー」(東京書籍・第1学年)
      修正タイプ 「動物の体と気候」(東京書籍・第5学年)
      創造タイプ 「ありの行列」(光村図書・第3学年)
      創造タイプ 「お手紙」(東京書籍・第2学年)
      誤読提示型板書
      捉え違い検討タイプ 「ビーバーの大工事」(東京書籍・第2学年)
      捉え違い検討タイプ 「大造じいさんとがん」(東京書籍・第5学年)
      文脈検討タイプ 「アップとルーズで伝える」(光村図書・第4学年)
      文脈検討タイプ 「ニャーゴ」(東京書籍・第2学年)
      バラバラ型板書
      整理タイプ 「人をつつむ形—世界の家めぐり」(東京書籍・第3学年)
      整理タイプ 「世界で一番やかましい音」(東京書籍・第5学年)
      構造化タイプ 「手塚治虫」(東京書籍・第5学年)
      構造化タイプ 「海のいのち」(東京書籍・第6学年)
      完成目前型板書
      矢印書き込みタイプ 「たんぽぽのちえ」(光村図書・第2学年)
      矢印書き込みタイプ 「年めぐり—しりとり唄—」(オリジナル教材・第3学年以上)
      図に変身タイプ 「くらしの中の和と洋」(東京書籍・第4学年)
      図に変身タイプ 「ちいちゃんのかげおくり」(光村図書・第3学年)
      広がり型板書
      適用タイプ 「歯がぬけたらどうするの?」(東京書籍・第1学年)
      適用タイプ 「白いぼうし」(光村図書・第3学年)
      拡張タイプ 「プロフェッショナルたち」(東京書籍・第6学年)
      拡張タイプ 「俳句を作ろう」(オリジナル教材・第3学年以上)
      おわりに

          商品説明

          <板書で子どもに「?」を生む! 解決したくなる!「?型板書」の国語授業>
          2020年度から小学校で全面実施された学習指導要領の国語編では、
          子どもたちが言葉による見方・考え方を働かせ、深い学びを実現する
          ことが目標として掲げられています。

          しかし、これまでには、子どもを教師の読みに押し込めるような教師偏重型の授業や、
          その逆に、子どもの読みが他者と交わることなく、好きな方向に広がったままと
          なってしまう学習者偏重型の授業もありました。こうした授業では、子どもたちが
          言葉による見方・考え方を働かせ、深い学びを実現することはなかなかかないません。
          そんなとき、ぜひご提案したいのが、「?型板書」です。

          本書では、国語科の学習において、「問い」や「気付き」は欠かすことができない
          ものと考えています。それらが生み出されるためには、教師が授業の中でどんな役割を
          果たすかが重要です。本書では、教師は子どもたちに「問い」や「気付き」が生み出されて
          いくよう働きかけ、その学びを整理するファシリテーターになる必要があると考え、
          学びを整理する手段として、板書を使った整理に着目しています。

           

          授業における板書の重要性は、これまでも多くの実践家によって示されてきました。
          その役割は、学びの「見える化」や理解を深めるためのツールとして、
          またはノート指導との連動など様々です。

          その中に、「整理」という役割があります。授業が進んでいく中で、
          多様な読みや考え方が表出された際、それらを分類し、子どもたちの状況を
          見える化させる役割です。また、そのような整理された板書を、そのまま
          学習の「仕掛け」として使用するという方法も重要視されてきました。

          本書では、板書を「仕掛け」として使用するだけではなく、
          板書によって「?」が生まれ、それを解決することで子ども自身が学びに気付く
          「?型板書」を提案します。「理解」や「仕掛け」が中心であった板書に対し、
          子どもの内面に「?」を生み出すことを中心にした板書づくりです。
          そのための5つの板書型×2つのタイプをご紹介します。

          商品の仕様

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2021年3月5日
          • ページ数: 216

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