ホーム 月刊 初等教育資料2023年8月号
月刊 初等教育資料2023年8月号 - 東洋館出版社
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月刊 初等教育資料2023年8月号

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文部科学省教育課程課・幼児教育課/編

セール価格 660(税込)
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タイプ: 書籍
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本書の概要

文部科学省の最新の教育施策や学習指導要領の要点を分かりやすく解説し、具体的な授業実践と併せて紹介。各教科等に係る内容は、全て教科調査官が責任編集。新学習指導要領に基づき、最新の教育情報をいち早く、正確に得るために、全教員・教育委員会必読の月刊誌。毎年12月には増刊号として「幼稚園教育年鑑」を刊行。

特集Ⅰ

資質・能力の育成に向けた授業づくり2
―思考力、判断力、表現力等の指導と評価を軸に①―

本誌4月号・5月号に続き、資質・能力の育成に向けた授業づくりについて、「思考力、判断力、表現力等の指導と評価を軸に」をサブテーマにして特集します。「思考力、判断力、表現力等」は、知識及び技能を活用して課題を解決するために必要な力です。この「知識及び技能を活用して課題を解決する」という過程については、大きく次の三つがあると中央教育審議会答申(平成28年12月)では指摘しています。

・ 物事の中から問題を見いだし、その問題を定義し解決の方向性を決定し、解決方法を探して計画を立て、結果を予測しながら実行し、振り返って次の問題発見・解決につなげていく過程
・ 精査した情報を基に自分の考えを形成し、文章や発話によって表現したり、目的や場面、状況等に応じて互いの考えを適切に伝え合い、多様な考えを理解したり、集団としての考えを形成したりしていく過程
・思いや考えを基に構想し、意味や価値を創造していく過程

そこで、各教科等における「思考力、判断力、表現力等」について、各教科等の特質に応じながら確認するとともに、授業づくりのポイントや評価について論説と論説事例で示します。

※8月号は「国語・社会・算数・理科・生活・音楽」、9月号は「図画工作、家庭、体育、外国語活動・外国語、道徳、総合的な学習の時間、特別活動」を掲載いたします。

特集Ⅱ

学習指導要領における指導のポイント[社会]
「問題解決のために話し合う」学習活動の充実

小学校社会科の学習は、問題解決的な学習であることは言うまでもありません。問題解決的な学習は、子供が社会的事象から問いをもち、解決の見通しを立て、資料などを活用して調べ、みんなで話し合ったり、考えたりしてまとめる(解決する)学習過程です。つまり、「問題解決のために話し合う」ことがとても重要になります。今回の学習指導要領の改訂においては、「思考力、判断力、表現力等」に関する第5学年及び第6学年の目標に「社会的事象の特色や相互の関連、意味を多角的に考える力、社会に見られる課題を把握して、その解決に向けて社会への関わり方を選択・判断する力、考えたことや選択・判断したことを説明したり、それらを基に議論したりする力を養う」と「議論する力」を養うことが示されています。また、内容の取扱いの配慮事項には、「社会的事象の特色や意味、社会に見られる課題などについて、多角的に考えたことや選択・判断したことを論理的に説明したり、立場や根拠を明確にして議論したりするなど言語活動に関わる学習を一層重視すること」が示され、考えたことや選択・判断したことを説明したり、それらを基に議論したりするなど言語活動を一層重視することが求められています。

そこで、今回の特集Ⅱでは、「問題解決のために話し合う」学習活動の充実について、改めて解説するとともに、全国で行われている実践を通して、充実のポイントについて紹介しています。