授業づくりの言いかえ図鑑

    授業づくりの言いかえ図鑑

      ISBN: 9784491052823

      三好 真史/著

      $12.00

      著者紹介

      三好真史
      1986 年大阪府生まれ。
      大阪教育大学教育学部卒。
      堺市立小学校教師・メンタル心理カウンセラー。
      教育サークル『ふくえくぼの会』代表。
      令和4 年度より京都大学大学院教育学研究科に在籍。
      著書に『子どもがつながる! クラスがまとまる! 学級あそび101』(学陽書房)、『教師の
      言葉かけ大全』(東洋館出版社)など。

      目次

      第1章 発問
      授業に参加しようとしないとき
      導入で意識を引きつけたいとき
      よくあるまちがいに気づかせたいとき
      やりっぱなしで終えてしまいそうなとき
      挙手する姿勢を認めたいとき
      描写の機微に気づかせたいとき
      自由な発想をもたせたいとき
      子どもの視線を集めたいとき
      概念を捉えさせたいとき
      ヤマ場をつくりたいとき
      コラム 研究授業のための取り組みになっていないか?

      第2章 発表
      教師の方ばかりを向いて発表しようとするとき
      聞き手の顔を見ようとしないとき
      子どもの意見がつながらないとき
      子どもの意見がダラダラと長引くとき
      発表する子どもばかりに注目が集まるとき
      ボーッと話を聞き流してしまうとき
      話の中身を捉えていないとき
      一方的な発表になってしまうとき
      言葉をうまく使いこなせないとき
      どうしても発表できないとき
      コラム 授業を上達させるために、一教科を特化させる

      第3章 支援
      黙ったまま立ち尽くしているとき
      理解の状況を把握したいとき
      まちがいでスネてしまうとき
      筆算を書かずに計算しようとするとき
      イメージが伝わらないとき
      自分勝手な行動が見られるとき
      理解しにくい発表をするとき
      なかなかできるようにならないとき
      協力する心をもたせたいとき
      ほめる点が見つからないとき
      コラム 事実を認める+非言語でほめる

      第4章 態度
      反抗的な態度をとるとき
      授業に遅れてくるとき
      持ち物のルールを破るとき
      授業中におしゃべりするとき
      教室移動でうるさくしてしまうとき
      教室移動で騒いでしまうとき
      校外学習でマナーを守らないとき
      授業準備ができていないとき
      先行して学んでいることをひけらかすとき
      授業中に騒いでしまうとき
      コラム 子どもを伸ばすこととハラスメントの境界線

      第5章 向上
      間延びした声を出すとき
      お決まりの反応ばかりするとき
      子どもの言葉を広げたいとき
      子どもを成長させたいとき
      早い子と遅い子の時間差ができるとき
      ごまかしをする子どもがいるとき
      声を出そうとしないとき
      研究授業前で、やることがないとき
      参観者として研究授業後に子どもを見送るとき
      指導の仕方に悩むとき
      コラム 授業の良し悪しは、子どもの目に表れる

      第6章 探究
      単元の方向性を決めるとき
      使いこなす力を身につけさせたいとき
      課題のイメージが湧かないとき
      子ども同士の学びをつなげたいとき
      研究授業を検討するとき
      授業研究のもち方を考えるとき
      指導案を作成するとき
      授業の方向性を考えるとき
      思考力を育てたいとき
      授業内容が簡単すぎて退屈しているとき

      おわりに

          商品説明

          ちょっとした言いかえで、授業は劇的に変わる!

          「発問」「発表」「支援」「態度」「向上」「探究」
          6つの観点ですぐに使える60のフレーズ

          本書の概要

          ベストセラーである「教師の言葉かけ大全」で、多くの反響と共感を生んだ三好真史先生による、「言葉の言いかえ」をテーマとした意欲作。授業づくりで用いられる「言葉」に注目し、授業力の向上をねらいます。何気なく用いている授業中の言葉を、今一度見直すことができる1冊。

          本書からわかること

          なぜあの先生は授業がうまいのか

          「授業が、なかなかうまくできない」
          「授業中のトラブルに対処できない」
          「上手な返し方がわからない」

          授業づくりに関して、そのような悩みを耳にします。
          学級の中には、いろいろな子どもがいます。したがって、授業づくりは簡単であるはずがありません。
          それでも授業がうまい先生はいます。では、その先生との差はなにか。
          それは「教師の言葉」です。

          まったく同じ授業は存在しない

          同じ内容、同じ作品、同じ主題での授業が、日本各地で行われています。
          しかし、まったく同じ授業は存在しません。
          教科内容や教材が同じでも、授業の実際はちがったものになるのです。
          やはりここでも、差が生まれます。その差は、やはり「教師の言葉」によるのです。
          ちょっとした意識の変化で授業を上達させることができるのです。
          それは、決して難しいことではありません。
          目の前の子どもたちにとって価値ある授業を提供できるよう、自分自身の言葉に着目し、変化させていきましょう。

          その言葉は本当に効果があるものなのか?

          もっと効果的な言葉はないのか。
          子どもを育てる言葉になっているか。
          自尊心を傷つけてはいないか。
          今の時代に求められる教師の言葉だったか。
          時代に取り残されてはいないか。
          そのように考えてみると、なかなか怪しいものではないでしょうか。

          私たち教師は、授業づくりをする中で、たくさんの言葉を使います。
          指導案の中に書き込んで、意識的に使う言葉があります。
          一方で、口から自然に出てくるような、無意識的な言葉もあります。
          すべての言葉を指導案に書き込むわけにはいきません。
          したがって、どちらかといえば、無意識的に用いる言葉の方が多くなるものです。
          そこで、少し考えてみる必要があります。

          授業観を見直す転換点

          本書では、「発問」「発表」「支援」「態度」「向上」「探究」の6つの観点ですぐに使える60のフレーズを提案します。
          書で挙げる言いかえの例は、「必ずそう言いかえなければならないもの」ではありません。
          無意識的に用いられる言葉には、教師の思想が色濃く表れます。 

          授業づくりの言葉について見直せば、子どもを育てたり、授業をつくったりすることへの考え方をも見直すことができます。
          ですから、そのまま言いかえるのではなくて、授業観を見直す転換点として活用してもらいたいと考えています。

          こんなひとにおすすめ

          ・授業展開でつまずきを感じている先生
          ・授業がマンネリ化から脱して、もうワンランク上の授業を目指したい先生

          商品の仕様

          • 読者対象: 小学校教員・中学校教員
          • 出版年月: 2023年8月10日
          • ページ数: 160

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