学級経営シリーズ

イラストで見る 全行事・全活動の学級経営のすべて

板書シリーズ刊行から20年以上の時を経てー

東洋館出版社から『板書で見る 全単元・全時間の授業のすべて』(以下、板書シリーズ)が刊行されて、20年以上が経ちました。

おかげさまで累計発行部数は110万部を突破、多くの先生方に受け入れられたシリーズになりました。

改めて考えると、一日6時間超の授業をするのは、本当にすごいことだと思います。しかも一つではなく、複数の教科を教えるわけですから、準備だけでも大変でしょう。


授業づくりの負担を少しでも軽くできれば、子どもたちと楽しい授業を創るお役に立てれば……

その想いで、制作したのが板書シリーズでした。

本シリーズは、日々の授業で使えるものにするために、「全単元・全時間」をコンセプトの一つとして、板書やイラストで見やすくすることを大切にしています。


そういう意味では、誰でもどんなときでも授業に役立てられる本になったのではないか、と自負しています。

板書シリーズのコンセプトを継承した、新シリーズがついに刊行!

前置きが長くなりました。

この板書シリーズは、主要教科の授業内容を網羅しています。しかし、先生方にとってもう一つ大切な活動まではフォローできませんでした。

そう、学級経営です。

学級経営は、授業と両輪。

授業あっての学級経営であり、学級経営あっての授業です。どちらかだけに力を入れればいいというわけではないでしょう。

そこで私たちは「板書シリーズの学級経営版」を作れば、もっと先生方のお役に立てるのではないかと考えました。

もちろん、学級経営は単元や一時間の授業でくくることはできません。板書で紹介するのも難しい。

しかし、板書シリーズで大切にしていた、「誰でもどんなときでも役立てられる」という本にすることはできるのではないかと思ったのです。

新たに刊行する学級経営シリーズは、一年間のすべての行事や活動を月ごとに解説しています。

入学式、運動会、給食、係決め、文化祭、授業参観、遠足、修学旅行、保護者会……。


どの学年のどの行事も、どうすれば円滑に進められるか、子どもにとっても素敵な思い出になるかを、板書シリーズ同様、イラストと展開例を一見開きでわかりやすく掲載しています。


もう一つ。


板書シリーズでは、文科省の調査官や現場で活躍されている一流の先生方によって執筆されています。信頼できる先生だからこそ、内容にも間違いがない。


これも本シリーズが受け入れられた一つのポイントです。


学級経営シリーズでも、そのポイントは踏襲されています。多くの学級経営の書籍を執筆したり、様々な研究会で活動されている先生方が本シリーズを執筆しています。だからこそ、子どもとの接し方のコツや子どもたちを楽しませる秘訣にも説得力があります。この豪華執筆陣の学級経営をぜひ堪能してください。

「先生のために、一番いいものを」

これは、板書シリーズを刊行するときに私たちが考えたキャッチフレーズです。先生にとっても、そして子どもたちにとっても、本シリーズが少しでもお役に立てばこれほど嬉しいことはありません。