新しい算数研究2023年6月号

    新しい算数研究2023年6月号

      ISBN: 4910015470636

      新算数教育研究会/編

      $7.00

      目次

      年間共通テーマ
      数学的な見方・考え方を問う

      第1特集
      「A 数と計算」領域における
      数学的な見方・考え方とその成長とは?

      論説1
      数の学習指導における
      数学的な見方・考え方とその成長
      清水 紀宏 4

      論説2
      数学的な見方・考え方を働かせた
      数学的活動の実現を目指した授業
      ―計算の意味と方法の考察に焦点を当てて―
      清野 辰彦 10

      論説3
      「式に表されている関係を考察すること」
      についての考察
      小松 孝太郎 16

      論説4
      数と計算を日常生活に生かすこと
      永山 香織 20

      今月の話題
      ChatGPTと自分事/中野 博之 1

      算数好きを育てる
      楽しく学ぶ,おもしろさに触れる/木場 博文​​ 26

      算数歳時記
      梅雨の時期でも子どもが算数を楽しめるアイデア♪/松山 起也​​​​ 28

      子どもの考えは,びっくり! ドッキリ! 宝箱☆
      「次は何ができるか」を児童が考え創るかけ算の学習の展開/藤田 明人 30

      算数教育の情報最前線
      モデルに支えられたデータ駆動型の創造的な学び:低学年の事例から
      /川上 貴 32

      第2特集
      学年進行に伴い事象を考察する際の式の働きは何か?

      解説
      学年進行に伴い事象を考察する際の式の働き
      ― 提案事例にみる能力のグレーディング ― 齊藤 一弥 38

      実践事例1年
      就学前施設での経験を生かした式指導について
      山田 篤​​ 40

      実践事例2年
      数を多面的に捉え,言葉や図,式などを用いて説明する
      「式表現・式読み」を重視した指導
      ―第2学年「10000までの数」― 山下 智 44

      実践事例3年
      式と事象の関連を通して,除法の意味を統合的に考察する指導
      清水 武蔵​​ 48

      実践事例4年
      数学的な見方・考え方を育む数学的活動の在り方
      ―「A 数と計算」領域における各学年の系統と第4学年の実践事例―
      川村 滉明 52

      実践事例5年
      「式を読む」よさが分かる子どもの姿の具現に向けて,
      式を眺め解決の結果や過程を振り返る活動の設定について考える
      菅野 雄大 56

      実践事例5年
      「A 数と計算」領域における数学的な見方・考え方とその成長
      ―第5学年「小数のかけ算」の学習を通して―
      小畠 政博 60

      実践事例6年
      第6学年「分数÷分数」から見える児童に育てたい「式を操作する力」
      芳賀 雄大 64

      令和5年度『新しい算数研究』年間テーマ 34
      令和5年度 新算数教育研究会 小学校算数教育全国(東京)大会のご案内 35
      第33回 新算研・教育研究賞〔募集要項〕 36
      会員制サイトのご案内 68
      日数教大会のご案内 69
      講座シリーズのご案内 70
      *次号予告・編集後記/河合 知里 72

      今月は,「A 数と計算」領域についての研究だワン!
      雨にも負けず,暑さにも負けず,
      今月も元気に算数研究楽しむワン!

          商品説明

          本書の概要

          算数教育の新しい考え方や実践を紹介したり、全国各地の支部の実践記録を掲載。また、日頃の悩みや戸惑いを本誌を通して語り合い、研究交換することを使命とする雑誌です。毎号時代のニーズに即したテーマを設定して先生方の授業・研究に役立つ情報を提供しています。

          本書からわかること

          新算研の会員制への移行がスタートし, 隔月刊へと発行スタイルを変更してから第2号となりました.前号では,年間テーマ「数学的な見方・考え方を問う」において,数学的な見方・考え方を内容及びその活かし方の両面から分析しました.ここからは,数学的な見方・考え方を領域別に分析していきます.今月号は,「A 数と計算」領域です.
          数学的な見方・考え方は,算数の学習において,どのような視点で物事を捉え,どのような考え方で思考をしていくのかという物事の特徴や本質を捉える視点や,思考の進め方や方向性を意味し,「子どもが働かせるもの」となったことは,周知のことと思います.「『A 数と計算』領域における数学的な見方・考え方」は,以下のように示されています. 数の表し方の仕組み,数量の関係や問題場面の数量の関係などに着目して捉え,根拠を基に筋道を立てて考えたり,統合的・発展的に考えたりすること,さらには,「A 数と計算」領域の内容については,数学的な見方・考え方に着目して以下の四つにまとめられています.

          ① 数の概念について理解し,その表し方や数の性質について考察すること
          ② 計算の意味と方法について考察すること
          ③ 式に表したり式に表されている関係を考察したりすること
          ④ 数とその計算を日常生活に生かすこと

          執筆者の先生方には,従来から大切にされてきた数学的に考える価値を基盤にしつつも,教材をどのように捉え直し,どのような授業へと進化させていくことが必要なのか,4つの内容を切り口に論じていただきました.
          また,隔月刊スタイルへの変更に伴い,「今月の指導」のページをリニューアルしました.各号のテーマを焦点化した内容について,各支部から実践例を提案するコーナーを設けました.
          今月号では,「A 数と計算」領域の中でも前述の③に当たる「式に表したり,式に表されている関係を考察したりすること」に焦点を当て,実践例を掲載しました.式の表現と読みに関する内容は,従来は「数量関係」において位置付けられていましたが,現行学習指導要領では「A 数と計算」領域に位置付けられました.これによって,「A 数と計算」領域の式に関する授業は,何を強調し,どのように変えていったらよいのでしょうか.学校現場の試行錯誤を,ダイレクトに届けていきたいと考えています.
          子どもが数学的な見方・考え方を働かせ,数学的活動を遂行できるように,読者の皆様と一緒に研究を深めていきたいと思います.

          商品の仕様

          • 読者対象: 小学校教員・中学校教員・大学教員
          • 出版年月: 2023年5月26日

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          琢人 工藤

          新しい算数研究2023年6月号

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