幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿
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商品説明
――「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」とは?――
平成29年3月に改訂・改定された、幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領に、新たに示された「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」。今次改訂の最大のキーワードであると言っても、過言ではないでしょう。「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は、新しい小学校学習指導要領でも記載され、低学年のすべての教科において、この10の姿との関連を図ることが示されています。
「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」
① 健康な心と体
② 自立心
③ 協同性
④ 道徳性・規範意識の芽生え
⑤ 社会生活との関わり
⑥ 思考力の芽生え
⑦ 自然との関わり・生命尊重
⑧ 数量や図形、文字や標識などへの関心・感覚
⑨ 言葉による伝え合い
⑩ 豊かな感性と表現
――10の姿を意識することのメリット――
幼稚園においては、「ねらい」及び「内容」に基づく活動全体を通して資質・能力が育まれていきますが、その中の5 歳児後半に育まれてくる姿を10にまとめたものが「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」です。幼稚園においては、幼児の発達や学びの個人差に留意しつつ、幼児期の終わりまでに育ってほしい幼児の姿を具体的にイメージして、日々の保育を行っていく必要があります。
「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を考慮することで、幼児をあらためてよく見るようになったり、重要な幼児の学びや発達の姿を偏りなく見ることができるようになったりします。また、入園から修了まで、長い見通しで子どもの姿を理解できるようになるでしょう。
幼稚園と小学校の教師が、「幼稚園教育において育みたい資質・能力」や「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」等を理解することによって、接続期の子供像が共有され、より滑らかに接続ができるようになるでしょう。
――10の姿をイメージしながら日々の保育を行う――
実践においては、10の姿を個別に取り出し保育を行ったり、10の姿のみに力点を置いて保育を行ったり、幼児期の終わりの到達目標として幼児の育ちを評価したりするものではないということを基本に置くことが大切です。指導に当たっては、10の姿がどのように育まれているかという過程こそが大切にされなければなりません。本書では、事例においてもその過程から、どのような姿が育っているかを、分かりやすく紹介しています。
「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が丸わかり!