はじめに
Ⅰ 対談① 子どもたちの「学びに向かう力」を妨げるものとは何か
失敗したくない子どもたち
失敗の場面における教師の「動き」と「言葉」
「教室」の中で共有される「学びに向かう力」
他者や環境に開かれた「学びに向かう力」
Ⅱ 「動き」①―見る
一緒に活動しない
一斉行動で確認する
聴写させる
助言をして離れる
聴き方を観察・評価する
言動に成長を見いだす
コラム 教師が子どもを「見る」ということ
Ⅲ 「動き」②―指名する
テンポよく発言させる
複数を指名する
「同じです」で終わらせない
つぶやきを聴く、表情や指先を見る
少数派から/多数派から発言させる
コラム 子どもの学習意欲と教師の指名
Ⅳ 「動き」③―聴く
「声」を要求する
発言者から離れる
発言を分析する
待つ
リアクションをする
コラム 学級の学びの文化と教師の聴き方
Ⅴ 「言葉」
目を見て語りかける
話し方で聴く構えにさせる
挑発する
発言者へ問い返す
全体へ問いかける
意味付ける
価値付ける
方向付ける
コラム 子どもを育む教師の言葉
Ⅵ 対談② 子どもたちの「学びに向かう力」を支える教師の「観」
その場の子どもとの関わりの中で、教師の動きは変化する
学びに向かわせるために教師が「強制」してもよいのか
教師は子どもの言葉をどのように聴いているか
読者に「観」を問いかける
おわりに