令和時代の総合的な学習の時間入門?教科を越えて活用可能な指導力が向上する

令和時代の総合的な学習の時間入門?教科を越えて活用可能な指導力が向上する

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松村 英治/編著

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教科を越えて活用可能な指導力が向上する!
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独創性あふれるオンリーワンでも、
名人芸とも言えるナンバーワンでもない、
及第点をクリアする総合の実践を通して、
教科の授業の総合力が向上するプロセスが、いま明らかに。
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私(編著者・松村)は、総合的な学習の時間(以下、「総合」と略)は子どもにとっても教師にとっても、必要不可欠な意味のある時間だと思っています。総合に取り組むなかで先生方が授業力を向上させ、子どもたちと共に手応えのある「確かな学び」をつくり出している姿を、これまで幾度となく見てきたからです。

しかしながら、そうした総合に出合えず、総合の本当のおもしろさを知らない子どもたちや先生方は全国にたくさんいると思います。それに対して、私は悲観的に受け止めてはいません。総合の有する課題の実態を受け止め、解決の方途を知ったうえで、できる範囲での実践を積み重ねれば、必ずよい変化が訪れることを知っているからです。

本書で扱う総合は、勤務校の実態、子どもたちの状況、地域事情などを鑑みつつ、無理なく実現できる実践を通して、子どもにとっても、教師にとっても魅力あふれる学びを生み出す総合です。

本書が注目しているポイントは2つあります。
1つ目は、「どの学校・教師でも、確かな理解に基づいて実践すれば必ず及第点をクリアできる総合」で、3つの「単元モデル」を紹介しています。

[単元モデル]魅力やよさの発信型
[単元モデル]やるべきことの実践型
[単元モデル]やりたいことの実現型

殊に、「やりたいことの実現型」は、ものづくりに特化したモデルです。つまり、地域の課題解決などといった難易度の高い実践に挑戦するのではなく、子どもがつくってみたいと思うことを実現する実践です。

ポイントの2つ目は、「総合の実践を通じて、専門教科の授業をよりよくする」「専門教科で培った授業力を総合で生かす」そんな専門教科と総合の授業を往還するなかで、普段使いの指導の総合力を向上させることです。

そこで、第4章では、4人の先生方(専門教科は国語2名、社会1名、体育1名)の実践を紹介します。
彼らが「いかにして総合と出合い直し」「総合のおもしろさに気づき」「総合の実践を通じて、専門教科の授業力を向上させていったのか」そのプロセスを明らかにします。

 

はじめに

 結論から先に言います。
 総合的な学習の時間(以下、「総合」と略)への取組次第で、どの教師も無理なく指導力を向上させることができます。この指導力は、総合限定ではありません。各教科等の垣根を越えた指導の総合力が鍛えられるのです。その実態をつまびらかにするのが本書の目的です。
 本書が推奨する総合は、ある程度の条件さえ整えば実践できる総合です。真似をするのがむずかしいオンリーワンの総合、カリスマ教師にしかできないナンバーワンの総合ではありません。及第点に達していればいい総合です。
 本来、総合は自由で柔軟性があって、子どもも教師も深く学べる実践をつくれるはずのものです。しかし、どこでどう間違えたのか、むずかしくて、たいへんで、そのために型をつくろうとするのだけど、そうするほどにつまらなくなる総合が増えてしまったように思います。
 その理由は第1章で詳述しますが、その根っこには次のことが言えるように思います。

 総合を専門とする(私を含む)教師たちが、あまりにも高尚に語りすぎてきたのではないか。

 教科横断、探究のスパイラル、課題解決、概念形成など、いずれも大切なことです。しかし、理詰めで総合の実践をつくろうとすればするほど、むずかしさ、たいへんさのほうが先立ちます。それが、総合のハードルを不必要に引き上げ、めぐりめくって、実践格差を生んできたように思うのです。
 だからこそ、本書をつくることにしました。及第点でよしとする総合への取組を通して、教科等を問わない普段使いの授業力が磨かれるプロセスを紹介するためです。
 日に日にたくましくなる子どもたちの成長を目の当たりにしながらご自身の指導に手ごたえを感じられる、何より(専門教科だろうと総合だろうと)授業自体がおもしろくなる、そんな可能性について考えていきたいと思います。

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