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学び続ける力と問題解決―シンキング・レンズ,シンキング・サイクル,そして探究へ - 東洋館出版社
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学び続ける力と問題解決―シンキング・レンズ,シンキング・サイクル,そして探究へ

ISBN: 9784491047522

高橋 純/著

セール価格 2,310(税込)
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タイプ: 書籍

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Customer Reviews

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匿名
多様な価値観を前提にしているのが良いと思いました。

中学校理科の教員をやっています。私の学校では今年度1年間定期テストを廃止して、単元テストの実施をしてきました。しかし、学力の向上が見られなかったことを理由に定期テストを復活することになりました。
高橋先生の本を読んで、学力の捉え方を改めて見直しました。学力を偏差値で数値化している今、それに影響されるのは仕方のないことですが、基礎的な学力に縛られない多様な価値観は、これからの時代だからこそ信念持ちたいだと思っています。
一つ質問です。理科における仮説・検証計画は、シンキングサイクルでいう情報収集にあたると思いますが、仮説・検証計画でもインターネットを始め、様々な情報にアクセスしてもよいと思っていいのでしょうか?
以前、「調べることで演繹的な学習になってしまうから、帰納的な学習を多く展開すべきだ」とご指導いただいたことがありました。
これについて、ご教授いただければ幸いです。また、理科授業に関する事例がありましたら、こちらも何か教えていただければ幸いです。

レビューありがとうございます。お問い合わせの件、専門的な内容については出版社からお答えしかねます旨、ご了承いただけますと幸いです。
引き続き、よろしくお願いいたします。

匿名
ICT利活用の次の段階の参考書

GIGAスクール構想における、一人一台端末、高速大容量ネットワーク環境がほぼ整った今、学校現場では、「ICTを使った授業をしている」で足ふみしているように思います(まだ、活用途上の地域、学校もあります)。使えるようになって完了ではなく、これからが教師の真価が問われる時期だと思います。学習指導要領とICT利活用を分かりやすく結びつけてくださる内容になっており、非常に分かりやすかったです。教師としてアップデートするための参考になりました。

当ショップでのご購入ありがとうございます。
本書がお役に立てば幸いです!

Y
Y.
考えるきっかけになりました

今の授業方法について改めて考えるきっかけになりました。時代はどんどん変わっていきますが、授業はそのままでいいのか?と常に疑問を持っていましたが、本書を読みなるほどと腑に落ちることがたくさんありました。ぜひ読んでほしい一冊です。

当ショップでのご購入ありがとうございます。
先生のお役に立ったようで何よりです!

匿名
自分の頭の中を整理できた

本書に書かれていることは、指導者であれば必ず考えてきたことだと思う。能動的に学び続ける力を、分かりやすく紐解いてあり、頭の中が整理され、子供たちに必要な力を、より明確に理解することにつながった。

当ショップでのご購入ありがとうございます。
先生のお役に立ったようで何よりです!

匿名
目から鱗

シンキング・レンズ。目から鱗です。
今まで見方・考え方にモヤモヤしていました。特に教科ごとに見方・考え方があり、そんなに頭に入らないと心の中で叫んでいました。この本を手に取り、まずはシンキング・レンズから始めよう という気持ちになりました。これなら子供たちも頭に入り、使えます。

当ショップでのご購入ありがとうございます。
先生のお役に立ったようで何よりです!

商品説明
1人1台端末時代の問題解決能力

問題解決能力は、能動的に学び続けることによって、実際に行動できるレベルにまで高めることができます。ICTの活用を前提としつつ、その最も基本的で、かつ汎用的な要素となるのが、本書で提案する「シンキング・サイクル」と「シンキング・レンズ」です。

最強の資質・能力とは「学び続ける力」である

子供たちに育むべきとされる資質・能力は数多く示されています。学習指導要領にある「思考力」「判断力」「表現力」をはじめ、いわゆる「○○力」として、中教審、有識者、OECDなどからも次々と生まれています。
しかし、生涯にわたって能動的に学び続けていけば、あらゆる「○○力」をそのつど身につけていくことができます。
よって、最強の資質・能力とは、自らをアップデートする力、すなわち「学び続ける力」と言うことができるでしょう。

基本となる学習過程「シンキング・サイクル」

1人1台端末が整備され、今後の学習においてはICTの活用が大前提となります。
クラウドの特性を十分に生かすことによって、個別最適な学びや協働的な学びが実現し、探究的な学びが加速します。
そこで、これからの時代に対応した学習過程として「シンキング・サイクル」(以下、「TC」)を提案します。すなわち、

課題の設定 → 情報の収集 → 整理・分析 → まとめ → 説明・発表

の五つのステップです。
「事実 → 考え」という流れを基本とし、適宜、ふり返りや評価を行っていきます。

A.課題の設定 B.情報の収集 C.整理・分析 D.まとめ E.説明・発表 各ステップごとにF.ふり返りや評価

基本となる見方・考え方「シンキング・レンズ」

学習指導要領のキーワードの一つに「見方・考え方」があります。
「どのような視点で物事を捉え、どのような考え方で思考していくのか」(学習指導要領解説総則編)、考えを深めるための手立てになります。
しかし、「その教科等ならではの物事を捉える視点や考え方」(同)ともあるように、各教科等の特性によって「見方・考え方」に関する内容や記述はそれぞれです。「見方」と「考え方」を一体としている教科もあれば、別個のものとしている教科もあります。
そこで、より汎用性が高く、教科を問わない基本的な「見方・考え方」を「シンキング・レンズ」(以下、「TL」)として提案します。すなわち、

・五感:視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚
・比較
・多面的・多角的

の三つです。
非常にシンプルですが、だからこそ、どの子供、どの場面でも使うことができます。

子供一人一人が問題解決をする授業

それでは、具体的に、TCとTLをどのように授業に取り入れればいいのでしょうか。
TCは「活動の道筋をつけるもの」、TLは「思考の道筋を編み出すもの」と整理してみます。
例えば、何かを調べる活動を行うとします。これはTCでいえば「情報の収集」にあたります。
その際、ただ漠然と観察するのではなく、視覚や聴覚(TLの「五感」)を使ったり、あるいは比べたりすること(TLの「比較」)で、より意識的な観察ができるようになります。
さらに、ICTを利活用したり、ペアやグループで協力し合ったりするなど、学習形態も工夫することで、子供たちの学びはより深いものになっていくことでしょう。

学び続ける子供

子供たちに汎用的な問題解決能力を育てたいと思っている先生方、能動的に学び続ける力について考えを深めたい先生方、授業でのより有効なICTの活用方法について知りたい先生方には、特におすすめです。
「シンキング・サイクル」と「シンキング・レンズ」、そしてICTを活用して、学び続ける子供を育ててみませんか。