学級通信で見る! 田中博史の学級づくり6年生

    学級通信で見る! 田中博史の学級づくり6年生

      ISBN: 9784491048277

      田中 博史/著

      $15.00

      著者紹介

      真の授業人を育てる職人教師塾「授業・人」塾主宰。元筑波大学附属小学校副校長,元全国算数授業研究会会長,学校図書教科書「小学校算数」監修委員。主な著書に『子どもが変わる接し方』『子どもが変わる授業』『写真と対話全記録で追う! 田中博史の算数授業実況中継』『学級通信で見る! 田中博史の学級づくり1年生』(東洋館出版社),『子どもの「困り方」に寄り添う算数授業』(文溪堂),監修に『板書で見る 全単・全時間の授業のすべて 算数』(小学校1~6年)『板書で見る 全単元・全時間の授業のすべて 数学』(中学校1~3年,東洋館出版社)等がある。

      目次

      はじめに 1
      本書の見方 10
      学級通信で見る! 田中博史の学級づくり 6年生 11
      6年生と付き合うときの心構え
      NO .1 4月9日 12
      入学式「代表挨拶」選考会 13
      NO .2 4月14日 14
      高学年の総合活動 15
      NO .3 4月16日 16
      田中学級の係活動―会社方式― 17
      NO .4 4月21日 18
      筑波小方式1年生を迎える会 19
      NO .5 4月28日 20
      子どもたちの自由行動 21
      NO .6 5月7日 22
      その日に伝えることに意義がある!―半枚の通信― 23
      NO .7 5月12日 24
      参観した親からの手紙 25
      NO .8 5月18日 26
      せめてもの心の支えに“お守り”のプレゼント 27
      NO .9 6月3日 28
      リアルタイムの授業記録を届けるという役割 29
      NO .10 6月8日 30
      子どもたちの願いを実現できないかと取り組む日々 31
      NO .11 6月10日 32
      夏休み前に多忙な企画勢ぞろい動き出した後で後悔する担任 33
      NO .12 6月11日 34
      友達の頑張る姿に学ぶ 35
      NO .13 6月11日 36
      子どもの人間関係が育つグループづくり 37
      NO .14 6月15日 38
      筑波小流テーマタイムの取り組み 39
      NO .15 6月17日 40
      クラスのテーマソングをつくる 41
      NO .16 6月21日 42
      子どもの力に培う授業づくりを目指して 43
      NO .17 6月22日 44
      子どもたちの追究ノート(「輝跡」ノートと名付けてました)に感動 45
      NO .18 6月23日 46
      日記のタイトル「輝跡」に込めた思い 47
      NO .19 6月24日 48
      「課外授業 ようこそ先輩」の準備で見えた専科制のよさ 49
      NO.20 6月25日 50
      「ひろし」の時間 51
      NO .21 6月28日 52
      着衣水泳の試み 53
      NO .22 6月30日 54
      仲間と共に映画をつくる 55
      NO .23 7月9日 56
      野村萬斎さんの指導法に学ぶこと 57
      NO .24 7月12日 58
      受験も背負う子どもたちと青春する! 59
      NO .25 7月15日 60
      そういえば、いつも雨にたたられた…… 61
      NO .26 7月19日 62
      朝の活動という文化―毎朝のドッジボールと縄跳び― 63
      NO .27 7月23日 63
      遠泳に向けて 65
      NO .28 9月1日 66
      田中博史人生初の遠泳体験 67
      NO .29 9月8日 68
      ニックネームで呼び合う仲間 69
      NO .30 9月9日 70
      組み立て体操 帆掛け船の仕組み 71
      NO .31 9月10日 72
      子どもたちに励まされる日々 73
      NO .32 9月14日 74
      「課外授業 ようこそ先輩」の企画との縁 75
      NO .35 9月17日 76
      教室にワープロが置かれた 77
      NO .36 9月21日 78
      アナログ時代の行事の記念写真 79
      NO .37 9月30日 80
      筑波小の運動会文化を語る 81
      NO .38 10月5日 82
      10月は前期の終わり―節目の季節― 83
      NO .39 10月7日 84
      思い出づくり山盛りの前期からいよいよ厳しい現実が始まる後期へ 85
      NO .40 10月19日 86
      面白問題は子どもたちと一緒に! 87
      NO .41 10月21日 88
      筑波小流「きょうだい」遠足はすべての企画を子どもが行う 89
      NO .42 10月22日 90
      サークル活動って何? 91
      NO .43 10月26日 92
      フリータイムに向き合うために教師が見本を示す 93
      NO .44 94
      なぜかワープロのまわりは黒山のひとだかり 95
      NO .45 11月19日 96
      筑波小のジャンボ遠足の変遷 97
      NO .46 11月19日 98
      ワープロに向かう子どもたちへの指導 99
      NO .47 12月1日 100
      メールによる子ども同士の交流へ 101
      NO .48 12月15日 102
      算数の授業でつくった巨大な立体がお楽しみ会の飾りに一役 103
      NO .49 12月22日 104
      1999年が終わる 105
      NO .50 1月11日 106
      いよいよ西暦2000年がスタート! 107
      NO .51 1月20日 108
      子どもの文章に感動する日々―6年生はもう大人― 109
      NO .52 1月24日 110
      自然体で表現できる力の強さと迫力を子どもから学ぶ 111
      NO .53 1月25日 112
      最後のグループづくりで人間関係力を試す 113
      NO .179 1月26日 114
      子どもが参加してくる学級通信づくり 115
      NO .180 1月27日 116
      卒業までの時間を子どもたちと創る 117
      NO .181 1月28日 118
      行事のしおりのつくり方 119
      NO .182 2月1日 120
      保護者からも卒業生からも続々届くメッセージに感謝 121
      NO .183 2月2日 122
      初代のひろし学級の子どもたちからの便り 123
      NO .58 2月3日 124
      「書く」ことは「考える」こと 125
      NO .185 2月4日 126
      6年生の褒め方 127
      NO .186 2月7日 128
      卒業した教え子との会話 129
      NO .187 2月8日 130
      最後の朝会の話 131
      NO .188 2月9日 132
      旅立ちの後は振り返らない 133
      子ども号 134
      子どもたちが初めてワープロでつくった通信 135
      NO .188 2月9日 136
      男女の仲がいい高学年のクラスをつくるために 137
      NO .190 2月14日 138
      クラス全員の女子からクラス全員の男子へ 139
      NO .191 2月29日 140
      卒業前の10日間子どもたちに課したテーマはやはり「書く」 141
      NO .66 3月1日 142
      往復80分 面会5分の旅 143
      NO .193 3月2日 144
      卒業レポートの表紙に「だまし絵」づくり 145
      NO .68 3月3日 146
      だまし絵の仕組み 147
      NO .69 3月6日 148
      だまし絵の並び替えの仕方 149
      NO .70 3月7日 150
      学校の慣習を問い直すことも 151
      NO .71 3月8日 152
      卒業試験 10日間連続の日記で目覚めた子ども 153
      NO .72 3月9日 154
      好きなところで先生とツーショットの記念写真 155
      NO .73 3月10日 156
      Rのスピーチ 157
      NO .200 3月13日 158
      200号達成! 159
      NO .75 3月15日 160
      子どもたちからの手書きメッセージのついた「Tシャツと帽子」に感動 161
      NO .76 3月16日 162
      親子スポーツの様子を見て感じたこと 163
      NO .77 3月21日 164
      卒業前に子どもたち同士も互いに相手に寄せ書きで想いを伝える 165
      NO .78 3月22日 166
      盟友からの手紙 167
      NO .79〈最終号〉 3月23日 168
      最終号 169
      学級通信 平成14(2002)年 「わくわく」バージョン 171
      NO .4 4月17日 172
      劇づくりで学級を創る① 173
      NO .5 4月19日 174
      漫画もいいけれど……指導に悩む 175
      NO .7 5月8日 176
      劇づくりで学級を創る② ダンスを教え合う男女の姿 177
      NO .8 5月15日 178
      子どもたち全員の「母の日計画」披露の意味 179
      NO .9 5月20日 180
      野営に向けて① 校庭キャンプで練習 181
      NO .10 5月20日 182
      学園祭に向けて クラスで取り組んだイベント 183
      NO .11 5月20日 184
      劇づくりで学級を創る③ 台詞のない人も芝居する 185
      NO .12 6月18日 186
      劇づくりで学級を創る④ アドリブもOK! ハプニングに強い子どもたち 187
      NO .13 6月19日 188
      劇づくりで学級を創る⑤ 子どもたちの中に強く残る劇にするために 189
      NO .14 6月20日 190
      野営に向けて② 夜の学校に泊まる! 191
      NO .16 7月8日 192
      野営に向けて③ 校庭キャンプのための用意 193
      NO .18 7月10日 194
      うれしかった先輩の言葉 195
      NO .26 9月6日 196
      教師にしか見ることのできない日々を親にも届けたい 197
      NO .36 1月31日 198
      日本一短いクラスへの手紙 199
      NO .37 2月10日 200
      後輩へのコメントで自分を知る 201
      NO .42 3月10日 202
      「はつらつ世代」からの手紙 203
      NO .44 3月17日 204
      子どもたちがつくった呼びかけ 205
      NO .46 3月20日 206
      卒業式当日 自分の演出で泣く 207

          商品説明

          元筑波大学附属小学校のカリスマ先生が6年生の学級通信を大公開!学級通信で見る! 田中博史の学級づくり6年生 学級通信の書き方はもちろん、学級づくりに必要な心構えも掲載!

          元筑波大学附属小学校副校長の田中博史先生が、かつて担任した6年生のクラスに向けて出していた学級通信を公開した学級経営本です。学級通信の書き方はもちろん、6年生の学級づくりに必要な心構えも掲載された盛り沢山の内容となっています。

          学級通信は保護者・子どもとの関係づくりにおいて最強のツール!

          学級通信は、保護者との関係づくりや子どもたちの信頼を築いていく上で欠かせない、最強のツール。

          「子どもたちと私の教室で過ごしている空間の持つ雰囲気を、保護者の方にもできるだけ知っていただきたいと思います。子ども集団ですから当然、日々小さなトラブルもあります。でも、そこにもちゃんと子どもなりの心遣いがあります。
          家庭には結果だけが情報として届きがちなので、マイナスのイメージの方が多いトラブルの話題ですが、前後のストーリーを聞くと、大人たちがもっと温かくゆっくり見守っていくのでいいんだと理解してもらうこともできるようになります。その意味では、子どもたちの様子を細かく観察し、できるだけリアルタイムで報告できるようにと心掛けていました……」(はじめにより)

          学級通信を出すことで、ちょっとしたトラブルも保護者と共有することができ、安心感を届けることができます。また、高学年の場合は、子どもたちも読みます。だから、先生が普段思っていることや教育観も伝えることができます。

          6年生だからこそ学級通信を出して一緒に青春を謳歌しよう!

          6年生というと、「最上級生だから」「もうすぐ中学生だから」というように「しっかり」することを求められがちです。しかし、体は大きくなってきたけれど、実はまだまだ甘えていたいという子どももいることを前提にして付き合うことが必要だと思っています。
          逆に、体は小さくて幼く見えても、心は大人になっている子もいます。それどころか、同じ子どもなのに、朝接してきたときは幼く甘えん坊の顔を見せていたのに、同じ日の午後、友達がいる前では妙に悪態をついてみせたりということも珍しくはありません。

          この時代の子どもたちのこのアンバランスさに、付き合う大人も戸惑うと思います。でも、これが子どもたちの現実の姿です。両面が見えた大人はまだいいのですが、どちらか一方しか見ていないのに決めつけてしまう大人もいます。子どもたちも自分の中にあるこのアンバランスには戸惑っています。どうしてあのとき、あんな態度をしてしまったのだろうと冷静になったときは反省しています。でもそれを素直に口に出すのは照れくさい……。だから反省していたのにまた同じ態度をとります。これが反抗期の子どもたちの中にある揺れです。でも、この揺れの中で彼らは人との接し方を学び、自分探しをしています。

          だからこそ、彼らと接するときに直接的に言葉をかけるだけではなく、学級通信のように間接的に伝えることも大事になってきます。例えば叱り方も、学級通信で先生の考えを書くだけでも伝わることがあります。
          一方で、子どもたちと過ごした楽しい出来事を通信で共有することで、クラスの一体感も芽生えてきます。
          本書では、4月の始業式から3月の卒業式までの一年間をあますことなく紹介しています。田中先生がどのようなことを考え、子どもたちがどのように成長していったのか、存分に楽しんでいただければと思います。
          読めば読むほど、6年生のクラスの情景がリアルに浮かんでくるはずです。学級通信と学級づくりの両方が詰まった一冊。田中先生の6年生と青春を謳歌した日々をどうぞご覧ください。

          はつらつNo.1

          はつらつNo.3

          商品の仕様

          • 読者対象: 小学校教員
          • 出版年月: 2022年3月22日
          • ページ数: 208

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