その子らしさに応じる授業を実現する! 算数授業のパーパス思考
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商品説明
本書の概要
授業の存在価値に立ち返り、目の前の子どもたちがその子らしく自由に学べる授業に変える!
憧れた授業を真似できないのはなぜか
先輩の授業を真似てみたけれどうまくいかなかった、そんな思いをしたことはありませんか。
「研究会で見たあの授業を指導案通りやってみたけれど,想定した通りに子どもが反応しなかった」
自分がイメージする「良い授業」を子どもたちに押し付けるような展開では、子どもたちの思考との齟齬が生じてしまい、うまくいきません。
そこで、「なぜ授業をするのか」という授業の存在意義、パーパスに立ち返って授業を捉えてみることを提案します。
その子らしい学び方の7つのタイプ
本書では、授業を動かすその子らしい学び方として、7つの思考を例示しています。
これは、教師が子どもの学び方を捉える視点としてだけでなく、子どもたちが算数の授業で働かせる思考の引き出しとして価値付けることもできる思考です。
きっと自分のクラスの子どもの姿と重なる思考があるでしょう。あるいは、自身の授業ではなかなか表出しない思考もあるかもしれません。
こういったその子らしい考え方に沿った授業を、実際の授業場面を例に紹介します。
その子らしく、自由に学べる授業
4年生の「簡単な割合」の学習で、いくつかの文房具を提示して、”同じような値上げ”について考える場面です。
教師が授業計画で想定していた内容を追うような展開をしていくと、子どもたちは先生に言われた通りの授業をさせられていると感じて、主体性が失われていきます。
この実践例では、問題提示を受けて、焦点化していく場面で、批判的に捉える思考と、既習の考えを適用する思考をした子どもがいた場合展開を例示しています。
どちらの展開例でも、子どもの思考に沿って授業を展開しつつ、差と倍の考え方に焦点化していきます。
無目的に子どもの発言通りに授業を進めるのではなく、授業の目的を明確に据えているからこそ、子どもたちの思考に沿って授業進めていくことができるのです。
本書では、焦点化場面、練り上げ場面、まとめ場面、発展場面と授業の各段階で、子どもたちの思考に沿って授業展開を切り替えていく例を19例掲載しています。
目の前の子どもたちの、その子らしい思考に応じて授業を展開する例を掲載しています。
ぜひ、自分のクラスの子どもたちの考え方と照らし合わせながら、その子らしく学べる授業を本書をもとにともに考えていきましょう。
こんな先生におすすめ
クラスの子どもたちにあった授業をしたい先生 / 算数の授業をより良くしたいと思っている先生