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国語授業の「常識」を疑え! - 東洋館出版社
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国語授業の「常識」を疑え!

ISBN: 9784491050898

土居 正博/著

セール価格 2,090(税込)
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タイプ: 書籍
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Customer Reviews

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匿名
日々の実践に基づいた授業改善の指南書

子どもの姿から課題を捉えて、その課題を克服するための思考の仕方や課題克服のための実践が書いてあります。教師の力量形成にも役立ち、実践提案は現場で役に立つものばかりだと感じます。学ばせていただいことを実践していきます。

匿名
疑います!

言語化力が凄まじいですね。納得です。

当ショップでのご購入ありがとうございます。
本書がお役に立てば幸いです!

あ.
参考になります!

土居先生の書籍を見ると、国語授業のこれまでを見直すきっかけとなります。

当ショップでのご購入ありがとうございます。
本書がお役に立てば幸いです!

商品説明

「常識」には疑い方がある――
地道に成果をあげ続ける、土居正博先生の実践改善の裏側が丸わかり!

本書の概要

思考停止で前例踏襲の授業にも、「奇をてらう」だけの授業にも陥らない、地に足のついた実践改善の方法
●ぼんやりと存在している「常識」を見つける「目」が手に入る
●「常識」に気づいたときにすべきことが分かる
●多忙でも持続可能な実践改善の習慣が身につく
●土居先生の国語授業の「常識」の乗り越え方を追体験できる
だれでも、どの教室でもできる、ほんの少しの工夫で大きな効果を生みだす実践の創り方を提案します。

本書からわかること

そもそも「常識」ってなんですか?
――「常識を疑え」を考える

「これまでの常識はもう通用しない」「常識に縛られず、自由に考えて行動しよう」「常識を疑って、新しいものを生みだそう」……。
変化する社会に対応した学校づくりや授業改善が求められる中で、このような言葉を耳にする機会も増えているのではないでしょうか。
もともとは柔軟な思考と考え続けることの必要性を訴えるために叫ばれたこれらの言葉も、あまりに広く言われるようになり、もはや「常識を疑う」ことについて、思考停止で受け止めてはいないでしょうか。
確かな実践に定評のある土居先生は、「常識」を「適切に」疑うことの重要性を訴えます。
本書では、適切な疑い方で「常識」を乗り越えていくために、「常識」の性質をきちんと定義し、「常識」を疑うとはどのようなことかを一から見直しています。
本書では「常識」を「明文化されている、されていないに関わらず、多くの教師が『これはそういうものだ』『これはこうやるものだ』と捉えている説」と定義します。
そのうえで、「手法常識」や「概念常識」といった種類、明文化されている「常識」、されていない「常識」などと分析していき、疑うべき「常識」をあぶり出しています。

この「常識」のメリット・デメリット、いくつ説明できますか?
――「常識」にもよさがある

「常識」を疑うときの大前提は「常識=悪」ではないということです。
「常識」が「常識」となった背景には大きな長所があるはずなのです。
土居先生は、「常識」を疑い、乗り越えるときにはよさにも必ず目を向けるべきだと主張します。
「常識」の一般的なよさとして、①一定の効果がある、②持続可能であることを挙げ、「常識」を冷静に見ることをすすめます。
一方で、このよさと表裏一体をなす危険性として、①一定の成果しか出ない、②教師の思考停止を招くことを挙げています。
よさと危険性、どちらにも目を向けた上で、「常識」の乗り越え方を考えるのです。
さて、あなたはこの「常識」のメリット・デメリットをいくつ説明できますか?

・初発の感想を書かせる授業
・「自由に書いてごらん」という作文指導
・「音読はゆっくり気持ちを込めて」という音読指導
・段落構成図を使った説明文の授業

あなたなら、この「常識」をどのように乗り越えますか?
――土居先生が実際に乗り越えた「常識」を見る

本書の後半部分では、土居先生が実際に乗り越えた国語授業の「常識」を紹介します。

・初読で問い(疑問)を出させる
・三次で文章内容にあった説明文を書かせる
・音読指導では難しい漢字の読みを重視する

など、土居先生が「常識」にどのように気づき、どういったよさと危険性を認識したうえで、乗り越えてきたかを詳らかにします。
「常識」の疑い方や実践改善の考え方が分かるほか、本書で提示される「常識」をいま現在行っている先生にとっては、具体的な改善方法を知る機会にもなるはずです。

***
土居先生は本書を通じて、実践改善の心構えや方法だけでなく、教職の魅力やおもしろさも語っています。
「常識」を乗り越え、目の前の子どもの成長を実感できることこそが、教師にとって一番の喜びなのではないでしょうか。