社会科実践の追究
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商品説明
「古書」は先人との出会いであり、先人との対話である。
古書をめくるその手には、先人の知恵と未来への願いが宿る。
歴史に残る社会科実践を追究する。
本書の概要
前作『社会科教材の追究』の続編。今回は、厳選された22冊の「古書」から、歴史に残る「社会科実践」を取り上げて解説します。古書を通じて、社会科教育とは何か、社会科授業とは何かについて言及した一冊です。
本書からわかること
社会科の王道
古書を読み解くことは、教育者としての鋭敏な観察力や深化する学びの姿勢を育む機会であり、過去の知恵との対話から、現代の教育課題に新たな洞察をもたらす機会でもあります。本書では、古書を理解し、実践に活かすためのアプローチや方法を提案します。内容は「本書について」「本書の価値」「本書から得た学び」という構成になっています。古書の概要や,執筆者がどこに価値を見出したのか,どのような学びを得て何をどのように今に受け継ぐべきかなどを詳細に述べています。これによって,古書のどの部分をどのように授業や実践に活かせるのかを明らかにします。
社会科教師の方にとって、必読書と言えます。
厳選された名著の旅
名著を切り口に、戦後から現在に至るまでの社会科教育を俯瞰し、今なお、その圧倒的な熱量を肌で感じ取ることができます。「初期社会科」「授業実践」「方法論」「内容論」といったシーンを分類し、社会科教育の壮大な旅を体験できます。
22の学びの種(取り上げ書籍)
・重松鷹泰(1955)『社会科教育法』誠文堂新光社
・江口武正(1956)『村の五年生』新評論社)
・河崎かよ子[編](1989)『からだで学ぶ地図の学習−子どもの空間認識を深める−』日本書籍
・安井俊夫(1994)『社会科授業づくりの追求─子どものものに実現していく道─』日本書籍
・山崎林平・加藤寛道・長岡文雄・糸井清(1976)『社会科のゆさぶり発問』明治図書出版
・大森照夫[編著](1978)『新しい社会科指導法の創造 基本類型と実践例』学習研究社
・日台利夫(1981)『社会科授業技術の理論』明治図書出版
・山崎林平(1985)『社会科個別指導入門』明治図書出版
・有田和正(1988)『社会科発問の定石化』明治図書出版
・岡﨑誠司(1995)『社会科の発問 if-thenでどう変わるか』明治図書出版
・山口康助[編](1963)『社会科指導内容の構造化─目標・内容・方法の統合的把握とその実践―』新光閣書店
・有田和正(1982)『社会科教育全書18 子どもの生きる社会科授業の創造』明治図書出版
・森分孝治(1984)『現代社会科授業理論』明治図書出版
・杉浦健支(1988)『生活教材を生かす社会科授業』黎明書房
・山田勉(1989)『しなやかな授業─子どもの学習力を育てる─』黎明書房
・山根栄次(1990)『「経済の仕組み」がわかる社会科授業』明治図書出版
・岩田一彦[編著](1991)『小学校 社会科の授業設計』 東京書籍
・岩田一彦[編著](1993)『小学校 社会科の授業分析』 東京書籍
・𠮷川幸男・山口社会科実践研究会(2002)『「差異の思考」で変わる社会科の授業』明治図書出版
・上田薫・水戸貴志代・森長代(1974)『カルテを生かす社会科 教師の人間理解の深化』国土社
・長岡文雄(1975)『子どもをとらえる構え』黎明書房
・築地久子(1991)『生きる力をつける授業』黎明書房
こんな人におすすめ
・社会科教育のこれまでの歴史を知りたいという先生
・授業をもう一歩深みのあるものにしたいという先生
・社会科教師として、胸を張って実践を語りたいという先生