算数授業研究 No.149 自立した学び手の育成につながる評価
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商品説明
『算数授業研究 No.149』編集後記より
◆本誌の特集で「評価」を取り上げるのは,第34号(2004年)以来ではないかと思う。その号の特集題は「『考える力』の評価はどうあるべきか」。読み返してみたが,当時とは違う視点で読むことができた。今回は,第34号の特集を企画した山本良和先生にもご執筆いただいた。子どもが学習対象に初めて出合う場でこそ「思考・判断・表現」する姿を見取ることができる。これを意識して授業設計をしていきたい。
◆今井むつみ先生には,言語心理学の見地から貴重なお話を伺うことができた。人間は時間が経つと忘れてしまう。そういう認識で,関連付けていく学習を楽しく繰り返すことを心がけたい。また,数感覚を豊かにしていくことの重要性を改めて認識した次第である。あっという間の楽しい1時間半であった。
◆本号の編集作業が最終段階に入った頃,訃報が入ってきた。本校OBの手島勝朗先生ご逝去の知らせである。読者の皆さんもご存じだと思うが,全国算数授業研究会を立ち上げた初代会長であり,本校の研究企画部長なども歴任された。これまでのご指導に感謝申し上げるとともに,心よりご冥福をお祈りいたします。合掌。
(筑波大学附属小学校 夏坂哲志)